桜の木に毛虫が発生する時期はいつからいつまで?
お花見の時期も毛虫はいる?
刺された時の応急処置は?
その疑問、解消します!
毛虫に刺されたわたしの体験談、
桜に毛虫がいる理由、
毛虫が大量発生する時期、
適切な対処法も含めて、
わかりやすくお伝えします。
桜の木に毛虫が発生する時期はいつから?
毎年、桜の季節になると、
近所を散歩しながら眺める桜に
「日本に生まれて良かったなぁ」
としみじみ感じます。
やがて葉桜に変わり、
それもまた四季の移り変わりで味わい深いものがあるのですが、、、
桜の木って毛虫がいるんですよね (゚´ω`゚)
しかも、毛虫は時として大量に発生することもあって、
虫が苦手な人となると、
「桜は虫がわくから近づかない」
「桜といえば毛虫、お花見なんてムリムリ」
なんてことを言ったりするんですが、
嫌われている毛虫側も、
いつでも出てくるわけではありません。
お花見の時期に毛虫はいる?
毛虫はお花見真っ盛りの頃合いにはほとんど見かけないもので、
桜の木に毛虫が本格的に出てくるのは葉桜の頃からです。
というのも、
毛虫は桜の若葉を食べるので、
基本的にお花見の時期にはまだ卵からかえっていないんですね。
もし卵からかえっていたとしても、
毛虫はある程度成長するまでのあいだは、
木の幹のすき間などで、
桜の木に葉がつくのをじっと待っているのです。
毛虫が発生する時期は、
桜の木が葉桜になった頃から。
なので、お花見の時期に毛虫の心配はほとんど無用。
ですが、お花見シーズンの桜の木に毛虫が皆無というわけではありません。
「桜の開花が始まってから満開までは毛虫が大量発生することはない」
というだけで、
まれに風に飛ばされた毛虫がポロリと落ちてくることもあります。
毛虫が苦手な場合には、
風の強い日のお花見は避けたほうがよいかもです。
桜の木から離れて、
ちょっと遠目で楽しむのもいいですね。
桜の木に毛虫が発生する時期はいつから?
毛虫が発生する時期の目安は、
桜の木が葉桜を迎える頃でしたね。
◇ 葉桜について詳しくはこちら。
・桜が葉桜になる時期は?時候の挨拶で4月に使う時の例文と注意点
桜の花が散り出すと毛虫の餌となる葉が出てくるので、
毛虫も枝先まで移動してきます。
桜の開花時期は地域によって違ってきますが、
関東なら、4月下旬あたりには自然と毛虫も姿を現すようになります。
発生する時期は地域や毛虫の種類によって多少異なりますが、
湿度が高くジメジメした梅雨時は、
毛虫にとって最適な環境が続く時期なので、
一気に活発化することがあります。
ご存知のように、毛虫は蛾の幼虫で(一部チョウのものもありますが)、
蛾は産卵する時に子どもが孵化してからすぐに食事にありつけるように、
エサがある場所に産卵します。
桜につく毛虫は桜の葉をエサとするので桜にいるわけです。
産卵期は蛾の種類によって異なるため、
毛虫は必ず春の時期に発生するとは言い切れません。
春に発生する毛虫や夏に発生する毛虫があります。
子どもの頃、
夏休みに桜の葉っぱの裏に蛾の卵を見つけて家に持ち帰り、
母に思いっきり叱られたことがありますが^^;
産卵期によっては秋に現れてくる毛虫もあります。
桜の木に毛虫が発生する時期はいつまで?
たとえば関東なら、桜の木に毛虫が発生する時期は4月下旬あたりから5月にかけて。
そこから暖かい日が続く9月頃までが毛虫の旬(?)のシーズンです。
気温が上がり暖かくなってくると毛虫の活動も活発になり、
特に梅雨時の6月は、
桜の木のみならず毛虫にとっても恵みの雨となります。
初夏の柔らかい若芽は毛虫の大好物なので、
この時期の桜の木にはたくさんの毛虫が。。。
もともと桜の木というのは、多くの虫に利用される樹木です。
虫たちは蜜や花粉を集めたり食べたり、
樹液を食べたり、
桜の木を棲み家にしたりと、
様々な形で利用しています。
そのなかで、桜の木の葉っぱを食べるのが毛虫です。
もっとも毛虫の活動が活発になり、大量発生する時期は6月から8月とされています。
夏の暑い日差しの下、
桜の木に毛虫がモゾモゾと這っている姿がよく見られます。
毛虫は意外と長期間見かける虫で、
11月頃までその姿を目にすることが出来ます。
毛虫に刺された時の応急処置は?
わたしは毛虫にかぶれて病院通いをしたことがあります^^;
毛虫といってもすべてが毒をもっているわけではないんですが、
毛虫を見つけたなら、むやみに手を触れないことが重要です。
そもそも毛虫は向こうから攻撃してくることがないので、
間違って触れない限りは、
刺される心配はないように思いますが、
街なかでも風で落ちてくることもあります。
よく、
「毛虫に刺された」
という言い方をしますが、
毛虫は蚊のように刺してくるのではなくて、
毛虫の「毛」に毒があるのです。
前述のようにすべての毛虫が毒をもっているわけではありません。
実際には、
有毒な毛(毒毛針)を有する一部の毛虫に触れた場合にだけ皮膚炎を生じます。
わたしの場合は、
毛虫に触れた覚えは全然なかったのですが、
ある夏の日、突然、
腕に激しいかゆみが起きて、
赤いブツブツがあっという間に広まりました。
痒みもさることながら、
半袖だと他人の視線も気になるので皮膚科を受診したところ、
お医者さんは一目見るなり、
「毛虫です」
と。
「桜や楓やクスノキのそばに行きましたか?」
そういわれてみれば、
どれも家の周りにある樹木だし、
日差しから逃れるために木陰を通っています。
それを伝えると、お医者さんは
「日除けに木陰を歩いて毛虫に刺される人は多いんですよ」
と言って、塗り薬を処方してくれました。
わたしのように、
毛虫に触れた覚えがなくても皮膚炎を生じるケースはよくあるそうで、
都心部や市街地ではツバキやサザンカにつく毛虫の被害も多いとのこと。
特に夏場など肌の露出が多い時期は注意が必要ですね。
もし毛虫に刺されたら?
毒を持つ毛虫の「毛(毒毛針)」は、
触ると簡単に折れて皮膚の中に刺さったままになってしまいます。
ゴシゴシ拭いたりすると他の場所に付着して、
さらに広がることにもなりかねませんので、
落ち着いて対処しましょう。
毒針毛に触れた場合は応急処置をすることで、
被害を最小限に留めることができます。
1. ガムテープやセロハンテープなどで皮膚に付着した毒毛針を取る
2. よく泡立てたセッケンとシャワーで洗い流す
3. あれば市販の虫刺され薬を塗る
応急処置をしたあと重要なのは、「患部をかかない」こと。
痒いからと言ってかくと、発疹が広がります。
氷や保冷剤を患部にあてると痒みが和らぎます。
抗ヒスタミン系の塗り薬を塗ると、痒みと炎症が治まりやすいので、
手元にあれば塗って、
症状が強い場合は迷わず皮膚科を受診しましょう。
毛虫に刺されたわたしの経験談
毛虫に刺された時のわたしの経験談をお話しますね。
上述のように、
まず毛虫という自覚がなかったので
応急処置をしていませんでした。
腕に強い痒みが生じた時、
最初はボリボリかいていたのです。
そのせいもあって毛虫の毒毛針が、
皮膚のあちこちに付着したのだと思います。
「かいてはいけない」
と思っても、
ついつい手が伸びて患部を触ってしまい、
結果として一気に症状が広がっていき。
それと同時に痒みの強度も増していきました。
腕ってかきやすいんですよね^^;
そうこうしているうちに、
素人目にも、とてもじゃないけど自然に治るとは思えないような見た目になりました。
発症の翌日に皮膚科専門医を受診して、
毛虫が原因だということがわかり、
自覚がなかっただけにとても驚きましたが、
原因がわかったことで安心もしました。
眠れないほどの強い痒みは、
ステロイドの塗り薬を処方していただきようやくおさまりましたが、
症状が重度の場合はステロイドの内服薬も併用して治療することもあるそうです。
もし少しでも不安な場合は、
すぐにお医者さんに診てもらうことをおすすめします。
桜の木に毛虫が発生する時期は?刺された時の応急処置 体験談もご紹介! まとめ
桜の木に毛虫が発生する時期は葉桜の頃から秋くらいまで。
毛虫は桜の若葉を食べるので、
桜の開花が始まってから満開までは、
毛虫が大量発生することはありません。
4月下旬あたりには自然と毛虫も姿を現し、
6月から8月は大量発生する時期です。
毛虫は長期間にわたって見かける虫で、
11月頃まで現れます。
すべての毛虫に毒があるわけではありませんが、
もしも毛虫に刺されたら、
応急処置をすることで被害を最小限に留めることができます。
1. ガムテープやセロハンテープなどで皮膚に付着した毒毛針を取る
2. よく泡立てたセッケンとシャワーで洗い流す
3. あれば市販の虫刺され薬を塗る
症状に不安がある場合はすぐに皮膚科を訪ねましょう。
散歩中のワンちゃんも毛虫に刺されることがあるのだとか。
半袖の時期、桜並木や街路樹があるところのお散歩は上着をはおるなどして、足元や上の方にも気をつけてくださいね。
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