生の枝豆の保存方法は?
常温と冷蔵庫と冷凍で日持ちはどうなる?
生の枝豆を保存する時のポイントは?
その疑問、解消します!
生の枝豆を長持ちさせるための注意点、
生の枝豆を冷凍するメリット、
冷凍枝豆の簡単な茹で方も含めて、
わかりやすくお伝えします。
生の枝豆を保存するには?
友人の実家が枝豆(えだまめ)を作っていて、
毎年夏になると、収穫したての枝豆をドッサリ届けてくれます^^
枝豆、おいしいですよね。
枝豆は大豆を未成熟で緑色のうちに枝ごと(茎ごと)収穫したものです。
なので、完熟すると「大豆」になります。
枝豆の旬は6月~9月、
特に7月~8月がピークなので、
ビールと枝豆は夏の定番、
夕涼みにはピッタリの組み合わせです。
食べだすと手が止まらなくなる枝豆ですが、
生の枝豆はあまり日持ちはしません。
収穫するやいなや、
どんどん栄養が奪われていくので、
保存するには工夫が必要です。
枝豆は鮮度が命。
枝豆が手に入ったら
すぐに茹でて食べるのがベストなんですが、
なかなかそうもいきませんよね。
生の状態で保存するには3つの方法があります。
- 常温で保存する
- 冷蔵庫で保存する
- 冷凍庫で保存する
保存したい枝豆が枝付きのものなら、
枝付きのまま保存します。
枝豆は茹でる直前まで枝から外さないほうが
風味が落ちないからです。
枝豆の保存を常温でするには?
結論からいうと、
枝豆は常温保存に向いていません。
生の状態で置いておくと枝豆自身の糖分の分解により、
糖分が失われていくので
時間が経つにつれて風味や栄養が落ちてしまいます。
また、
夏場の高い気温も相まって
急速に鮮度が落ちることで
すぐに傷んでしまいます。
どうしても常温保存しなければいけない時は、
枝豆を湿らせたキッチンペーパーや濡らした新聞紙にくるみ、
その上から新聞紙で包んで、
冷暗所で保存します。
保存期間:日持ちの目安は?
保存する場所にもよりますが、
常温で枝豆を保存する場合は1日程度、
せいぜい一両日が限度です。
気温の高い夏場は、
時間が経つにつれてどんどん劣化していきます。
できるだけ早く茹でて食べるか、
冷蔵庫や冷凍庫で保存しましょう。
枝豆の保存を冷蔵庫でする方法
枝豆を冷蔵庫で保存する場合は野菜室に入れます。
枝付きのものなら枝ごと濡れた新聞紙に包み、
その上から乾いた新聞紙に包んで保存します。
野菜室にスペースがあれば、
立てて保存するほうが日持ちします。
枝つきのままだと野菜室に入らない場合は、
枝豆の部分をカットして保存することもできます。
枝付きの保存の仕方と同じように、
濡れた新聞紙に包んでから
ジップロックなどのビニール袋に入れて保存します。
はじめから枝なしの生の枝豆も同様です。
保存期間:日持ちの目安は?
冷蔵庫で枝豆を保存する場合は3日が目安です。
時間がたつと甘みが消えて
日に日に劣化してゆくので、
できるだけ早めに食べましょう。
枝豆の保存を冷凍でする方法
生の枝豆の保存方法として一番のおすすめが冷凍庫です。
1番の理由は、
枝豆の鮮度が保たれることで、
枝豆に含まれる栄養価が失われにくくなるからです。
枝豆には夏バテや二日酔いに効果がある、
『オルニチン』
という栄養素が豊富に含まれています。
オルニチンとは、
生体内で肝臓の働きをサポートするアミノ酸です。
よく
「二日酔いにはシジミのオルニチン効果」
なんて言われてるあのオルニチンです。
オルニチンは肝臓の働きをサポートすることから、
疲労回復や、
成長ホルモンの分泌を高めて免疫力をアップさせる、
などの効果があります。
これらの効果によって基礎代謝も上がることから、
美肌作りやダイエット、
生活習慣病予防にも効果が期待できると言われています。
優秀なオルニチンですが、
枝豆は収穫後も生きて呼吸をしているので、
代謝が進むとオルニチンもそれにつれて消費されてしまいます。
常温保存のところでも少し触れましたが、
枝豆自身が糖分を分解して代謝しているので、
冷蔵庫くらいの温度でも生きているのです。
枝豆を冷凍すると一種の冬眠状態になるので、
代謝も止まります。
冷凍することでオルニチンを始めとする枝豆の有効な栄養価が、
そのまま残るというわけです。
また、
枝豆は茹でてから冷凍するより、
生のまま冷凍するほうがおいしくいただけます。
茹でてからの冷凍には、
解凍したらすぐに食べられる便利さがありますが、
生のままの冷凍は
茹で加減を調整したり冷ましたりする手間もなく、
保存方法も簡単です。
たくさん手に入ったり食べきれないときは、
鮮度の良いうちに生のまま冷凍保存しましょう。
枝豆の冷凍保存の手順
枝豆の冷凍保存のやり方は簡単です。
枝付きのものは枝豆の部分をカットして枝から外します。
1. 生の枝豆を軽く洗って水気をきる
2. ジップロックなどの冷凍保存袋に入れ、
3. 袋の中の空気を抜いて、
4. 口を閉じる
これだけです。
洗った後の水気はキッチンペーパーなどでしっかり拭き取ってから、
冷凍保存袋に入れるようにしてくださいね。
冷凍保存袋に入れた枝豆はなるべく平らにして、
急速冷凍するのがおすすめです。
急速冷凍ができない冷凍庫の場合は、
冷凍保存袋をアルミホイルで包むと熱伝導率が高くなって、
急速冷凍と同じような効果が得られます。
保存期間:日持ちの目安は?
冷凍で枝豆を保存する場合は1ヶ月が目安です。
冷凍していても冷蔵庫で保存するのと同じように、
日に日に劣化してゆきます。
できるだけ早く茹でて食べましょう。
食べる時はどうするの?
冷蔵庫に戻して解凍するか、
凍ったまま調理します。
冷凍枝豆のおすすめの茹で方
わたしの冷凍枝豆の茹で方をご紹介しますね。
枝豆を解凍せずに冷凍のまま茹でるやり方です。
■ 冷凍した枝豆の茹で方
沸騰したお湯(塩は入れない)に冷凍のままザッと入れて、
お湯が再度沸騰してさやが綺麗な色になったら、
一粒とって硬さ加減を見ます。
茹で上がったらざるに取って、
温かいうちに塩を振って、
全体をざるごと振りながら塩をまわします。
お水で冷やしたりしないで、
そのまま放置して自然に冷まします。
枝豆を茹でる時は生の場合も冷凍の場合も、
お湯に塩は入れません。
枝豆はザルに上げてから塩を振るほうが、
お湯に塩を入れるよりも豆の甘みが残りますし、
色も黒く変色せず綺麗な色のままいただけます。
枝豆を茹でる時のコツは味見をしながら硬さ加減を調節すること。
茹で時間はお好みで調整してくださいね。
生の枝豆の保存方法!常温と冷蔵庫と冷凍の日持ちを比較 おすすめは? まとめ
生の枝豆を保存する方法は3つあります。
- 常温で保存する
- 冷蔵庫で保存する
- 冷凍庫で保存する
生の枝豆の日持ちは常温で1日程度、
冷蔵庫で3日程度、
冷凍庫で1ヶ月が目安です。
枝豆は旬が短い食材で、
旬が短いということは
それだけ傷みやすいということでもあります。
どんどん栄養や風味が落ちていくので、
生の枝豆を保存する場合は冷凍保存がおすすめです。
冷凍した枝豆は冷凍のまま茹でることができます。
枝豆は手に入れたらその日のうちに食べるのが
一番おいしい食材ですが、
保存方法を工夫することで日持ちさせることができます。
夏の時期ならではの枝豆、
ムダにすることなくおいしく食べたいですね。
◇ 枝豆の栄養と効能についてはこちらにまとめています。
・枝豆にダイエット効果?カロリーと糖質 栄養でわかる意外な効能!