土用波とはどんな波?いつ起こるの?危険な波と言われる理由は?

土用波とはどんな意味?いつ起こるの?危険な波と言われる理由は?

土用波とは?

どんな意味や由来があるの?

いつ起こる?

危険な波と言われる理由は?

時期は土用の間だけ?

その疑問、解消します!

土用波と台風の関係、

土用波の特徴と仕組み、

昔の人々の伝承、

土用波という言葉が使われる季節も含めて、

わかりやすくお伝えします。

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土用波とはどんな意味?

子どもの頃、夏休みになると
親に海水浴に連れて行ってもらうのが楽しみでした。

海で泳ぐのが好きな父は、
好んで家族を連れて行きましたが、
いつも祖母から

土用波に気をつけるんだよ」

と言われてました。

空は晴れて風もないのに
海岸に高い波が打ち寄せてくることがあります。

この波を『土用波』といいます。

土用波は、はるか遠くの
南の海上で起こった海面の乱れが、
うねり(高い波)となって海岸に届くもの

海面の乱れというのは台風によるもので、
台風の強い風によって引き起こされます。

つまり、
土用波とは台風から届く高波のことです。

たとえば、1日前に太平洋や
フィリピン海沖で台風が発生したとします。
台風自体が日本に上陸しなくても、

その影響で1日後の今日、
大きな波となって太平洋側沿岸に
到達するのが土用波です。

土用波は台風の本体よりも速く届き、
はるか1500~2000km離れた日本の海岸まで
押し寄せて来ます。

通常の波は時速15~20キロ程度ですが、

台風の力でうねりを生んだ波は時速30キロ以上、
猛烈な速さで進んできます。

土用波の仕組み

波には、風が強いほど、
長く吹き続けるほど、
吹く距離が長いほど高くなる
という3つの発達条件があります。

時間を掛けてやってきた波は
小さな波を飲み込みながら発達していく
という性質があるため、その結果、
大きな波(土用波)が生まれるという
仕組みになっています。

土用波は沖にある時は
あまり目立ちませんが、
海水浴場のような遠浅の海岸に入ると
突然波が高くなるので注意が必要です。

土用波の危険性

青い夏空が広がっていて
お天気が良かったりするので
つい油断してしまうのですが、

土用波は急にやってきて、
海水浴やサーフィン、
防波堤などで釣りを楽しんでいる人も
一気に高波にさらわれることがある、
とても危険な波です。

台風自体は遠くにあるため雨も風もなく
一見、絶好の海水浴日和に思えます。

ですが、土用波が生じると
通常の2倍~3倍くらいの大波が
海岸に打ち寄せるので、
事前に知っておかないと
命にかかわる事態となります。

波がないと思っていると
突然の大波に飲み込まれたり、
足をさらわれたりするので
とても危険なのです。

土用波はその場所の天気には関係ないので、
気象情報をチェックするのが重要です。

台風が日本の南にある時は
土用波に気をつけて
海のレジャーを楽しんでくださいね。

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土用波はいつ起こる?

土用波の「土用」は
『土用の丑の日』の土用と同じです。

土用の丑の日は
うなぎを食べることで知られてますよね。

「土用」には、
季節の変わり目』の意味があり、

立春・立夏・立秋・立冬の前に
それぞれ土用の期間があります。

中でも有名なのが夏の土用で、
立秋の前日までの約18日間を指しています。

土用波は夏の土用(立秋の直前)なので
時期的にいうと、

7月20日~8月6日頃に起こる大波

ということになります。

ちょうど海のレジャーまっ盛り、
海水浴もピークの時期ですね。

この時期は各地で梅雨開けしており、
太平洋上で台風は起きてるものの
日本では晴れの日が多い時期ですが、

古くから漁師さんたちの間では
この夏の土用の期間に

よく晴れているのに海が荒れる

ということが知られていました。

そのため、海のプロ漁師さんたちは
土用のあたりは警戒して漁に出ていました。

それが、

土用には大波が来る

と言い伝えられ、

土用の時期の
7月20日~8月6日頃に起こる大波を
『土用波』と呼ぶようになったわけです。

今は気象学の発達に伴って、
土用波の原因は
遠方にある台風からのうねりと
判明していますが、

昔の人々から続く伝承は、
迷信だと馬鹿にしないほうが良い
という典型例ですね。

土用波の時期は夏の土用だけ?

8月の半ばを過ぎても
テレビやニュースなどで
土用波を注意する声を聞くことがあります。

土用波は時期的にいうと、
『7月20日~8月6日頃に起こる大波』
だとお伝えしましたが、

気象庁では昔から、夏から秋にかけて
太平洋に面した海岸に押し寄せる
高い波(うねり)を土用波と呼んで
注意を促してきました。

今は土用という言葉の定義にとらわれず、

夏から秋にかけて
太平洋上の台風の影響で発生する高波

といった意味合いで使われているようです。

夏が終わり9月に入って
防波堤で釣りをしていた人が

「急な高波にさらわれた」

といった事故のニュースを
時折耳にすることがありますが
その中には土用波も含まれていると思います。

なので、

「土用の時期が過ぎたら安全だ」

などと思わずに、
海に出かける時は必ず
台風の有無や大波注意報を
確認しておきましょう。

土用波とはどんな意味?いつ起こるの?危険な波と言われる理由は? まとめ

土用波とは台風から届く高波のことです。

土用波は台風の本体よりも速く届くので
空は晴れて風もないときでも
海岸に高い波となって打ち寄せてきます。

土用波が生じると
通常の2倍~3倍くらいの大波が
海岸に打ち寄せるので大変危険です。

土用波は時期的にいうと、
『7月20日~8月6日頃に起こる大波』
ですが、

今は土用という言葉の定義にとらわれず、

「夏から秋にかけて
太平洋上の台風の影響で発生する高波」

といった意味合いで使われているようです。

この時期の海は穏やかなようでも、
実際、恐いところも有ります。

寄せては返す見慣れた波が突然、
大きな土用波となって飛沫をあげながら
打ちつけてくるのは珍しくありません。

海で遊ぶ時は特に気をつけて
事前に気象情報をチェックしてくださいね。

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