冷奴の名前の由来は?奴とはどんな意味?冷やし豆腐と呼ばない理由!

冷奴の名前の由来は?奴とはどんな意味?冷やし豆腐と呼ばない理由!

豆腐の冷奴、名前の由来は?

温めると湯豆腐なのに冷奴というのはなぜ?

冷奴の「奴」ってどんな意味?

その疑問、解消します!

豆腐を「奴」と呼ぶ理由、

奴が担っていた役割、

奴と豆腐の関係、

奴がモチーフとなったものも含めて、

わかりやすくお伝えします。

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冷奴の名前の由来は?

ひんやりした涼しさを運んでくれる冷奴は、
夏の食卓には欠かせない一品です。

冷奴とは、よく冷やした豆腐を
醤油と薬味などで食べる夏向きの料理のこと

ネギやショウガやカツオ節をのせて、
醤油をたらりとかけるだけで
お酒のお供に、ごはんのおかずに
暑い時期でも箸がすすみます。

冷奴は火を使わなくて良い上に、
豆腐のお値段はお財布にも優しく、

なんといっても薬味や調味料だけで
いろんなアレンジがきくのは嬉しい限り。
和風・中華・洋風と、
世界各国の味が楽しめます。

なぜ冷奴という名前なの?

豆腐を温めて食べるのは「湯豆腐」。

湯豆腐と反対に冷やして食べるのは「冷奴」。

このネーミングの違いはどこからきているのでしょう。

そもそも冷奴というものは
冷やしてある冷たい豆腐なんですから、

「冷や豆腐」とか「冷え豆腐」とか

「冷やし豆腐」といったように

「豆腐」をつけて呼んでもいいようなものですが、

なぜ「豆腐」を使わずに
「冷奴」という名前なのか、
不思議といえば不思議ですよね。

豆腐には「(やっこ)」という別名もあります。

冷奴の名前の由来は
冷やした「奴(やっこ:豆腐)」だから『冷奴』

豆腐を「奴(やっこ)」と呼ぶのは、
江戸時代、大名行列の先頭を
槍などを持って歩く『奴さん』の
着物の模様からとった、
というのが通説になっています。

調べてみると、湯豆腐もまた
「煮奴」とか「湯奴」と呼ばれたようです。

豆腐と奴さん、
どのような関係があるのでしょうか。

冷奴の奴とはどんな意味?

子どもの頃、折り紙で
『やっこさん』
を作ったことはありませんか?

あのやっこさんが冷奴の『奴(やっこ)』です。

奴さんは武家の使用人で、

江戸端唄として
日本舞踊やお座敷の演目の定番曲、
『奴さん』にも登場します。

♪ エー 奴さん どちらに行く ハア コリャコリャ. 旦那 お迎えに さても 寒いのに 供揃い.

江戸時代、
このような武家に奉公する人たちのことを

「奴」

と呼んでいました。

奴たちの仕事は、
武士が参勤交代などで
出かける時の雑用をしたり
荷物持ちをしたり

また、
槍持ち奴(やりもちやっこ)」
として、
大名行列の先頭を歩くことでした。

「槍持奴」というのは
大名行列の先頭グループで
槍や挟み箱を持つ役のことです。

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槍持奴が着ていた着物(半纏)には、
四角い模様が描かれていました。

その四角い模様から、
当時の江戸の庶民のあいだで
食材を四角く切ることを

奴に切る

と言うようになりました。

豆腐は出来上がりを四角く切って販売します。

また、豆腐を食べるときも四角く、
さいの目に切って食べたりします。

豆腐は作るときも食べるときも
「奴に切る」わけですね。

そこから豆腐のことを
「奴(やっこ)」と呼ぶようになり、

冷やした豆腐のことを
「冷奴」
と呼ぶようになったという説があります。

ちなみに、

空にあげる凧(たこ)の種類に
奴凧(やっこだこ)と呼ばれるものもありますが、

この奴凧のモチーフになっているのも
大名行列の「槍持奴」の着物が由来しています。

奴凧の図柄には、奴さんが
袖に白い四角い大きな紋のついた着物を着て描かれています。

冷奴の名前の由来は他にも

冷やした豆腐が冷奴と呼ばれるようになった由来には諸説あり、

最も有力なのが前述の、
大名行列の先頭を行く奴さんの
着物の模様が四角だったという説ですが、

冷たい」という言葉が
由来しているという説もあります。

「冷たい」を意味する、
「冷やっこい」が転じて冷奴になった、

というものです。

この説に似たものでは、

冷やした豆腐を口にすると
「ヒヤッ」とすることから、
「ひやっこ」⇒「ひややっこ」となった、
という説があります。

他にも、
もともと「冷ややか豆腐」と呼ばれていたのが、
「冷ややか奴」となり、
それがなまって「ひいややっこ」、
そこから「ひややっこ」となった、
という説もあります。

冷奴の名前の由来は?奴とはどんな意味?冷やし豆腐と呼ばない理由! まとめ

豆腐には「奴(やっこ)」という別名があり、

冷奴の名前の由来は
冷やした「奴(やっこ:豆腐)」、
だから『冷奴』です。

冷奴の「奴」は、
江戸時代、大名行列の先頭を
槍などを持って歩く奴さん(槍持奴)からきています。

奴さんたちの着物には
四角い図柄の模様が描かれていました。

そこから、江戸の庶民のあいだで
食材を四角く切ることを

「奴に切る」

と言うようになり、

豆腐のことを「奴(やっこ)」と呼ぶようになりました。

冷奴の名前の由来には諸説ありますが、
この奴さんが関係する「冷奴」の説が有力です。

豆腐の歴史は古く、
中国で生まれ日本に入ってきたのは、
奈良時代の遣唐使によってです。

はじめは寺院などで
精進料理として使われていたものが
上流階級で食されるようになり、
やがて江戸時代の中頃には
庶民のあいだで好んで食べられるようになりました。

長い歴史のある豆腐は
良質なタンパク質を多く含む優秀食材です。

手早く涼がとれて
ヘルシーで、
かつ栄養価も高い冷奴、
薬味と調味料で変幻自在に楽しめるのも、
ありがたいですね。

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