蚊に刺されるとかゆいのはなぜ?かゆみが続くのはどうして?

蚊に刺されるとかゆいのはなぜ?

かゆみの原因は?

かゆみが続く理由は?

かゆみが広がるのはどうして?

その疑問、解消します!

蚊に刺された時に起こる症状と蚊の唾液の関係、

蚊が吸血する時のメカニズム、

長引くかゆみの仕組みも含めて、

かりやすくお伝えします。

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蚊に刺されるとかゆいのはなぜ?

夏になると花火大会やバーベキュー、
海水浴にサマフェスと
楽しい行事が目白押しですが、

そんな屋外のレジャー時に
気をつけたいのが虫刺されです。

寝ている時に突然やってくる
「ぶ~ん」
というの羽音もイヤなものですよね。

アウトドアで、寝ているあいだに、と
夏に多い蚊による虫刺され。

日本にはなんと、
約100種類にも及ぶ蚊がいるといわれ

その中でも人を刺して血を吸うのは
アカイエカ、ヒトスジシマカなど
およそ20種類です。

飛んでいる蚊を見て、すぐ蚊の種類が
わかるわけでもないですが、
叩いて殺したときなどに見てみると

アカイエカは赤みがかった色をしていて

ヒトスジシマカは、お腹の部分が
白と黒の縞模様になっています。

蚊に刺されるとどうしてかゆい?

蚊に刺された時に起こる症状は、
蚊の唾液によるアレルギー反応です。

子どもの頃は、
蚊に刺されてかゆくなるのは
蚊から出る何か、分泌物のようなもの?
が付着するからかゆくなるのだと思っていました。

ですが、かゆくなる原因は
虫が出す「何か」のせいではありません。

蚊に刺されてかゆくなるのは
蚊が人間のからだから
血を吸い上げる時のメカニズムにあります。

蚊が人間の血を吸い上げる時の針は、
全部で6本あるといわれています。

あんな小さなからだに6本の針とは
驚きですが、

刺している時には6本すべての針を
使っています。

皮膚の中へねじこむ針、
血液を吸い上げる針、
さらには唾液を流し込みながら
血が固まらないようにする針など
それぞれの針に役割があります。

蚊はヒトの皮膚に止まって針を刺すと同時に

吸血の最中針が詰まらないよう
唾液でヒトの血液が固まらないための成分も送り

最後に血液を吸い上げるのです。

蚊の唾液は、人間にとっては異物なので
体内に入ってくると、
からだは異物を排除しようと反応を起こします

これがアレルギー反応と呼ばれる、
ヒトに本来備わっている防御反応です。

人間の身体は
何かに対するアレルギーがあると
ヒスタミンを生産します。

ヒスタミンというのはタンパク質の一種で

炎症を引き起こし、
白血球が外部からの侵入者と戦えるよう
毛細血管を拡げます。

症状としてはかゆみや赤み、
腫れが起こります。

つまり、
蚊に刺されて皮膚が赤く腫れたり、
かゆくなったりするのは、
このヒスタミンのせいなのです。

かゆみを感じることによって、
わたしたちは異常が起きている場所がわかります。

かゆみは体を守る防衛反応のひとつとも言えますね。

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蚊に刺されたかゆみが続くのはどうして?

蚊にさされても、大人の場合、
しばらくするとかゆみが静まりますが、

小さな子どもの場合、
翌日になってから腫れがひどくなり、
強いかゆみのために、
皮膚をかきむしってしまうこともあります。

蚊にさされたかゆみの原因は
ヒスタミンだとお伝えしましたが、

皮膚をかいてしまうと、
ヒスタミンがたくさん出るようになります。

ヒスタミンが出てくると、
皮膚にある神経が刺激されて、
それが脳に伝わってかゆみを感じます。

蚊に刺されたところがかゆい
  ↓
皮膚をかく
  ↓
ヒスタミンが出る
  ↓
かゆみが更に強まる

こうなると皮膚の状態も悪化して、
かゆみの悪循環』に陥ってしまいます。

かゆいところをかくと一時的に

「気持ちいい」

と感じますが、かきすぎると

皮膚を傷つけたり、
皮膚のトラブルが悪化したりするだけでなく、

わずかな刺激にも反応して
かゆみが起こりやすくなる
『かゆみの悪循環』を発症します。

そうなると結果的にかゆみが強くなるので、

いったんかきはじめると、
そのまわりの皮膚もかゆくなったりします

かくことで症状が悪化し
蚊にさされた跡が治りにくくなるのです。

一時的なかゆみであれば、
冷やしたタオルを肌にあてたり、

清涼感のある市販の「かゆみ止め」を
使用したりしてしのぐといいですが、

かゆみの症状が続くときは
迷わず病院を受診して
お医者さんに診てもらいましょう。

蚊に刺されるとかゆいのはなぜ?かゆみが続くのはどうして?まとめ

「蚊に刺されるとかゆいのはなぜか」

蚊に刺されたときに起こる症状は、
蚊の唾液によるアレルギー反応です。

蚊に刺されて皮膚が赤く腫れたり、
かゆくなったりするのは、
アレルギーに反応して
ヒスタミンが生産されるからです。

かゆいからといって
皮膚をかいてしまうと
ヒスタミンがたくさん出るようになり、

ヒスタミンが出てくると、
皮膚にある神経が刺激されて、
それが脳に伝わってかゆみを感じ
『かゆみの悪循環』に陥ってしまいます。

蚊による虫刺されは一般的に
大人なら数時間で落ち着きますが、
子どもはかき壊しに注意が必要です。

症状が続いたり広がったりする場合は、
皮膚科に行ってお医者さんに診てもらいましょう。

蚊の活動がもっとも盛んになる気温は25~30℃。

夏の朝晩や、9月~10月の秋口は
蚊に刺されないよう注意してくださいね。

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