ひまわりの花言葉の意味や由来は?色と本数別の花言葉もご紹介!

ひまわりの花言葉とは?

どのような意味や由来があるの?

ちょっと怖い花言葉があるのはどうして?

その疑問、解消します!

ひまわりの花言葉となったギリシア神話、

インカ帝国と花言葉の関係、

ひまわりの本数や色、

品種別の花言葉も含めて、

わかりやすくお伝えします。

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ひまわりの花言葉は?

夏空に向かって、咲き誇るひまわり
黄色い大輪の花がひときわ目をひきますね。

ひまわりの英語名は
「Sunflower(サンフラワー)」

日射しの中で花を咲かせるひまわりは
わたしたちに元気を届けてくれるだけではなく

咲いているその姿からも
何か大きなエネルギーを感じます。

そんなひまわりの花言葉は、

「私はあなただけを見つめる」

「あなたを幸福にする」

「あなたは素晴らしい」

「あこがれ」

「愛慕」

「崇拝」

「熱愛」

「情熱」

などなどたくさんあります。

ひまわりが咲いている花姿や景色から
イメージされるような

どれも、ひたむきで情熱を感じさせる言葉ですね。

ですが、
ひまわりにはネガティブな印象の花言葉もあります。

「偽りの富」

「にせ金貨」

ひまわりの元気でポジディブな印象とは
ずいぶんと裏腹なこの花言葉は
西洋でつけられたものです。

どうしてこのような花言葉がつけられたのか、

その由来をご紹介しますね。

ひまわりの花言葉の意味や由来は?

花言葉がとても多いひまわりですが、
その由来とされる伝説があります。

ひまわりの花言葉:ギリシア神話からの伝説

「私はあなただけを見つめる」

という花言葉に代表されるひまわりの
ポジティブな愛情を感じる花言葉は
ギリシア神話が由来だと言われています。

海神の娘である海の精クリュティエは
ある日、太陽神アポロンを一目見て
恋をしてしまいます。

ですが、
アポロンは女神カイアラピに夢中で
クリュティエには振り向きもしません。

クリュティエの恋は悲しい片思い。

叶わぬ恋に苦しんだクリュティエは
嘆き悲しみ、9日間ものあいだ、
地面の上に立ち尽くしてアポロンを
見つめていました。

太陽が昇る日の出から
太陽が沈む日の入りまで

クリュティエはただひたすらに
アポロン(太陽)を見つめ続け、

彼女がそのあいだに口にしたのは、
冷たい露と自分の涙だけでした。

クリュティエの恋は実ることなく

とうとうクリュティエの足は
地面に根付いてしまい、
やがてひまわりになってしまいました。

この神話が、

「私はあなただけを見つめる」

などの花言葉に結びついたというものです。

一方、クリュティエ由来の悲恋には
アポロンとは片思いではなかった
という話もあります。

海の精クリュティエと太陽神の
アポロンは恋人同士でした。

ところがある時、
キューピットが気まぐれに放った矢で

アポロンがペルシアの王女、
レウコトエに夢中になってしまいました。

嫉妬に狂ったクリュティエは
ペルシャ王に娘の恋を密告します。

王は娘のレウコトエとアポロンの恋に激怒し

娘を捕まえると
生き埋めにして殺してしまいます。

アポロンは密告した犯人が
クリュティエ だと知り、
彼女のもとから完全に去ってしまいます。

クリュティエは嘆き悲しみ、
9日間ものあいだ、夜も昼も
地面に立ちつくしました。

食べることも忘れ
彼女がそのあいだに口にしたのは、
雨露と自分の流す涙だけ。

すっかりやつれ、
やせ細ったクリュティエはただ空を仰ぎ
そこを通る太陽神アポロンの姿を
見つめ続けるだけでした。

やがて
彼女の足は地面に根付き
美しかった顔は
花に変わってしまいました。

今でも太陽を追いかけるように咲くひまわり。

それはアポロンの姿を追いかける、
クリュティエに由来している…
というものです。

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ひまわりの花言葉:古代インカ帝国の伝説

ひまわりの花言葉、「偽りの富」と
「にせ金貨」にまつわるお話です。

太陽を信仰する風習があった
古代インカ帝国(ペルー)では

『ひまわりは太陽の花』

と尊ばれていました。

インカはケチュア語で「太陽」の意。

皇帝は太陽神の子孫とされ、
黄金とひまわりによって太陽を象徴していました。

ひまわりは神聖な花であり、
石造りの神殿にはひまわりの花が彫られ

司祭や太陽神に仕える神殿の巫女たちは
ひまわりをかたどった黄金の装飾品を
身に着けたりしていました。

ところが、
そのひまわりの黄金の装飾品を
侵略してきたスペイン人が
盗んでいってしまったことから

「偽りの富」と「にせ金貨」という
花言葉ができました。

ひまわりの花言葉 本数による違いとは?

バラの花言葉は本数によって違うのは
よく知られていますが、
ひまわりも本数ごとに花言葉があります。

  • 1本……「一目惚れ」
  • 3本……「愛の告白」
  • 7本……「密かな愛」
  • 11本……「最愛」
  • 99本……「永遠の愛」「ずっと一緒にいよう」
  • 108本……「結婚しよう」
  • 999本……「何度生まれ変わっても貴方を愛す」

ひまわりの本数による花言葉は
どれも『愛情』がテーマになっていますね。

ひまわりの花言葉 色による違いとは?

ひまわりといえば、黄色い花の印象が
強いですが

赤っぽい紫色をしたひまわりや
白いひまわりもあります。

赤色(紫色)のひまわりの花言葉

ムーランルージュなど、
ひまわりの種類によっては
赤っぽい紫色をしたひまわりがあります。

赤色(紫色)のひまわりの花言葉は

「悲哀」

です。

青空の下で元気に咲いているひまわりの
イメージとはずいぶん違いますね。

白い色のひまわりの花言葉

日本ではなかなか目にすることが
ありませんが、イタリアンホワイトなど
白い色のひまわりもあります。

白い色のひまわりの花言葉は

「ほどよき恋愛」

一般的なひまわりの花言葉に比べると
落ち着いた感じがする花言葉です。

ひまわりの花言葉 品種による違いとは?

ひまわりは品種によっても花言葉があります。

  • サンリッチレモン……「願望」
  • サンリッチオレンジ……「未来をみつめて」
  • サマーチャイルド……「元気な子供」

ひまわりの花言葉の意味や由来は?色と本数別の花言葉もご紹介! まとめ

元気で明るいイメージのひまわりには
たくさんの花言葉があります。

代表的なものは

「私はあなただけを見つめる」

です。

この花言葉の由来は
ギリシア神話の太陽神アポロンに恋した
海の精クリュティエのお話です。

ちなみに、日本の弁護士が付けている
弁護士バッジ(弁護士徽章)の縁取りは
16弁のひまわりがモチーフとなっています。

ひまわりは正義と自由を表し、
中心部に描かれた秤は
公正と平等を表しています。

青空と太陽の下、
堂々と咲くひまわりの印象と重なりますね。

ひまわりは、人間の背丈より
遙かに高く育つものもあれば、
数十センチという小さい花の品種もあります。

たくさんの花言葉と
たくさんの品種があるひまわりは
夏のフラワーギフトとしても、
とても喜ばれる花のひとつです。

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