中尊寺の紅葉の見頃の時期は?
いつがピーク?
紅葉ライトアップの期間と時間は?
菊まつりの開催期間は?
その疑問、解消します!
中尊寺の紅葉が色づき始める頃合い、
中尊寺の参拝時間と拝観料、
公共交通機関や車を使う際のアクセスも含めて、
わかりやすくお伝えします。
中尊寺について
2011年(平成23年)に世界遺産に登録された岩手県西磐井郡(にしいわいぐん)の『中尊寺(ちゅうそんじ)』は、天台宗の寺院です。
中尊寺は850年(嘉祥3年)、比叡山延暦寺の高僧慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)によって開かれました。
12世紀のはじめになると、奥州藤原氏初代清衡(きよひら)公によって、戦乱で亡くなった全ての霊を敵味方の区別なく慰めるため、大規模な堂塔の造営が行われました。
戦死者への供養と悠久の平和を願って再興した中尊寺には、藤原氏の黄金文化を伝える金色堂・経蔵のほか、
境内には多くの国宝や重要文化財が所蔵され、その数は3000点にのぼります。
平安時代の美術品の宝庫といわれる中尊寺ですが、紅葉の名所としてもとても人気が高く、多くの人が鑑賞に訪れるスポットでもあります。
大日堂から金色堂への参道沿いではイロハモミジやヤマモミジが見事に紅葉し、
参道から境内に至るまで、鮮やかに色づいたもみじと竹や杉などの樹木とのコントラストは神秘的な境内と相まって、独特の趣があります。
中尊寺の基本情報
【所在地】〒029-4195 岩手県西磐井郡平泉町平泉字衣関202
【電話番号/FAX】TEL:0191-46-2211/FAX:0191-46-2216
【中尊寺ホームページ】http://www.chusonji.or.jp/
【拝観日】年中無休
【参拝時間】時期によって異なります。
- 3月1日~11月3日まで8:30~17:00
- 11月4日~2月末日まで8:30~16:30
※拝観券の発行は10分前で終了
【拝観料】参拝は無料
讃衡蔵・金色堂・経蔵・旧覆堂の拝観料
大人800円、高校生500円、中学生300円、小学生200円
中尊寺へのアクセス
中尊寺へのアクセスは、公共交通機関を利用する場合は、JR東北本線の『平泉駅』が最寄り駅となります。
車の場合は、東北自動車道の『平泉前沢(ひらいずみまえさわ)インターチェンジ、もしくは『一関(いちのせき)インターチェンジ』が最寄りとなります。
電車を利用する場合
- JR東北本線の『平泉駅』から徒歩約25分(タクシー5分)
- JR東北本線の『平泉駅』より岩手県交通バス「イオン前沢行き」で約4分、『中尊寺』下車すぐ
- JR東北本線の『平泉駅』より巡回バス「るんるん」で約10分、『中尊寺』下車すぐ
- JR『一関駅』からは車で約30分
車を利用する場合
- 東北自動車道の『平泉前沢IC』から国道4号経由、県道300号を平泉方面へ車で3km(約5分)
- 『一関IC』から国道4号を平泉方面へ約10分
【駐車場】470台/普通車1回400円(町営中尊寺第1・第2駐車場)
中尊寺の紅葉の見頃の時期は?
秋の中尊寺では、参道、境内のどこをとっても美しい風景が見られます。
完全に赤や黄色に染まった時期も美しいですが、参道の月見坂をはじめ、全体が樹齢350年の杉におおわれているので、緑が混ざった時期も趣が感じらます。
中尊寺の紅葉は例年10月中旬から色づき始め、10月下旬ごろから見頃を迎えます。
山林や公園などとは異なる境内独特の静寂した雰囲気に、紅く色づくヤマモミジやイロハモミジの紅葉が美しく映えます。
- 例年の色づき始め:10月中旬
- 紅葉の見頃:10月下旬~11月上旬
- 紅葉する木の種類:ヤマモミジ、イロハモミジ、イチョウ
- おすすめスポット: 本堂、金色堂覆堂(こんじきどうおおいどう)、経蔵(きょうぞう)周辺
見頃の時期は毎年若干ことなりますが、例年11月上旬あたりがピークになります。
紅葉は夜間の最低気温が6℃を下回ると急速に進むので、テレビなどで紅葉情報をチェックしていないと見頃をキャッチするのはなかなか難しいところ。
Twitter や Instagram などで、ハッシュタグをつけて近況をチェックするのもおすすめです。
中尊寺の紅葉ライトアップの時間は?
中尊寺では紅葉ライトアップが楽しめます。
本堂から金色堂付近までの約300メートルの参道など、境内を発光ダイオード(LED)ライトが照らし、
夕闇に浮かび上がる幻想的な境内は、昼間とはひと味違う雰囲気で紅葉を鑑賞できます。
2019年は、10月26日(土)から11月10日(日)まで紅葉ライトアップを実施する予定です。
ライトアップの時間は、午後4時から午後6時まで。
期間中の土日祝日は、金色堂や讃衡蔵(さんこうぞう)などの拝観時間が午後5時30分まで延長されます。
ライトアップは毎年、照明の当て方などを工夫しているので、前の年とはまた違うライトアップを楽しむことができます。
中尊寺の菊まつり
中尊寺の紅葉の見頃に合わせるかのように、10月20日からは、境内で『菊まつり』が開催されます。
境内の本堂前を中心に県内の菊愛好者らが丹精込めて育てた菊の大輪や盆栽菊、菊の作り物などが飾られ、展示コーナーでは地域の菊花会や、町内児童たちが丹精こめて育てた力作が並びます。
【開催期間】10月20日~11月15日
【開催時間】8:30~17:00
黄や白、紫など色とりどりの大輪の菊が参道や境内に咲き誇り、菊の花と紅葉で色鮮やかに彩られる風景は、毎年観光客らの目を楽しませています。
中尊寺の紅葉の見頃の時期は?2019ライトアップ時間と菊まつり情報も まとめ
中尊寺の紅葉は例年10月中旬から色づき始め、10月下旬から11月上旬に見頃を迎えます。
紅葉のピークは例年11月上旬あたりです。
2017年から始まった中尊寺の紅葉ライトアップは、期間&時間が設けられており、
2019年は、10月26日(土)から11月10日(日)までライトアップが行われます。
ライトアップの時間は、午後4時から午後6時まで。
境内では、10月20日~11月15日のあいだ『菊まつり』が開催されています。
見どころがたくさんある中尊寺ですが、『月見坂』もとても風情があります。
樹齢300~400年の杉が両側に立ち並ぶ中尊寺の表参道『月見坂』は、国宝建造物第一号の『金色堂』まで約860m続く坂道です。
芭蕉も歩いたというこの参道を歩きながら、日本の風景とともに紅葉が楽しめるのは格別ですね。