10月30日が『たまごかけごはんの日』なのはなぜ?
由来は?
日本たまごかけごはんシンポジウムとは?
その疑問、解消します!
記念日が制定された目的、
卵かけご飯の醤油『おたまはん』との関係、
シンポジウムの内容も含めて、
わかりやすくお伝えします。
10月30日はたまごかけごはんの日!
たまごを好きな人も嫌いな人も、日本人なら一度は食べたことがある食べ物が「たまごかけごはん」ではないでしょうか。
10月30日は『たまごかけごはんの日』です。
「たまごかけごはんに記念日があるなんて知らなかった」
という人もいるかもですが、
『たまごかけごはんの日』は、島根県雲南市(しまねけんうんなんし)の「日本たまごかけごはんシンポジウム実行委員会」が制定した記念日で
ちゃんと一般社団法人・日本記念日協会にも認定登録されている記念日です。
10月30日がたまごかけごはんの日なのはなぜ?
日本にはいろんな記念日がありますよね。
制定された記念日の根拠や由来をみていくと、大きく4つのパターンがあります。
- 発祥・起源・伝来などの歴史的事実に基づくもの
- 故事や言い伝えから取り入れたもの
- 需要シーズンや旬など季節とマッチングさせたもの
- 単に月日の語呂合わせをしたもの
日本人には昔から言葉遊びを好む文化があって、食べ物の記念日だと語呂合わせがよく使われています。
7月10日の『納豆の日』や8月3日の『はちみつの日』、10月2日の『豆腐の日』など、語呂合わせだと覚えやすいというのもありますね。
『たまごかけごはんの日』は10月30日。
この記念日は語呂合わせではなく、上記のパターンでいうと、
「発祥・起源・伝来などの歴史的事実に基づくもの」
です。
卵かけご飯の日の由来とは?
『たまごかけごはんの日』の日にちは、「第1回日本たまごかけごはんシンポジウム」が島根県雲南市吉田町(しまねけんうんなんしよしだちょう)で開催された2005年(平成17年)10月30日に由来しています。
シンポジウムの開催地が島根県の雲南市なのは、たまごかけごはんの専用醤油『おたまはん』が作られている地元だからです。
『おたまはん』は、雲南市の第三セクターである「吉田ふるさと村」が開発した商品で、卵かけご飯ブームの火付け役とも言われています。
第三セクターというのは、地域開発や都市づくりなどのため、国または地方公共団体と民間企業との共同出資によって設立された事業体で
本来は国や地方公共団体が行うべき事業を、民間の資金と能力の導入によって官民共同で行おうとするものをいいます。
つまり、政府や地方自治体が出資者に加わっている民間組織が第三セクターです。
「吉田ふるさと村」は、雇用創出と地域経済の活性化を目的に、1985年、吉田村(現:雲南市吉田町)と地域住民などの出資により設立されました。
「吉田ふるさと村」は名称に「村」とついていますが、正式名称は「株式会社吉田ふるさと村」といいます。
この「吉田ふるさと村」の社員たちが、たまごかけごはんの専用醤油『おたまはん』を研究開発して、世界初の卵かけご飯専用の醤油として2002年(平成14年)に発売、
そして、2005年(平成17年)10月30日に、たまごかけご飯の魅力を語り合う『第1回日本たまごかけごはんシンポジウム』を開催したのです。
そのシンポジウムの中で、『たまごかけごはんの日』が10月30日に制定され、日本記念日協会に認定・登録されたというわけです。
10月30日という日にちは、頃合い的にもたまごの品質が良いと言われており、また、美味しい新米が出回る時期でもあります。
『たまごかけごはんの日』は日本食の定番である「たまごかけご飯」をキーワードとして、日本の食文化や自然、ふるさとや家族について考えるきっかけになることを目的として制定されました。
卵かけご飯の醤油 おたまはんとは?
島根県の小さな町で生まれた『おたまはん』は、発売以来、口コミなどで人気が広がり、今では累積出荷本数200万本を超えるヒット商品に成長しました(2019年6月現在)。
『おたまはん』は約1年半の開発期間の中で、幾度となく試作と試食を繰り返し誕生した商品です。
『おたまはん』は化学調味料や保存料などの食品添加物は使っていません。
原材料は日本全国から一流品を集め、時には足を運んで選びぬいたものだけを使っています。
国産の厳選した丸大豆を使い、地元・島根県奥出雲町で作られた木桶でじっくり熟成させた醤油と、鹿児島産のかつおだし、三州三河の本味醂で旨味を出しています。
関西風・関東風、どちらもおいしいですが、濃厚な卵でしたら関東風がおすすめです^^
我が家では、たまごかけご飯にはもちろん、たまご焼きや冷やっこ、ドレッシングなどにも、調味料として使っています。
たまごかけごはんの日のイベント「日本たまごかけごはんシンポジウム」とは?
たまごかけごはん専用醤油『おたまはん』発祥の地、島根県雲南市吉田町では、毎年10月30日の『たまごかけご飯の日』に、『日本たまごかけごはんシンポジウム』が開かれています(10月30日に近い日曜日のことも)。
「シンポジウム」というのは、複数で行う討論会のこと。
一つの問題について何人かが異なる面から意見を述べ合い、質疑応答をくりかえす形の討論会を言いますが、
『日本たまごかけごはんシンポジウム』は、たまごかけご飯専用醤油を生み出した、たまごの一大生産地である雲南市吉田町で繰り広げられるとれたての新米と、おいしいたまごを楽しむためのイベントです。
毎年、ゲストを招いてたまごかけごはんについてのトークセッションや講演が行われるほか、
たまごかけごはん(TKG)日本一を決定する「TKGチャンピオンシップ」や、「たまご早割り競争」などのイベントも開催されています。
また、実際にたまごかけごはんを食べる「たまごかけごはん吟味会」では、地元吉田町産のコシヒカリと天然水、そして薪で炊き上げたアツアツのごはんに、
全国から集まった新鮮なたまご&『おたまはん』を始め全国から集めた醤油、
きざみネギ・かつお節・漬物・海苔などのトッピングで、最高のTKG(たまごかけごはん)を食べる催しも行っています。
10月30日がたまごかけごはんの日なのはなぜ?由来と醤油おたまはんとの関係 まとめ
10月30日は『たまごかけごはんの日』です。
島根県雲南市の「日本たまごかけごはんシンポジウム実行委員会」が制定しました。
なぜこの日が記念日かというと、
「第1回日本たまごかけごはんシンポジウム」が島根県雲南市吉田町で開催された2005年(平成17年)10月30日に由来しています。
『たまごかけごはんの日』は日本食の定番である「たまごかけご飯」をキーワードとして、日本の食文化や自然、ふるさとや家族について考えるきっかけになることを目的として制定されました。
吉田町には雲南市の第三セクターである「吉田ふるさと村」があり、
たまご卵かけご飯ブームの火付け役とも言われている世界初のたまごかけごはんの専用醤油『おたまはん』を開発、販売しています。
毎年、10月30日(に近い日曜日)には『日本たまごかけごはんシンポジウム』が開催され、たまごかけご飯を楽しむイベントが行われています。
たまごかけごはんの好みは十人十色、ひとそれぞれにお気に入りのTKGがあるのもおもしろいところです。
10月30日の『たまごかけごはんの日』は、新米&いつもより高級な卵と調味料でTKGを楽しむのもいいですね。
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