干し芋のカビの見分け方を教えて!
表面についている白い粉は何?
もしカビを食べたらどうなるの?
その疑問、解消します!
干し芋につくカビの種類と毒性、
干し芋の白い粉の正体と白カビとの違い、
白カビと判断するポイントも含めて、
わかりやすくお伝えします。
干し芋の表面の白い粉は何?
寒くなってくると恋しくなるのが「干し芋」。
コンビニでもよく見かけるようになりました。
そのまま食べたりあぶって食べたり、干しいもの甘味と風味は小麦粉を使ったスイーツとは、全く違ったおいしさです。
干し芋は、蒸したさつまいもを干しただけの素朴なおやつですが、砂糖を使わない自然な甘さがあとを引く日本の伝統的なスイーツ。
食物繊維を多く含む干し芋は、健康的で美容にも良い食品と言えます。
最近は、いろんな種類のさつま芋を使った干し芋を見かけるようになりました。
こちらは添加物・保存料・着色料不使用、「スティックタイプの角切りいも」と「ひと口サイズのころいも」、そして「一枚サイズの平切りいも」の3種類が食べ比べ出来る大人気のセットです。
干し芋 3種類 食べ比べ 140g×3袋セット 〜ほしいも 干し芋 干しいも 干しイモ 紅はるか とろける干し芋 国産干し芋 送料無料干し芋 無添加干し芋 お徳用干し芋
干し芋の味や食感は、使用される芋の種類によって異なりますし、製法によっても味に違いが出るので、食べ比べするのにも楽しいスイーツです。
こちらは「ふるさと納税」の返礼品が干しいも、無添加・無着色の九州産サツマイモの3種類から選べます。
【ふるさと納税】3種から選べる干し芋<人気の月のほしいもや安納芋の焼干し芋など>鹿児島県産紅はるかなど使用!スイーツな味わい!無添加・無着色で安心!【末永商店】
干し芋の白い粉の正体とは何?
干し芋の表面に白い粉がふいていることがありますね。
あの白い粉をカビだと思ってしまう人もいるのですが、そうではなく、白い粉の正体は干し芋の『糖分』です。
もちろん、そのまま食べられます。
干し芋を作る時にさつまいもを乾燥させる工程があるのですが、その時にさつまいものデンプンが糖化して白く浮いて、表面に出てくるのです。
白い粉が出ている表面をなめてみると、瞬間で甘みを感じるので糖分だとわかります^^
粉が自然の甘さを一層引き立たせているんですね。
よく、
「白い粉がついている方が美味しいという証拠」
とも言われますが、
さつまいもの種類や製造方法によっては、白い粉が出ない種類のものもあります。
また、白い粉が出るタイプのものでも、白い粉がついていないものはまずいかというとそういうことではなく、
表面に糖分が浮き出ていない干し芋も、噛んでいくごとに甘味が出てきます。
ちなみに、干し柿も同じように白い粉が表面についていることがありますが、あれも干し芋と同じで、糖分が出ているのです。
干し芋のカビの見分け方は?
干し芋の表面の白い粉は『糖分』だとお伝えしましたが、保存の仕方によってはカビが生えることもあります。
カビの色は「白」、「緑」、「黒」、「茶」といった感じです。
干し芋に緑色や黒色、茶色のものが付着していたら間違いなくカビです。
中でも緑色のカビは干し芋のカビで一番よく見かけるカビです。
「ツチアオカビ」や「コウジカビ」というもので、あまり毒性はないと言われていますが、中には発がん性の毒を出す仲間もいます。
カビは菌種によって、「青緑」、「緑」、「黄土色」、「茶」、「黒」、「白」などの色を持ちます。
茶色のカビは「ワレミア・セビ」と呼ばれるもので、直径が2~3ミリ程度の小さなチョコレート色の粒が集落を形成します。
干し芋に茶色い丸い点々が出来ていたらこのカビ、「ワレミア・セビ」です。
「ワレミア・セビ」に毒性はないとされていますが、干し柿など糖度の高い食品に発生する事が多いカビです。
一番やっかいなのは、白カビです。
緑色や黒っぽいカビは見た目ですぐわかりますが、白カビの場合は糖分で白くなっているのか、白カビなのか判断がつきにくいこともあるかと思います。
そんな時の見極めのポイントをお伝えしますね。
- ニオイをかぐ
- 目視で盛り上がりがあるかどうか確認する
干し芋のニオイをかぐ
まずは干し芋のニオイをかいでみてください。
酸っぱいニオイがする。
アンモニア臭のようなニオイがする。
鼻にツンとくるようなニオイがする。
このように、少しでも干し芋から異臭がすればカビです。
目視で盛り上がりがあるかどうか確認する
カビは胞子でできているので、糖分の白い粉と比べると、ふわっと盛り上がったような形状になっています。
盛り上がりがあるような白い部分はカビと判断して間違いありません。
糖分の白い粉は干し芋の表面にくっついていて、白いカビであれば表面から浮いたようにふわっとしています。
不安なときは、電灯の下など明るいところで干し芋を透かして見ると、よりわかりやすいです。
また、糖分の白い粉の場合は表面だけについていますが、白カビの場合は干し芋の中まで白く濁っていることが多くあります。
表面を少し削ったりして確認してみるとわかります。
干し芋のカビを食べたらどうなる?
干し芋のカビを食べたとしても、それほど大きな害はないと言われていますが、カビの程度にもよります。
また、小さな子どもやお年寄りだと体の抵抗力もないのでお腹を壊す危険もあります。
わたしは以前、うっかりカビが生えた干し芋を食べてしまった経験があるのですが、
干し芋を口に入れた途端、苦味が広がってすぐに吐き出しました。
この時は体に異常は現れませんでしたが、干し芋に限らずカビが生えたものを食べても大丈夫というわけではありません。
時々、干し芋のカビの部分は除いて食べるとか、洗えば大丈夫とか、あぶれば大丈夫とか言う人がいますが、
カビは胞子なので目に見えるカビを取り除いても、全体が汚染されています。
カビに汚染された干し芋を食べてお腹を壊すだけならまだしも、カビには発がん性のあるものも。
もったいないですが、干し芋がカビていると判断したら潔く捨てましょう。
干し芋のカビの見分け方を教えて!表面の白い粉は何?カビを食べたら? まとめ
干し芋の表面についている白い粉の正体は、『糖分』です。
干し芋につくカビの見分け方は、緑色や茶色や黒など色がついたカビなら一目瞭然ですが、白いカビは『糖分』とまぎらわしいのでやっかいです。
干し芋についた白いものが糖分なのか、それともカビなのかを見分けるには、以下の2つのポイントがあります。
- ニオイをかぐ
- 目視で盛り上がりがあるかどうか確認する
干し芋のカビを食べたとしても、それほど大きな害はありません。
ですが、カビが生えたということは全体がカビの胞子で汚染されているので、思い切って処分しましょう。
干し芋の中でも、平干し芋に比べて水分量が多い角切り芋・丸干し芋はカビが発生しやすい干し芋です。
取り寄せなどで一度に食べきれない時は、小分けして冷蔵・冷凍するなどして上手に食べきってくださいね。