夏バテに効く食べ物とは?
だるい、疲れる、食欲がない、こんな時は何を食べたら良いの?
夏バテに効果のある食べ物の具体例も紹介。
どれも簡単に試せるものばかり。
身体に良い食材を取り入れた食事で夏バテを予防・解消して、
今年の夏は元気に過ごしましょう!
夏バテに効く食べ物とは?
連日うだるような暑さが続くと、つい冷たいものやサッパリとした食品に手が伸びてしまいますよね。
のどごしの良い麺類、アイスやかき氷、キーンと冷えた生ビールなど、暑い夏にはたまらない食材なんですが、冷たい系やサッパリ系ばかりでは、栄養素が偏ってしまいがちです。
夏バテには温かいものを食べる
暑いからと言って冷たいものばかり食べていると、胃が冷えて機能低下を起こし、せっかくの栄養素を消化吸収しにくくなります
そうなると、余計に食欲が落ち、夏バテ体質になりかねません。
また、すでに夏バテになっている体の場合には、冷たい食事が逆効果になる場合もあります。
なぜかというと、夏バテによる食欲不振は、冷たい物の摂りすぎによる胃腸の冷えが原因のことが多いからなんです。
冷えている胃腸に、さらに冷たい物を入れることは症状の悪化を招いてしまいます。
また、熱中症予防のためにと水分をガブ飲みしていると、胃の中の酵素が薄まり、ますます消化吸収の妨げになります。
冷たい物を食べてはいけないわけではありませんが、もし、睡眠不足や頭痛、体のだるさ、そして食欲不振を感じた時には、意識して「温かい物」を摂るように心掛けましょう。
冷たいものを食べるときは、温かいものを一緒に食べる。
飲み物はホットドリンクにするなどして、冷やしっぱなしにしないようにするといいですね。
体に不調を感じている時は、生のものは食べないことも肝心です。
胃腸が弱っていると感じるなら、加熱した食材を選びます。
生野菜のサラダより野菜炒め、お刺身よりは焼き魚といったぐあいです。
夏バテの時は普段より自分の免疫力自体が落ちています。
胃腸にもなるべく負担を軽くしてあげましょう。
夏バテに必要なのはたんぱく質
実際、夏場は多くの人が栄養を十分に取れておらず、自覚のない隠れ夏バテも多いといわれています。
◇隠れ夏バテについて詳しくはこちら。
夏バテとはどんな症状?夏バテ症状チェックリストで原因と予防対策を!
ここでちょっと以下の4点をチェックしてみてください。
・普段より食欲が落ちている。
・一日に一回以上、麺類や菓子パンで食事を済ませている。
・ダイエットをしている。
・食事が不規則。
当てはまるものがひとつでもあれば、1日に必要なたんぱく質がとれていない可能性が高いので注意が必要です。
人間の体を作る材料であるたんぱく質は、不足すると疲れやすい状態となります。
夏バテの原因の1つの要因がたんぱく質の不足なのです。
たんぱく質は糖質・脂質と並び3大栄養素のひとつ。
筋肉やホルモンなどの材料になる重要な栄養素です。
たんぱく質は体内でアミノ酸に分解されますが、体内では作り出せない「必須アミノ酸」は食事から摂取するしかありません。
そのため、食事からたんぱく質をとらないと、身体にとって不可欠な栄養素が不足してしまう状態になります。
夏に人気の麺類や生野菜などを食べる際は、肉類、魚、大豆製品、卵、などのたんぱく質が含まれる食品をプラスするといいですね。
夏バテに効果のある食事おすすめ
暑い夏を乗り切るには、たんぱく質、代謝促進効果のあるビタミンB群、また汗で失われがちなカリウムやミネラルなど摂れるメニューを考えていきましょう。
夏バテの時は、身体の疲労回復のために、ビタミンB1が多く含まれるたんぱく質をとるのが理想です。
これらの栄養を多く含む食材として、
・うなぎ
・豚肉
・ハム
・レバー
・大豆製品
などが、代表的です。
古くからスタミナ食材の代表格とされているうなぎは、ビタミンAやD、良質の脂質も兼ね備えているので、夏バテの予防・対策食材として優れものです。
と言っても、毎日うなぎを食べるわけにはいきませんよね。
日常、摂りやすい夏バテに効果のある食べ物をご紹介しますね。
カレーライス
カレーは様々な香辛料が使われていますが、実は香辛料というのは漢方に使われる成分の別名です
カレーは香辛料の「香り」と「辛味」で食欲を増大させるほか、米・肉・野菜などのビタミンやたんぱく質類を効率的に摂ることが出来ます。
納豆やオクラなどのネバネバ系
納豆や山芋、オクラ、モロヘイヤ、なめこ、めかぶ、海草類などのネバネバ食材。
ネバネバに含まれる「ムチン」には、鼻や胃腸などの粘膜を保護する働きがあります。
このムチンが、夏バテで弱った胃や腸の粘膜を強くし、消化をよくしてくれて、胃腸の回復をサポートしてくれます。
また、納豆は、ビタミンB2が豊富です。
「納豆+白ネギ+卵+ごはん」に、ネバネバ系のオクラやなめこなどをプラスアルファするのもおすすめです。
焼き鳥などの鶏肉料理
鶏肉に含まれている良質なたんぱく質は、胃腸の働きを強化・促進する効果があります。
昔から、体がだるい、重いなどの夏バテの症状を感じたら、鶏肉を食べるとよいとされています。
湯豆腐に梅干しを
豆腐には疲労を回復するビタミンB1やB2が豊富に含まれています。
冷奴で食べるのもよいですが、お勧めは梅干しを添える湯豆腐です。
梅干しに含まれるクエン酸には、疲労回復効果があるだけではなく、胃を刺激して食欲を促進させる働きがあります。
また、すでに夏バテになってしまった場合も、体を温める方が胃腸の回復が早くなります。
豚汁にキムチを
豚肉に含まれるビタミンB1は、体内に吸収されると疲れの元である乳酸をエネルギーに変えて疲労を回復してくれます。
そのビタミンB1の含有量は、なんと牛肉のおよそ10倍とも言われています。
食欲がない時には食べにくい豚肉も、豚汁などの温かい飲み物にすると食べやすくなります。
キムチに含まれる辛味は胃を刺激し、酸味や乳酸が疲労回復を促進してくれます。
豚汁の上にトッピングするのもよいですし、鍋やスープにするのもよいですね。
ちなみに、疲労回復のほか、精神安定にも関係するナイアシンという栄養素は「豚レバー」に豊富です。
多少でも食欲がある場合には、豚のレバニラ炒めもベターなメニューです。
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夏バテに効く食べ物のまとめ
冷たい麺類、アイス、ファーストフードなど口当たりの良いものばかり食べていると、夏バテがエスカレートする恐れがあります。
夏バテに効果のある食べ物は、予防のためと回復のためとでは違ってきます。
基本的には、バランスの良い食事を心がけ、睡眠を十分に取り、規則正しく生活することが、夏バテの予防にも回復にも重要です。