秋刀魚のカロリーは一匹どのくらい?
秋刀魚の刺し身のカロリーは?
調理方法でカロリーはどう違う?
秋刀魚のカロリーの疑問を解決!
秋刀魚の塩焼きの簡単なカロリー計算の具体例、
他の青魚や同じカロリーの他の食品とのカロリー比較、脂の有効性もお伝えします。
秋刀魚のカロリーは一匹どのくらい?
食欲の秋、ちょうど「秋刀魚(さんま)」が旬の時期ですね。
脂が乗った秋刀魚は塩焼きもお刺身も美味しいけれど、気になるのはカロリー。
秋刀魚は脂が乗ってる程おいしいだけに、カロリー、気になっちゃいますよね。
「秋刀魚っていったい、一匹どのくらいのカロリーなの?」
秋刀魚のカロリーを検索すると、カロリーの数値が一定ではなく、サイトによってまちまちな数値が出てきます。
そこで、秋刀魚のカロリーは何を目安にするといいのか、順を追ってわかりやすくお伝えします。
秋刀魚のカロリーが一定でない理由
秋の味覚の代表ともいえる秋刀魚。
秋の秋刀魚が何故美味しいかというと、秋刀魚に含まれる脂の量が増すことにあります。
◇秋の秋刀魚が美味しい理由について詳しくはこちら
・秋の秋刀魚が美味しい理由と美味しくなる濃厚な脂の意外な秘密とは?
秋刀魚は秋が旬で9月から10月は、最も脂が乗っています。
脂が乗っているということは、その分カロリーも増えます。
逆に言えば、
旬の時期以外の秋刀魚は脂が少ないので、カロリーも少なくなります。
平均的な秋刀魚の100グラムあたりのカロリー
秋刀魚一匹のカロリーは、脂の他に、秋刀魚のサイズにもよります。
なので、まずはグラムあたりのカロリーを見ていきましょう。
■ 秋刀魚のカロリー
- 生の秋刀魚100g:310kcal/100g
- 秋刀魚の塩焼き100g:248kcal/100g
生の秋刀魚となると、旬の時期は秋刀魚をお刺身で頂く場合もありますね。
その時のカロリーは、
「100gあたり約310キロカロリー」
となります。
ムニエルや蒲焼にするときも、生のカロリーから2割前後は脂が落ちると考えます。
脂が乗った秋刀魚は塩焼きの場合、2割から3割程度の脂が落ちます。
なので、上記のカロリーはあくまで目安として捉えてくださいね。
平均的な秋刀魚一匹のカロリーは?
秋刀魚一匹と言っても、人間と同じでサイズはまちまち。
店頭に出ているものは主に中から大サイズです。
■ 秋刀魚一匹の重さの目安
- 中サイズの秋刀魚で、約100~130gくらい。
- 大サイズの秋刀魚で、約120~180gくらい。
秋刀魚が中サイズで、
頭や骨などを除いた食べられる部分が120gとします。
秋刀魚の塩焼き100g:248kcal/100g
ということは、
248kcal × 1.2 = 297.6kcal
と計算します。
食べられる部分が150gの秋刀魚なら、
248kcal × 1.5 = 372kcal
となりますね。
実際のカロリーは、脂の乗り具合や焼いた時の脂の落ち具合によっても違ってきます。
旬の時期の秋刀魚はカロリーは高めですが、必須脂肪酸(DHA・EPA)などの栄養成分が多く含まれ、私たちの健康にとって良い魚とされています。
青魚は他の魚よりカロリーが高い?
秋刀魚の塩焼きは100gで約250kcal。
80gなら、200kcalです。
他の魚と比べると、
- 鮭1切れ(80g)110kcal
- 鯛1切れ(80g)150kcal
- サバ1尾(96g) 194kcal
と、1食あたりのカロリーが、秋刀魚の方が高いことが分かります。
秋刀魚を含む青魚のカロリー
生の秋刀魚のカロリーは、100gあたり約310kcal。
秋刀魚と同じ青魚のカロリー(生)と比べてみました。
■ 青魚のカロリー
- 秋刀魚:310kcal/100g
- 鯖:202kcal/100g
- 鯵:121kcal/100g
- マイワシ:217kcal/100g
- ニシン:216kcal/100g
参考までに、100gあたりのマグロのカロリーです。
■ マグロのカロリー
- マグロ(赤身):125kcal/100g
- マグロ(トロ):344kcal/100g
こうしてみると、
生の秋刀魚100gのカロリーはマグロのトロに匹敵。
どちらも美味しさの要因は脂肪分の多さにあるんですね。
生の秋刀魚と他の食品との比較
生の秋刀魚の310kcalは、だいたいご飯茶碗軽く2膳分のカロリーと同じです。
おむすび2個、ショートケーキ1個もおおよそ300kcal。
マクドナルドのチーズバーガーは324kcal。
ポテトチップス60gで337kcal。
卵1個(60g)は91kcal。
カロリーだけで見ると、秋刀魚はやはり高カロリーです。
ダイエット中や体重増加が気になる時には、一緒に食べるおかずをお浸しやサラダなど低カロリーなものにするなど工夫するといいですね。
さんまの高カロリーはダイエットに不向き?
実は、秋刀魚のカロリーが高いからといって、秋刀魚を食べないのは非常にもったいない話なんです。
今まで比較してわかったように、秋刀魚のカロリーが高いのはその脂っぽさにあります。
ですが、秋刀魚に含まれているこの脂は、私たちの身体にとって大変良いものなのです。
秋刀魚に含まれる脂は良い脂
魚の脂質は不飽和脂肪酸といって、体脂肪になりにくい脂肪です。
秋刀魚の脂、脂質は肉の脂質とは種類が異なります。
DHAは脳細胞を活性化します。
脳や神経の発達に関与して、記憶や学習に効果的であると言われています。
EPAは血液をサラサラにしてくれる効果があるとして広く知られています。
旬の秋刀魚は健康作りに役立つ豊富な栄養を含んでいます。
もちろん、どんなに良い脂でも摂りすぎれば体脂肪の増加につながり、太ってしまいます。
でも、ダイエットを心がけるなら、食べ合わせや他の食事で脂肪分を摂りすぎないようにすればいいこと。
せっかくの秋の味覚、美味しさのみならず、秋刀魚ならではの栄養も、ぜひ上手に身体にとりいれたいですね。
秋刀魚のカロリーは一匹どのくらい?青魚はダイエットに不向き? まとめ
秋刀魚の塩焼き一匹あたりのカロリーは250g~350gくらい。
一匹と言っても、大きさや脂の乗り、焼くときの脂の落ち具合によっても変わります。
生の秋刀魚の場合は(お刺身など)100gで310kcal。
生もまた、同じ100gでも、カロリーは脂の乗り具合によって変わってきます。
脂が乗れば乗るほど美味しい秋刀魚ですが、その分、カロリーも高くなります。
ですが、秋刀魚の脂には、私たちの身体に有益な必須脂肪酸であるDHA・EPAが豊富に含まれています。
ダイエットを意識するなら、秋刀魚は生ではなく、塩焼きにして食べるのがおすすめです。
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