八十八夜とはどんな意味?2018年はいつ?茶摘みの歌詞とお茶との関係

八十八夜とはどんな意味?2018年はいつ?茶摘みの歌詞とお茶との関係

八十八夜とはどんな意味?

2018年はいつ?

八十八夜に「夜」がつくのはなぜ?

八十八夜とお茶の関係は?

その疑問、解消します!

茶摘みの歌の歌詞、

新茶・一番茶が縁起が良いとされる由来、

八十八夜のイメージがお茶になる理由も含め、わかりやすくお伝えします。

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八十八夜とはどんな意味?

八十八夜(はちじゅうはちや)といえば、「♪夏も近づく八十八夜~」の歌を思い出すのではないでしょうか。

この歌は、『茶摘(ちゃつみ)』というタイトルで、1912年(明治45年)に発表されたもの。

作詞作曲は不詳ですが、日本の童謡・唱歌では、広く知られているもののひとつです。

『茶摘』

夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る
あれに見えるは
茶摘じゃないか
あかねだすきに菅(すげ)の笠

日和つづきの今日此の頃を、
心のどかに摘みつつ歌ふ
摘めよ 摘め摘め
摘まねばならぬ
摘まにや日本の茶にならぬ

 

この歌は京都の宇治田原村の茶摘歌を元に作られたとされ、歌詞の二番にある「日本」は元々は宇治田原村の「田原」だったと言われています。

で、歌の冒頭に出てくる八十八夜。

長いこと意味もわからず口ずさんでいたんですが、学生時代の友人の実家が浜松のお茶農家で、遊びに行った時に、歌にまつわる八十八夜のおもしろい雑学をいろいろ教えてもらいました。

八十八夜の意味とは?

八十八夜とは雑節の一つです。

雑節というのは、昔の人が二十四節気(にじゅうしせっき:一年間を24等分したもの)や五節句(ごせっく:季節の節目の行事)の他に、季節の変化の目安とした特定の日の総称のことです。

雑節は、『立春』や『啓蟄』『春分』といった二十四節気を補完するものとして言いならわされてきたもので、『節分』や『土用』『彼岸』なども雑節となっています。

八十八夜は二十四節気の立春から数えて88日目の日を指し、毎年5月2日頃がこの日にあたります。

八十八夜は春から夏に移る節目の日。

夏に向かう準備を始める日で、縁起の良い日とされてきました。

このことから、農作業を開始する基準の日でもありました。

■ 夏の準備をする理由は?

ちょうどこの頃から霜もなく安定した気候となります。

農業に従事する人が多かった昔の日本社会では、晩霜(ばんそう:初夏の頃に降りる霜)も終わり、気候が安定することから、種まきや田植えの準備、茶摘みなど、八十八夜を農作業開始の基準としていました。

八十八夜の数日後には二十四節気でいう『立夏』になることもあり、昔の人たちはこの時期を「夏の準備を始める目安」としていたわけです。

■ なぜ縁起が良いの?

八十八夜の『』という字は、「末広がり」の姿をしていることから、昔から幸運を呼ぶとされてきました。

その「八」の字が二つ重なった『八十八夜』は、それだけ縁起のいい日と考えられたのです。

また、「八」「十」「八」の3つの字を組み合わせると『米』という字になることから、特に農業に携わる人たちに大切にされてきたと言われます。

2018年の八十八夜はいつ?

2018年の立春は2月4日。

そこから88日目ということなので、2018年の八十八夜は5月2日(水)です。

八十八夜の「夜」の意味は?

雑節を含めて、二十四節気や五節句の中でも、八十八夜のように「」という字がついているのは八十八夜だけです。

八十八夜の「夜」については諸説ありますが、今のところ定説はありません。

代表的なものを3つご紹介しますね。

夜に注意?

八十八夜の頃は、「八十八夜の忘れ霜」「八十八夜の泣き霜」と言って、急に気温が下がって霜が降り、農作物や果樹に思いがけない被害を与えることを警戒した言葉もあります。

泣き霜というのは、思いがけない霜の被害に泣かされるという意味。

農作物に被害を出す遅霜は、夜から明け方にかけて発生するので、「夜に注意」という意味を込めて、「夜」という字が付いたという説があります。

月の満ち欠けの名残?

日本で改暦を行った際の名残という説があります。

日本では1872年(明治5年)に改暦が行われました。

それまでは月の満ち欠けを基準に考える『太陰暦』を使っていましたが、改暦によって現在使われている、太陽を基準に考える『太陽暦・グレゴリオ暦』になりました。

雑節は月の満ち欠けを基準として改暦前から使われていたものです。

月は夜ですよね。

月が出ている時の夜を基準にした暦を使っていたということから、

「立春から88回目の夜」

と考えたため、八十八夜になったという考え方があります。

呼びにくいから?

立春から210目の日、9月1日頃にあたる日を『二百十日(にひゃくとおか)』、同じく立春から220日目にあたる日を『二百二十日(にひゃくはつか)』といい、この前後は台風の来ることが多いとされています。

「二百十日」や「二百二十日」と同様、「八十八日」でも良かったのですが、「はちじゅうはちにち」では、「言いにくい」という理由から、「日」を「夜」に変えて、「はちじゅうはちや」と呼びやすくしたという説もあります。

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八十八夜のお茶にはどんな意味があるの?

八十八夜にお茶のイメージが強いのは、歌のフレーズによるものとされています。

そもそも八十八夜は農作業の開始の基準の日。

その八十八夜とお茶が結びついたのは、「♪夏も近づく八十八夜~」と茶摘みを歌った唱歌の影響が大きいようです

前述の『茶摘み』という歌詞の中に、

あれに見えるは茶摘みじゃないか

という部分があります。

この歌が、

八十八夜=お茶

というイメージを定着させたというわけです。

ですが、実際の茶摘みの時期は、お茶の産地の温暖差やその年の気候によっても異なります。

現在の気候と照らし合わせると、八十八夜に茶摘みを行えるのは関西地方で、この時期になるとニュースなどで、新芽を摘む様子が取り上げられたりします。

八十八夜に摘んだお茶を飲むと長生きできる?

八十八夜に摘み取られるお茶は、はるか昔から不老長寿の縁起物の新茶として有難がられています。

お茶の葉は、冬の寒い時期にゆっくりと養分を蓄え、春になると少しずつ芽を出し始めます。

いち早く芽吹いた茶葉を収穫して作ったお茶を『新茶』『一番茶』と言います。

お茶の新芽には前年の秋からひと冬越えて蓄えられた成分があふれているので、新茶・一番茶は、その後に摘まれる茶葉よりも、栄養価やうまみ成分が多く含まれているとされています。

そのため、

新茶を飲むと病気にならない

八十八夜に摘まれたお茶を飲むと長生きできる

と考えられてきました。

栄養価が高い新茶の言い伝えは、先人の経験から得た知恵ともいえますね。

八十八夜の新茶は、香りも抜群な上、テアニンという成分が豊富に含まれています。

テアニンは旨味成分。

なのでお茶をより美味しく飲めるのです。

また、テアニンには、リラックス効果や集中力アップの効果も期待できると言われています。

二番茶・三番茶になると機械で摘むことが多くなるようですが、新茶・一番茶は、現在でも人の手で、ひとつひとつ丁寧に摘まれているそうです。

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八十八夜とはどんな意味?2018年はいつ?茶摘みの歌詞とお茶との関係 まとめ

八十八夜(はちじゅうはちや)とは雑節の一つで、二十四節気の立春から数えて88日目の日を指し、毎年5月2日頃がこの日にあたります。

八十八夜は春から夏に移る節目の日。

夏に向かう準備を始める日で、縁起の良い日とされ、農作業を開始する基準の日でもありました。

八十八夜の「夜」については諸説ありますが、今のところ定説はありません。

八十八夜に摘み取られるお茶は、はるか昔から不老長寿の縁起物の新茶として有難がられています。

一年に一度の新茶特有の若々しい香りは格別です。

前年の秋からひと冬越えて蓄えられた滋養あふれる新茶を、ゆったりくつろいだ気分で飲みたいものですね。

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