五月人形や兜はいつから飾るの?
端午の節句の飾りを出す日に決まりはある?
しまう日はいつがいいの?
その疑問、解消します!
五月人形を出す日の目安、
飾る日にちを選ぶ時の注意点、
NGとされる日の理由、
しまう時期の目安も含めて、
わかりやすくお伝えします。
五月人形や兜はいつから飾る?
ゴールデンウイーク中の5月5日はこどもの日。
この日は「端午の節句(たんごのせっく)」でもあり、男の子のいるおうちではお祝いをするのが習わしです。
端午の節句は、五月人形や兜や鎧、鯉のぼりなどを飾って、子どもの健やかな成長を祈る日本の伝統的な行事です。
このこどもの日に彩りを添えるお飾り、五月人形などはいつ頃から飾るのが正解なのでしょう。
五月人形や鎧、兜飾りは小さめのものでも、押入れなどのしまっている場所から取り出して、いざ飾り付けをするとなると、なかなか面倒なもの。
忙しくしていると、ついつい先延ばしにしてしまいがちですよね。
ですが、せっかく飾るなら、よいとされている日や縁起の良い日に出したいのも親心です。
男の子の端午の節句をお祝いするための飾り、五月人形や兜や鎧を出すのに正式な日はあるのか、最適な日はいつなのか、わかりやすくお伝えします。
端午の節句の飾りはいつから飾るべき?
五月人形などの五月飾りを出す目安になる時期は、春のお彼岸を過ぎたあたりからです。
春のお彼岸が過ぎたあたりというと、3月23日頃。
3月は桃の節句のお雛さま、それが終わったら、すぐ端午の節句で五月人形といった感じですね。
なぜこの時期かというと、節句というのは季節の節目だからです。
節句の「節」には季節の変わり目という意味があります。
本来の節句は季節の節目に、五穀豊穣・無病息災・子孫繁栄などを祈って神さまにお供え物をしたり、邪気を祓ったりする行事でした。
女の子の桃の節句もこのならわしが残っているものです。
一般的に、端午の節句の飾り付けをするのに最適な時期は、春分の日(3月20日前後)から4月中旬と言われています。
ですが、五月人形を飾る時期には決まり事があるわけではありません。
中には、「縁起が良いから」という理由で、大安を選ぶ場合もありますが、六曜にこだわる必要はありません。
今は、ライフスタイルも多様化しているので、飾りを出す時期も人それぞれです。
わたしの周りは働いているママが多いので、五月人形を飾るのは仕事が休みの日だったり、仕事が終わって一息ついた深夜だったりと、さまざま。
端午の節句の飾り付けはあなたの都合の良い日に、自分のペースで大丈夫ですよ^^
五月人形や兜を出す日に決まりはある?
前述のように、端午の節句の飾りを出す日に決まりごとはありません。
ですが、「当日飾り」は避けた方がよいとも言われています。
こどもの日の5月5日、端午の節句の当日に出すのはNGという考え方です。
どうしてかというと、お祝いごとでは、一日だけ飾るのは縁起が良くないとされているからです。
一日だけ飾るのが良くないとされるものは、お正月の門松や松飾りがよく知られています。
大晦日に門松や、松飾りを飾る事を「一夜飾り(いちやかざり)」と言います。
一夜飾りが良くないとされるのはいくつか理由がありますが、「お葬式を連想させるから」というのがあります。
お葬式というのは、突発的に行われますよね。
不幸にも人がなくなると、一夜にして準備を行い、次の日にはすぐ葬式が行われます。
葬儀における祭壇や棺桶などの準備はその前日に、一晩で行うことが殆ど。
なので、お葬式を連想させることから、一夜飾りは縁起が悪いとされているのです。
また、縁起以外にも、お正月の門松や松飾りの場合は、『一夜飾りは誠意に欠ける』といった考え方もあります。
門松や松飾りは、家を訪問してくださる歳神さまの目印なので、迎える側として誠意に欠けるということです。
五月人形の当日飾りはよろしくないというのは、こういった考えからきています。
端午の節句に五月人形を飾る意味は、
「我が子を病気や怪我、災いから守ってくれますように」
という意味をこめて、子どもの健やかな成長を願うものです。
その意味あいからいうと、ギリギリになって、慌てて出すのは失礼にあたるかもですね。
考えようによっては、お願いの効果が薄れそうな気がしなくもありません。
明日が5月5日なら?
当日飾りがいけないのはわかったけれど、なんだかんだで、
「明日が5月5日!」
とか、明後日が端午の節句といった状況になったら?
もういっそ出さないでおこう、と割り切るのもアリですが、出そうか出さないかを迷うのであれば、出す方をオススメします。
個人的には、一夜飾りも当日飾りも関係なく、飾り付けは前日でも当日でもかまわないと思っています。
前述のように、端午の節句に五月人形を飾る日に決まりごとはありません。
「一夜飾りは良くない」
というのは、そう言われているだけであって、出してはいけないわけではありません。
わたしの友人は、一夜飾りのことを知っていても毎回、前日や当日に飾りを出しています。
理由は、義実家からプレゼントされた鎧飾りが彼女的に好みに合わないものだから。
その鎧飾りは部屋に不釣り合いなほど大きく、インテリアにも思いっきりミスマッチなのだとか。
ですが、5月5日は恒例で義両親が遊びにくるので出さざるをえないという(笑)。
わたしの伯母の家でも、子どもたちが小さな頃は、「三段飾りが危ない」という理由で、いつも直前に飾っていました。
各家庭、いろいろな事情で、5月に入ってから飾るケースもあるかと思います。
それでも、端午の節句に五月人形などの飾りがあることで華やぎますし、お祝いの意味あいも深まります。
当日でも前日でも、端午の節句の飾りがあるのであれば、出してあげましょう。
また、人形や飾りにとっても出す方がいいと思います。
五月飾りは一年に一度。
ギリギリになってしまったから出さない、ということになれば、次は翌年です。
そうなると、五月飾りは2年間もしまったままになります。
2年間取り出さないと、湿気や虫も気になりますよね。
せめて年に一度は風通しの意味でも、出してあげるのがいいのではないでしょうか。
五月人形はいつしまうの?
端午の節句の飾りは桃の節句の雛人形とは違って、しまう時期が遅れても「婚期が遅れる」といったような、いわれがあるものではありません。
出す日(飾り付けをする日)同様、五月人形などの飾りをしまう時期に決まりがあるわけではありません。
なので、5月5日が過ぎたからといって、慌ててしまう必要はないのです。
一般的にはゴールデンウイークが終わって、一段落したあたりで片付けることが多いようです。
目安としては、5月中旬くらいまでに片付けるといいと思います。
湿気や虫を予防するためにも、しまう日はよく晴れた空気が乾燥した日を選びます。
この時期は、住んでいる地域によっては梅雨入りが近づいてきますね。
特に鯉のぼりや人形は、天気が不安定になる前に片付けることをおすすめします。
五月飾りをしまう日は、出す日と同じように、大安吉日などの六曜にこだわらなくても大丈夫です。
もちろん、気になる場合はこだわってもOK^^
来年も飾るたいせつな端午の節句の飾りです。
五月人形や兜、鎧飾りなどは丁寧にホコリを払って、天気の良い日に片付けましょう。
こちらの柔らかい羽毛はたきはサイズ感もちょうど良く、五月飾りなどのお手入れグッズとしては超すぐれものです。
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端午の節句の五月人形や兜はいつから飾る?出す日の注意としまう時期 まとめ
五月人形などの五月飾りを出す目安になる時期は、春のお彼岸を過ぎたあたりからです。
一般的に、端午の節句の飾り付けをするのに最適な時期は、春分の日(3月20日前後)から4月中旬と言われています。
五月人形や兜などの飾りを出すのに当日飾りは避けた方がいいと言われていますが、五月人形を飾る時期には決まりごとがあるわけではありません。
しまう時期にも決まりはありませんが、乾燥した天気の良い日を選ぶのがおすすめです。
五月人形を飾る日や片付ける日はあなたの都合であなたのペースで決めて大丈夫。
可愛い我が子の健やかな成長を願う端午の節句の飾りです。
飾り付けや片付けは、気持に余裕のあるときにできるといいですね
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