夕方の足のむくみの原因は?気になる浮腫の危ない病気との見分け方

夕方の足のむくみの原因は?気になる浮腫の危ない病気との見分け方

夕方の足のむくみの原因は?

足のむくみで疑いのある病気は?

立ち仕事でもデスクワークでも起こるむくみの疑問、解消します!

むくみが起きる仕組み、

日頃の生活習慣の中にある原因、

むくみが危険な病気のサインの場合の見分け方も含めて、わかりやすくお伝えします。

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夕方の足のむくみの原因は?

夕方になると足がパンパン!

履いてた靴が帰りはきつくなる

足のむくみ、つらいですよね。

立ち仕事や、デスクワークは足のむくみに悩まされることが多いかと思います。

このような「むくみ」は医学的には「浮腫(ふしゅ)」といい、女性によく見られる症状のひとつです。

足のむくみの識別方法

  • 足を押すと凹みができる(5秒ほど押す)
  • 靴下の跡がつく

そんな場合は、足がむくんでいる状態です。

一度押して凹んでしまった皮膚が、しばらくたっても元に戻ってこないのはむくみが生じているからです。

むくみが生じている時は、朝起きた時と夕方の足の太さが全く違います。

立ちっぱなしの姿勢でも、座りっぱなしの姿勢でもむくみは起きます。

まずは、むくみの原因となる仕組みからご説明しますね。

足にむくみが起こる仕組み

わたしたちの身体は、心臓から全身に血液が送られ、また戻ってくるという循環を繰り返しています。

心臓から全身に送られる血液は、酸素や栄養分を届けるために、「動脈」という道を通じて末端の毛細血管まで運ばれます。

この動脈を通じて運ばれた血液は、二酸化炭素や老廃物を回収して、「静脈」という道を通じて再び心臓に戻ってくるのです。

この流れの中で、足に運ばれた血液が心臓に戻るためには、重力に逆らって、心臓に戻る必要が出てきますよね。

その時、ポンプのような役割を果たしているのが、ふくらはぎの筋肉です。

つまり、血液を心臓に戻すには、ふくらはぎの筋肉を伸び縮みさせる必要があるのです。

わたしたちの身体は、実に全体の7割もの血液が下半身に集まっているとされています。

血液の流れは、ふくらはぎの筋肉によるポンプ作用によって促されますが、一方で、足の静脈には逆流を防ぐ弁(静脈弁)が備わっています。

この弁が、血液を効率よく心臓に戻すために役立っているのですが、こうした働きにトラブルが起こると、血液が足にたまってしまい、足がむくむ原因にもなります。

立ったままや座ったままの姿勢が長く続くと、足の筋肉のポンプ機能が低下してしまうので、心臓に向かって流れる血液が停滞します。

そこで、足がむくむというわけです。

血液でむくむの?

「水分じゃなくて血液でむくんでいるの?」

むくみの原因は血液の停滞ですが、詳しく言うと水分でむくんでいます。

足の方で静脈からの血液の流れが滞ると、静脈内の圧力が上昇します。

静脈内の圧力が上昇すると、血管に炎症が起こり、血管内から血管外へ血液の血しょう成分(水分)が浸み出てきます。

そうなると、細胞外に水分が溜まることになってしまい、これが、下肢のむくみの原因となるのです。

足のむくみの原因は?

足のむくみの原因はさまざまです。

むくみは大きくわけると、

  • 一過性のむくみ
  • 病気による何らかの危険サインであるむくみ

の2つに分けられます。

病気が原因のむくみ以外は、普段の生活習慣に原因がある一過性のむくみです。

一過性の場合は、横になっている時には足の血液が重力の影響を受けずに心臓まで戻ることができるので、朝起きたときには、むくみがない状態です。

起きている時には、足が身体の中で1番下に位置しているので、重力の影響で水分が溜まっていきます。

そのため、起きてから時間が経った夕方や夜にむくみが起きやすくなっているのです。

一過性の場合、寝不足や不規則な生活、食生活の栄養の偏りなども原因となりますし、運動不足もむくみの大きな原因となります。

ですが、一過性のものは、普段の生活で気をつければ解消するむくみです。

具体的な原因について見ていきますね。

長時間同じ姿勢を続けている

立ち仕事やデスクワークなど、ずっと同じ姿勢の状態でいると、ふくらはぎの動きが少なくなりますね。

前述のように、ふくらはぎの筋肉の収縮作用がポンプ機能となって血液を循環させています。

同じ姿勢を続けると、ふくらはぎポンプがうまく働きません。

重力により血液が足に溜まってしまうので、静脈は圧が高くなってしまい、戻ってくる水分を受け入れることが難しくなってしまうのです。

立ち仕事やデスクワークで足がむくみやすいのは、このような原因があるからです。

運動不足による筋力低下

日頃の運動不足から、ふくらはぎの筋肉が衰えると、そのポンプ機能が低下します。

結果として、足の血液を心臓へ送り戻す効率が悪くなります。

ダイエットによる筋力低下

過度なダイエットによっても足の筋肉が弱ってしまいます。

運動不足と同様、ふくらはぎのポンプがうまく働かなくなってしまい、むくみを引き起こすことになります。

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冷え性や血行不良

体の冷えは血行不良によるものです。

血液の流れが悪くなると、足先の毛細血管まで血液がスムーズに流れなくなり、冷え性や血行不良を伴うむくみが起こります。

体温調節ができない

今は、年中エアコンで室温を調整しています。

エアコンによって、温度変化のない環境で過ごしていると、体温を調節する発汗などの自律神経の働きが鈍くなります。

そうなると、水分を代謝する機能が低下し、むくみの原因となります。

水分・塩分の摂りすぎ

塩分の高い食べ物を摂りすぎるとむくみの原因となります。

塩分には水分を抱え込む性質があるため、余分な水分が溜まりやすくなります。

それにより、水分をうまく排出できなくなり体の中に溜まってしまうのです。

味の濃い料理も塩分を多く含むので気をつけてくださいね。

アルコールの摂りすぎ

アルコール、特にビールなどは、ご存知のように利尿作用があります。

アルコールには血管内を脱水させる作用があるため、飲みすぎると体の水分が失われ、血液濃度が高くなります。

そうなると、身体は危険を回避するために血管内に水分を取り込み、血液濃度を低くしようとします。

この時に取り込んだ水分の一部がむくみとなります。

ビタミン・ミネラル・たんぱく質の不足

栄養不足もむくみにつながります。

特にカリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルや、ビタミンB1、たんぱく質が不足すると、むくみが出やすくなります。

女性特有のむくみ

一般的に女性は男性よりも筋肉量が少ないため、足がむくみやすい傾向にあります。

筋肉量が男性に比べ少ない女性は、心臓に向かって血液を押し戻す働きが弱いのです。

むくらっく

加えて、女性は生理や妊娠時のホルモンの影響で、むくみが出やすい時期があります。

■ 生理によるむくみ

生理によるむくみの原因はホルモンです。

黄体ホルモンというホルモンの分泌量が生理前になると多くなります。

すると、余分な水分が体に溜まりやすくなって、むくみます。

■ 妊娠によるむくみ

妊娠中の女性は足のむくみを感じやすくなります。

約30%の女性が、妊娠中にむくみを感じるといいます。

足のむくみで疑いのある病気は?

寝て起きても治らないむくみ、一過性のむくみの原因に当てはまらず数日間むくみが続く場合は、病気の可能性があります。

一日で回復しないむくみに気づいたら、できるだけ早めにお医者さんに診てもらいましょう。
 

チェックポイント

  • 足にむくみがある(すねを指で5秒以上押して離した後にくぼみが残る)
  • むくみが翌朝も持続している
  • むくみが何日も続いている
  • 足の血管が浮き出ている
  • 足の痛み・だるさ・突っ張るなどの自覚症状がある
  • 急に体重が増えた
  • 顔やまぶたがむくむ
  • 尿の出が悪い
  • 坂道や階段で息が切れる
  • 疲れやすい
  • 肥満傾向にある

 

これらの症状があれば、早めに浮腫の専門外来を受けましょう。

足のむくみで考えられる病気をいくつかお伝えしますね。

心臓

心臓に何らかの障害があって、心臓がポンプの役割を正常に果たせなくなり、血行が悪くなったことで、むくみを引き起こすことがあります。

肝臓・腎臓

血中にあるアルブミン量が低下することで、血管での水分調整が効かなくなってしまい、むくみの原因となります。

水分を保持するアルブミンは肝臓で作られるのですが、肝臓が弱っている時にはこの成分がうまく生成されなくなります。

そのため、動脈の水分が血管の外に出やすくなり、静脈では血管に水分が戻りにくい状態になってしまい、むくみを引き起こす原因となります。

下肢静脈瘤

前述のように、足の静脈には一度心臓に向かった血液が逆流して足に戻ることを防ぐ弁(静脈弁)が備わっています。

その弁が壊れて、逆流した血液が足に溜まってしまう病気が原因となることがあります。

悪化すると、溜まった血液により肌の黒ずみや、湿疹やかゆみの元にもなります。

夕方の足のむくみの原因は?気になる浮腫の危ない病気との見分け方 まとめ

血液の流れは、ふくらはぎの筋肉によるポンプ作用によって促されますが、一方で、足の静脈には逆流を防ぐ弁が備わっていて、この弁も、血液を効率よく心臓に戻すために役立っています。

ですが、こうした働きにトラブルが起こると、血液が足にたまってしまい、足がむくむ原因になります。

立ったままや座ったままの姿勢が長く続くと、足の筋肉のポンプ機能が低下してしまうので、心臓に向かって流れる血液が停滞しまい、結果、足がむくむというわけです。

足のむくみの原因は、一過性のものと病気によるものがあります。

一過性のものは翌日には回復しますが、病気の場合はむくみが数日続くといった症状になるので、その場合は早めに医療機関を受診しましょう。

むくみの解消や予防には、普段のむくみやすい生活を原因から改善することが必要ですね。

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