2018年のオリオン座流星群はいつからいつまで?
見頃の時間はいつがベスト?
見られる方角は?
その疑問、解消します!
オリオン座流星群とはどのようなものなのか、
ピーク時間に最適な観測場所、
観察する時のポイントも含めて、わかりやすくお伝えします。
オリオン座流星群2018年はいつ?
2018年のオリオン座流星群は、10月22日の午前2時頃に極大を迎えます。
極大というのは、最も大きく見えるという意味です。
観察場所や時刻、月の条件などは考慮しないで、流星群自体の活動が最も活発になること、またはその時期を極大といいます。
いわゆる、流星群のピーク、マックスですね。
オリオン座流星群の期間は、だいたい10月の始めから11月始めまでの約1ヶ月。
極大を迎える日、つまり、オリオン座流星群がピークになる前後合わせて1週間は流星がよく観える時期なので要チェックです。
- 活動する時期 : 10月2日~11月7日頃
- 活動が活発になる時期 : 10月19日~10月25日頃
- 極大日時 : 10月22日午前2時頃
- 最適な観測日時 : 22日0時~22日4時頃
例年、オリオン座流星群の流れ星の数は、夜半から夜明け前にかけてだんだんと増えていき、極大日とされているあたりの4~5日間くらいは出現数はあまり変わらないようです。
2018年オリオン座流星群の見頃の時間は何時頃?
オリオン座流星群にかかわらず、流星群を見る上で一番重要なのが月明かりです。
流れ星を見るには空が暗ければ暗いほどベストなので、月明かりが邪魔になってしまうんですね。
2018年のオリオン座流星群の極大は10月22日午前2時頃。
あいにく満月前の大きな月がすでに昇っている頃合いです。
極大の当日は、天体観測の条件としてはよろしくないですね^^;
月が沈む午前3時過ぎまで(東京の場合)はもろに影響を受けてしまいそう。
2018年のオリオン座流星群の観測は、月が沈む頃の午前3時過ぎから、空が明るくなり始める4時半頃までがチャンスかもしれません。
また、オリオン座流星群は、極大から前後数日間はなだらかにピークが続きます。
前述のように、極大日とされているあたりの4~5日間くらいは出現数はあまり変わらないので、日をずらしても観ることができます。
極大の日より前は日の出前に月が沈むので、それから日の出が始まる何時間かの間は、月明かりに影響されることなく、良い条件で流星を観察することができます。
10月21日から22日にかけての夜に観測することができなくても、諦めないでチャレンジしてみてくださいね。
オリオン座流星群とは?
オリオン座流星群は10月中旬から下旬にかけて活動が活発化する流星群です。
望遠鏡なしでも観ることができ、初心者でも観測しやすいことから、人気のある流星群のひとつです。
オリオン座の母体天となるのは、ハレー彗星です。
ハレー彗星は、76年周期で太陽の周りを公転している彗星で、周期彗星番号が1番のことからも、よく知られているメジャーな彗星ですね。
みずがめ座η流星群も、母天体はハレー彗星です。
オリオン座はハレー彗星の塵、つまり、かけらであると考えられています。
例年、オリオン座流星群の極大は10月21日頃とされています。
そもそも流星群とは?
流星群は条件さえよければ誰でも観望できる天体ショーです。
流星群の流星は読んで字のごとくで、流れ星のこと。
流星は小さなチリが地球に飛び込んできた時に、大気との摩擦によって発光する現象です。
流星(流れ星)観測を続けていると、ある特定の時期に、ある特定の決まった方向から多くの流星(流れ星)が見られる時期があります。
その期間はだいたい1週間程度。
1週間くらいで流星の出現数はピークを迎えて、そののち減少していきます。
この流星の活動を「流星群」といいます。
そして、飛んでくる方向に見える星座の名前をとって「○○座流星群」と呼びます。
今回のオリオン座流星群は、オリオン座の方向から飛んでくるように見えるので「オリオン座星群」となります。
オリオン座流星群の特徴は?
オリオン座流星群の1番の特徴は流星の速度。
流星の速度は、すべての流星群の中で、2番目の速さを誇っています。
オリオン座流星群はしっかりと明るさがあり、星が流れた跡に光が残る確率が高いので、肉眼でも観測しやすい流星群です。
オリオン座流星群は、ピークの頃には1時間あたり5個~10個程度の流れ星が観られます。
これは三大流星群(しぶんぎ座流星群・ペルセウス流星群・ふたご座流星群)に次いで多い数です。
毎年見られる流星群ですが、2000年に入ってからのオリオン座流星群は過去に比べて活発に活動する年があったりで、話題にのぼることが多くなりました。
流星群の中では中規模レベルに分類されるオリオン座流星群。
ですが、2006年には1時間あたりで、最大100個以上も出現しました。
この年、IMO(世界流星機構)の調べでは、ZHRという値(理想的な空の下で観測した場合の1時間あたりの流星数)は、50以上を記録しています。
この数値は、ペルセウス座流星群などの「三大流星群」と呼ばれる流星群と同じ程度か、それを上回るほどの活発な出現で、オリオン座流星群としては過去最大級の規模の出現でした。
2007年以降も例年に比べるとたくさんの流れ星が観測されましたが、ここ最近は落ち着いています。
その理由は、オリオン座流星群のダスト・トレイルが2010年を最後に地球の軌道から外れたからだと考えられています。
ダスト・トレイルというのは、流星群の元となる物質が帯状に分布する領域のことです。
次にオリオン座流星群が活発になるのは、約70年後といわれています。
オリオン座流星群を観測する時のポイントとは?
年に一度のオリオン座流星群、せっかく観測するならベストな場所で見たいですよね。
流星の出現数は、空の暗さと視界の広さがポイントです。
オリオン座流星群に限ったことではありませんが、天体観測は灯りの少ない場所で見るのが最適です。
- 晴れていること
- 湿度が低いこと
- 月が出ていないこと
- 街の灯りが少ないこと
- 空気が澄んでいること
街なかではネオンや店の灯りで空も明るく見えるため、流星を見つけられる確率が減ってしまうんですよね。
オリオン座流星群は基本的にはどの方角からでも観測できます。
なので、月のない方角を見るのをおすすめしますが、最もベストなのは
できるだけ空全体を見渡せる場所へ行くこと。
広場や校庭、河川敷など視界の開けたところが観察に適しています。
ずっと空を見上げていると首が疲れちゃいますよね。
そんな時は、地面に寝転がっての観察がおすすめです。
首も疲れない上、立って観察するより空全体を見渡せるので、流星を探しやすくなります。
レジャーシートやアウトドア用のキャンプマット、ベッドなどがあれば快適に星を眺めることができます。
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住宅地や自宅ベランダなど、視界が広く見渡せないようなところでは、街明かりの影響を避けて、街灯がない方向を眺めれば、流れ星が見つけやすくなります。
星空は暗い場所ほどよく見えます。
暗い場所への行き帰りには、安全対策にライトがあると安心ですね。
特に女性は防犯対策にもなるので、懐中電灯を持っていくことをおすすめします。
こちらは手のひらサイズなのにハイパワー、軽いので携帯に便利です。
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最低15分は見続けよう
市街地や住宅街ではどんなに暗い所を選んでみても、明かりのために流星の小さな光を見逃してしまうこともあります。
オリオン座流星群は1時間あたり5~10個程度の流星が観られるといっても、実際の流れ方はランダムです。
立て続けに数個見えることもあれば、10分以上途切れることもあります。
一つも見えないからとすぐに諦めてしまわないで、秋の夜空の星々を楽しみながら、流れ星を待ってみてくださいね。
防寒対策をしておこう
秋とはいっても、深夜から明け方になると冷え込んできます。
天気の良い日ほど、放射冷却によって気温が下がります。
地域によっては冬に近い気温になるところもありますよね。
せっかくの天体観測も風邪をひいちゃったら台無しです。
暖かいインナーを着る、マフラーをする、ニット帽をかぶる、厚めのジャケットを着るなどして、しっかり防寒対策をしておくと安心です。
寒さを気にすることなく、ゆっくり星空を眺められますね。
オリオン座流星群2018年はいつ?見頃の時間は何時頃?方角は? まとめ
2018年のオリオン座流星群は、10月22日の午前2時頃に極大を迎えます。
満月が近いので、2018年のオリオン座流星群の観測は、月が沈む頃の午前3時過ぎから、空が明るくなり始める4時半頃までがチャンスかもしれません。
例年、オリオン座流星群の流れ星の数は、夜半から夜明け前にかけてだんだんと増えていき、極大日とされているあたりの4~5日間くらいは出現数はあまり変わらないようです。
なので、日にちをずらすなどして流星を観測するのも一案です。
オリオン座流星群は、しっかりと明るさがあり、星が流れた跡に光が残る確率が高いので、肉眼でも観測しやすい流星群です。
基本的にはどの方角からでも観測できるので、月のない方角で見るのをおすすめします。
最もベストなのは、できるだけ空全体を見渡せる場所へ行くこと。
冷え込む時期でもあるので、しっかり防寒対策をしておくと安心です。
都心部では月明かりのせいで観えにくいかもですが、オリオン座流星群は毎年安定して観ることができます。
澄んだ空気の秋の星空の流れ星、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
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