クリスマスリースの意味を簡単に一言で言うと?
使われている材料の素材や色にはどんな意味があるの?
その疑問、解消します!
なぜクリスマスリースが丸いのか、
赤い実やりんごなどを飾る理由、
クリスマスカラーの宗教的な意味も含めて、
わかりやすくお伝えします。
クリスマスリースの意味を簡単に言うと?
クリスマスが近づくと、玄関のドアや家の門にクリスマスリースを飾るおうちも増えてきましたね。
クリスマスアイテムとしてすっかり馴染んだクリスマスリース。
うちの近所のレストランバーでは、先週の勤労感謝の日の翌日からクリスマスリースを飾っていて、11月から否が応でもクリスマス気分が刺激されました。^^
クリスマスリースの意味を簡単に言えば、
「永遠の環」
ということ。
人々はクリスマスリースに、
「生命と幸福がいつまでも続くように」
という願いをこめて、飾ってきたのです。
クリスマスリースの意味は、リースのカタチの意味からおさえると理解しやすくなります。
クリスマスリースが丸いのはなぜ?
クリスマスリースのリースは英語で「wreath」。
wreathを辞書で調べると、
「(花・葉・小枝などで輪状に作る)輪、 花輪」
「輪状のもの」
といった意味が出てきます。
ふだんわたしたちが目にするクリスマスリースは、
『果実や花、葉っぱ、枝、リボンなどのいろんな材料で作られた輪っか』
といった感じですよね。
クリスマスリースが輪、サークル状になっているのは
「永遠に続く神の愛」
を象徴しています。
輪状のリースには、『始まり』もなければ、『終わり』もありません。
そのことから、「永遠に続く神の愛」とされている一方、
「季節(四季)の循環」
を意味するという考え方もあります。
また、イエス・キリストが死後、よみがえって人々を導いたことから、
「生命の輪廻転生」
を表しているという説もあります。
同じように、
「永遠の神の存在」
という考え方もあります。
- 永遠に続く神の愛
- 季節(四季)の循環
- 生命の輪廻転生
- 永遠の神の存在
これら、リースが丸い理由に共通しているものは、『永遠』です。
クリスマスリースの意味を簡単に一言で!
クリスマスリースが丸いのは『永遠』を表しているということでしたね。
このことから、クリスマスリースの意味を簡単に言うと、
「永遠の環」
ということになるのです。
『始まり』もなければ、『終わり』もないサークル状のリースは、『永遠』に由来すると考えられています。
クリスマスリースには「永遠の環」という意味があって、そこに人々は、
「命と幸わせが永遠にいつまでも続きますように」
という願いをこめたというわけです。
クリスマスリースの材料の意味は?
リースにはさまざまな材料が使われていますが、その素材ひとつひとつにも意味があり、人々の願いが込められています。
モミノキ、ヒイラギ、月桂樹などの常緑樹
クリスマスリースは、もともとは常緑樹(じょうりょくじゅ)の葉だけで作られていたのが、近年になって様々な素材を使うようになりました。
モミノキ、ヒイラギ、松、月桂樹など、冬でも青々としている常緑樹は生命力のシンボルと考えられてきました。
ヒイラギの葉と赤い実
クリスマスリースに、古くから伝統的に使われてきているのは、セイヨウヒイラギ(西洋柊)の赤い実と緑の葉っぱです。
こちらは青~紫色の葉が特徴のセイヨウヒイラギ、ブループリンセスです。
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セイヨウヒイラギの葉は、ギザギザでトゲがいっぱいついています。
この特徴から、セイヨウヒイラギの葉がイエス・キリストの受難のシンボルである『茨の冠』を表していて、
リース飾りにセイヨウヒイラギが多く使われるのは、『茨の冠』を連想させるためだと言われています。
赤い実も、イエス・キリストの受難から、
「赤い実はキリストが流した血」
という説もありますが、
『太陽(の恵み)』
を表しているという説もあります。
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クリスマスリースに使われる赤い実はセイヨウヒイラギ以外にもあります。
◇ 赤い実の種類について詳しくはこちらをどうぞ。
・クリスマスリースの材料 赤い実の名前は?飾りに使う意味は?
リボン、ベルなどの装飾品
赤いリボンもキリストの血を象徴するという考え方もありますが、魔除けの意味があるという説もあります。
ベルは音が鳴ることから、魔物を祓うと考えられ、魔除けの意味があります。
リンゴの実・松ぼっくり
リンゴの実や松ぼっくりは、その年の収穫に感謝するとともに、翌年の豊作を祈願するために使われるお供えの意味があります。
ぶどう
ぶどうにはキリストを象徴しているという考え方があります。
クリスマスリースの色の意味は?
店頭にはさまざまなカラーのクリスマスリースが並んでいますが、やはり基本になっているのはクリスマスカラーと呼ばれる定番色です。
クリスマスカラーには赤、緑、白、ゴールドなどがありますが、これらの色には宗教的な意味がこめられています。
赤
赤い色は、
「イエス・キリストの血」
「神の愛」
という意味があります。
赤い実のところでも、イエス・キリストの血が象徴的なシンボルだとお伝えしましたが、
この「血」というのは、キリスト教でいうと、キリストがすべての人の罪を引き受けて流した血のことです。
「血」と聞くと物騒なイメージがあるかもですが、
イエス・キリストの血の色を表す赤色には、神の『愛と寛大さ』という意味がこめられているのです。
緑
緑の色は、
「永遠の命」
「永遠の愛」
「力強さ」
を意味します。
クリスマスツリーに使われるモミの木や、伝統的なクリスマスリースに使われるセイヨウヒイラギは常緑樹です。
常緑樹は寒い冬の間も緑を保つことから、強い生命力のシンボルと考えられています。
常緑樹は英語で、「evergreen」。
日本でもエバーグリーンという言い方をしますね。
時を経ても色あせない、「不朽」といったニュアンスがあります。
常緑樹が四季を通じて常に緑の葉をつけていることから、「永遠の命」・「永遠の愛」といった意味につながっています。
白
白い色には、
「純潔」
「潔白」
「純粋な心」
「清らかさ」
「雪」
といった意味があります。
雪が降るクリスマスは「ホワイト・クリスマス」とも呼ばれ、ロマンチックなクリスマスとして好まれたりしますね。
ゴールド(金)
金色には、
「希望」
「高貴」
「気高さ」
「貴重なもの」
「豊かさ」
「富」
といった意味があります。
クリスマスツリーのトップには、ゴールド(金)の星を飾ります。
あのゴールド(金)は、イエス・キリストが生まれたときに現れたとされる『ベツレヘムの星』を模したものとされています。
このことから、ゴールドはイエス・キリストの誕生にちなんで、「希望」や「高貴」、「気高さ」、「貴重なもの」といった意味合いがあります。
クリスマスリースの意味を簡単に教えて!材料と色にこめる願いとは? まとめ
クリスマスリースの意味を簡単に一言でいうと、
「永遠の環」
そこに人々は、
「命と幸わせが永遠にいつまでも続きますように」
という願いをこめてクリスマスリースを飾ってきました。
クリスマスリースの形状が輪になっているのは「永遠」を表し、
- 永遠に続く神の愛
- 季節(四季)の循環
- 生命の輪廻転生
- 永遠の神の存在
を象徴しています。
クリスマスリースに使われている材料にも、素材のひとつひとつに意味があります。
また、クリスマスリースに使われている色には宗教的な意味合いがあります。
クリスマスのリースはクリスマスツリーより手軽で、飾るのも片付けるのも簡単、
そして、リースは買ってきたものでも、装飾を加えたりすると自分の好みで気軽にアレンジできます。
今年のクリスマスリースは、材料やカラーの意味を考えながらひと手間かけるのも楽しいですね。
◇ クリスマスリースを飾る時期についてはこちらをご参考に。
・クリスマスリースを玄関に飾るのはいつからいつまで?海外との違いは?
◇ クリスマスリースの話題 こちらもどうぞ。
・クリスマスリースは毎年買い替える?来年も使える扱い方と保管方法
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