2019年のゴールデンウイークが10連休になるのはなぜ?

2019年のゴールデンウイークが10連休になるのはなぜ?

新天皇即位で祝日や休日が増える理由は?

その疑問、解消します!

2019年のゴールデンウイークがひと目でわかるカレンダー、

10連休になった経緯、

2020年のGW一覧も含めて、

わかりやすくお伝えします。

スポンサードリンク
  

2019年のゴールデンウイークは10連休!

今年、2019年のゴールデンウイークは10連休

長いこと社会人やってますが、

後にも先にも、

4月の下旬から5月初旬のカレンダーが

こんなに赤く連なっているのを見るのは初めてです。

201904 カレンダー
201905 カレンダー
 
例年のゴールデンウイークだと、

前半に連休があって(4月の3連休とか)、

後半にまた連休があって、

といった飛び石連休となるのが通常モード。

ですが、2019年のゴールデンウイークは見事に休みがつながっています。

過去には偶然、

4月の連休と5月の連休がうまくつながることもありましたが、

それでも暦の上では7日間。

有給休暇を使えば10連休を取ることが可能だったゴールデンウィークが、

今年は暦通りで普通に10連休を取ることができるわけです。

この長いお休み、

ちまたでは喜ぶ人もいれば、

喜ばない人もいて、

期待する人もいれば、

不安を持つ人もいます。

仕事や立場によって、

それぞれいろいろな事情がありますよね。

現代では、24時間365日、

誰かが働いている状況があって社会が成り立っています。

10連休というのはあくまで休むことができる側の視点であって、

この10日間のあいだも、常に誰かが働いているわけです。

休む人の代わりに、シフトに入る人もいます。

公共機関でいえば、

連休中は交通機関は休日ダイヤになりますし、

病院などの医療機関はどうなるのか、

銀行はどうなるのか、

といった生活に直結する問題もありますね。

◇ GW期間の銀行についてはこちらの記事にまとめています。
2019ゴールデンウイーク銀行営業日と主要ATM手数料 振込はどうなる?

◇ 10連休中の郵便業務についてはこちら。
2019ゴールデンウイーク10連休の郵便配達や集荷はどうなる?窓口は?

10日間に及ぶ大型連休ともなれば、

休める側にも休めない側にも、

良い意味でも悪い意味でも大きな影響を及ぼしそうです。

いったいなぜ、

2019年のゴールデンウイークは10連休になったのでしょう。

2019年のゴールデンウイークが10連休になるのはなぜ?

今年2019年のゴールデンウィークが10連休になる理由は以下の2つ。


1. 皇太子さまの新天皇即位

2. 祝日法による休日の誕生

それぞれひとつづつお伝えしますね。

皇太子さまの新天皇即位

天皇陛下のご退位によって平成は今年で最後となります。

2019年4月30日をもって天皇陛下はご退位され、

翌日の5月1日に皇太子さまが新天皇として即位され、

新しい年号がスタートします。

昨年(2018年)、

天皇陛下の退位と皇太子さまの新天皇即位の準備を進める『式典委員会』の委員長を務める安倍晋三首相は、

「国民こぞって言祝(ことほ)ぐことができるよう、政府として万全の準備を進めていかなければならない」

と述べ、

新天皇の即位日となる2019年5月1日(水)を、

その年限りの祝日とすることを表明し、

2018年12月8日の参院本会議で閣議決定されました。

これによって2018年12月14日、

天皇の即位の日及び即位礼正殿の儀の行われる日を休日とする法律が公布され、

即位の日及び即位礼正殿の儀が行われる日が休日(祝日の扱い)となりました。

新天皇の即位日となる2019年5月1日(水)と

即位礼正殿の儀が行われる日の10月22日(火)が祝日となったのです。

というわけで、

5月1日(水)が国民の祝日となった経緯はわかりますが、

祝日が1日増えただけなのに、

なぜ2019年のゴールデンウィークが10連休になるのか疑問ですよね。

実は4月30日(火)と5月2日(木)が休日となるのには、

祝日法

という法律があるからなのです。

スポンサードリンク

祝日法でゴールデンウイークが10連休に

今回、2019年のゴールデンウイークには、

通称『国民の休日』と呼ばれる休日が、

4月30日(火)と5月2日(木)にあります。

国民の休日は、国民の祝日に関する法律(祝日法)第3条第3項で定められた休日の通称です。

祝日法では、

『その前日及び翌日が「国民の祝日」である日(「国民の祝日」でない日に限る。)は、休日とする』

と決められています。

“祝日” とか “休日” とかちょっとややこしいですね。

法律的には祝日と休日は別な物として扱われているので、このような表現になっているんですが、

簡単にいえば、

祝日と祝日に挟まれた日は休日にする

ということです。

つまり今回のゴールデンウイークでは、

祝日の『みどりの日』が4月29日、

『新天皇即位の日』で5月1日が祝日、

その間に挟まれている4月30日(火)は休日となるわけです。

5月2日(木)が休日になるのも、

新天皇が即位される祝日となった5月1日(水)と、

憲法記念日の祝日である5月3日(金)に挟まれているからです。

4月27日(土曜日) 休日
4月28日(日曜日) 休日
4月29日(月曜日) 昭和の日
4月30日(火曜日) 休日:祝日と祝日に挟まれた平日のため
5月1日(水曜日) 祝日:新天皇陛下即位
5月2日(木曜日) 休日:祝日と祝日に挟まれた平日のため
5月3日(金曜日) 憲法記念日
5月4日(土曜日) みどりの日
5月5日(日曜日) こどもの日
5月6日(月曜日) 振替休日

2019年のゴールデンウイークが10連休になったのは、

5月1日が新天皇が即位するということで祝日になり、

それに伴い祝日法によって、

祝日と祝日に挟まれて休日が生まれたから、

というわけです。

まるで、オセロゲームみたいですよね^^

◇ 祝日と休日についてはこちらをご参考に。
祝日と祭日の違いとは?ひと目でわかる国民の祝日の意味を一覧で!

2020年のゴールデンウイークはどうなる?

今年2019年は前代未聞の10連休ですが、

新天皇が即位する5月1日(水)が国民の祝日となるのは2019年に限ってのことで、

2020年以降は祝日にはなりません。

■ 2020年のゴールデンウイーク

4月25日(土曜日) 休日
4月26日(日曜日) 休日
4月27日(月曜日) 平日
4月28日(火曜日) 平日
4月29日(水曜日) 昭和の日
4月30日(木曜日) 平日
5月1日(金曜日) 平日
5月2日(土曜日) 休日
5月3日(日曜日) 憲法記念日
5月4日(月曜日) みどりの日
5月5日(火曜日) こどもの日
5月6日(水曜日) 振替休日

暦通りなら、

2020年のゴールデンウイークで連休となるのは、

5月に入ってからの2日(土)~6日(水)までの5日間ですね。

2019年のゴールデンウイークが10連休になるのはなぜ?2020年はどうなる? まとめ

2019銀行GWカレンダー

2019年のゴールデンウイークは10連休。

10連休というのはあくまで休むことができる側の視点です。

今年のゴールデンウィークが10連休になる理由は次の2つ。

1. 皇太子さまの新天皇即位

2. 祝日法による休日の誕生

新天皇の即位をお祝いし、

即位日となる2019年5月1日(水)を祝日としたこと。

そして、

それによって祝日法が適用され、

祝日と祝日に挟まれた4月30日(火)と5月2日(木)が休日になったことによるものです。

新天皇が即位する5月1日(水)が国民の祝日となるのは2019年に限ってのことで、

来年以降、2020年からはまた暦通りとなります。

おそらくこの先も、カレンダーの上で祝日と休日が2019年のように連なることはないでしょう。

暦通り休めるにしても、休めないにしても、

めったにない長期ゴールデンウイーク体験を有意義に過ごしたいですね。

◇ 関連記事
2019ゴールデンウイーク銀行営業日と主要ATM手数料 振込はどうなる?

2019ゴールデンウイーク10連休の郵便配達や集荷はどうなる?窓口は?

祝日と祭日の違いとは?ひと目でわかる国民の祝日の意味を一覧で!

スポンサードリンク