初節句の男の子に贈る端午の節句のお祝い相場と金額は?
品物はOK?
いつまでに渡すの?
のしの書き方は?
その疑問、解消します!
ご祝儀相場の背景、
お祝いの贈り物のパターン、
渡す時のタイミングや注意点、
のし袋の選び方も含めて、
わかりやすくお伝えします。
初節句を迎える男の子にはどんなお祝いがいいの?
男の子の健やかな成長をお祝いする端午の節句。
なかでも初節句のときは、
家族や身内、親戚、知人を招いて祝いの席を行う場合も多いですね。
初節句は子供が産まれて初めて迎える節句なので、
一生に一度の大切なお祝いでもあります。
お祝いの席を設けない場合でも、
無事な成長を願ってお祝いを贈るケースは多いものです。
初節句のお祝いに品物を贈ってもいいの?
最近はお祝いの方法もさまざまです。
初節句の記念にお祝いのプレゼントを贈ったり、
現金やギフト券を包んで贈るなど、
お祝いの仕方は多様化しています。
手芸が得意なわたしの友人は、
甥っ子の初節句のときに、
フェルト製の兜と赤い腹掛けを作って贈り、
とても喜ばれたといってました。
集まった親戚たちが、
その兜と腹掛けをつけた赤ちゃんと写真を撮ったりで、
大盛り上がりだったそうです。
祖父母からは、昔も今も五月人形を贈ってあげることが多いようです。
日本の古くからの風習では母親の実家が買うというのが一般的ですが、
江戸時代には、家を継ぐ男子の誕生を祝って、
父親の実家で用意をするのが主流でした。
ですが今は、両家で話し合って一緒に贈るというケースや、
鯉のぼりと分担するというケースも増えてきているようです。
五月人形をギフトにする場合、
関東と関西など、住んでいる地域によっても習わしが違います。
◇ 五月人形について詳しくはこちら。
・五月人形は誰が買う?購入は両親?関東と関西で違う理由と今どき事情
一方、祖父母以外の親類や親しい間柄の場合は、
初めての端午の節句ときにはプレゼントやご祝儀を贈るのが一般的です。
初節句祝いのプレゼントとしては、
おもちゃやぬいぐるみ、
スタイやベビーシューズ、
柏餅やちまきなどの端午の節句にちなんだお菓子などを選ぶことが多いです。
もちろん、ストレートなご祝儀はどの家庭でも喜ばれるもの。
プレゼントにしろ、ご祝儀にしろ、
どんな形であっても、
心をこめたお祝いを贈りたいものですね。
端午の節句のお祝い相場と金額は?
「初節句のお祝いの金額の相場って、いくらくらいなのか?」
と疑問に思うことも多いと思います。
お祝いの金額に決まりごとはありません。
お祝いの席に招かれている場合と、
そうでない場合でも違ってきますし、
あなたと初節句を迎える男の子の関係、
あなたの立場によっても異なってきますよね。
一般的に、
祖父母は5~30万円、
親戚や兄弟間は5,000~1万円、
名付け親・仲人で5,000~1万円、
友人・知人は3,000円~5,000円、
といったあたりが初節句の相場と言われています。
お祝い金にプラスしてプレゼントをつけるケースもあれば、
プレゼントだけのケース、
現金だけ包むケースなどがありますが、
いずれにしても、
受け取ったほうが負担に思わない金額の範囲内にするのが大切です。
間柄 | お祝いの金額 |
---|---|
祖父母 | 5~30万円 |
親戚 | 5,000~1万円 |
甥 | 5,000~1万円 |
名付け親・仲人 | 5,000~1万円 |
友人・知人 | 3,000円~5,000円 |
男の子の初節句で祖父母の金額が高い理由は?
祖父母が破格に高額ですね。
この背景には、端午の節句では、
『祖父母が五月人形や鯉のぼりを贈る』
というのが風習となっていることにあります。
近頃は前述のように、祖父母が五月人形や鯉のぼりを購入する際には、
両家で分担したり、
一緒に贈るケースも増えています。
ですが、そうでない場合でも、
購入しなかった側の祖父母が、
それと同等の現金をご祝儀として包むこともあるようです。
また、孫に費用がかかるイベントは双方の祖父母が役割分担で、
片方がお宮詣りの衣装を調達する、
もう片方が五月人形を用意するなど、
両家が分担制にしているケースも少なくありません。
孫は両家の大切な宝。
並々ならぬ愛情が、相場からも見て取れますね。
男の子の初節句が甥の場合は?
初節句の男の子が甥にあたる場合は、
贈る側の経済状況もあります。
就職前の学生なら、お金を包むのはムズカシイわけで、
そんな時は『3,000円~5,000円』を目安にしなくても、
そこは気持ちで、手頃なプレゼントで十分。
一方、甥と普段から親密な関係であれば、
2万円、3万円といった予算で包むこともあります。
甥や近い親戚がお祝い金を贈る場合、
お祝い金とは別に、品物も一緒に贈るケースもあります。
男の子の初節句が親戚の場合は?
上述のように、親戚の場合は、
お祝い金とは別に、品物も一緒に贈るケースもあります。
わたしの周りでは、お祝いの席に招かれたらご祝儀にして、
そうでない場合はご祝儀かプレゼントを贈っているケースが多いですね。
男の子の初節句が友人・知人の場合は?
友人や知人については、
そもそもが初節句の男の子の両親か祖父母の両親の友人・知人なわけで、
そのあたりも日頃の親密度やお付き合いの年数によっても違ってきます。
上記の表はあくまで、参考として目安にしてくださいね。
初節句のお祝いはいつまでに渡すの?
初節句は生まれて初めて迎える節句をお祝いするものなので、
その時期を過ぎてしまうと、お祝いの意味が半減してしまいます。
せっかくの一生に一度のお祝いなので、
できればタイミング良く、
その時期にお祝いの気持ちを伝えられるようにしたいですよね。
初節句のお祝いの席に招かれているのであれば、
お祝いの品物やお祝い金は、その時に渡します。
初節句のお祝いの席に参加しない場合は、
お誘いをいただいたらすぐに贈るようにします。
お祝いの席があるかどうかわからない場合は、
初節句の1ヶ月前には贈るのがベスト。
もし、間に合わない場合や、
忘れていて端午の節句が過ぎてしまった場合は、
遅くとも1ヶ月以内くらいまでの時期にはお祝いを贈るようにします。
その際は、
「遅くなって申し訳ございません」
といったお詫びの一言を添えると丁寧になります。
端午の節句に五月人形を贈るのであれば、
1ヶ月以上前には贈るようにします。
節句のお祝いで品物やお祝いのお金を包むのは初節句の時だけです。
端午の節句のたびに、毎年贈る必要はありません。
初節句のお祝いに使うのしの書き方は?
初節句はおめでたいお祝い事なので、
水引の色は紅白、
水引は蝶結びのものを使います。
お祝いに包む金額が10,000円くらいであれば、
コンビニなどでも売っている水引が印刷された祝儀袋を使っても大丈夫です。
表書きは、上段には、
「お祝い」
「御祝」
「祝初節句」
「初節句御祝」
などを書きます。
下段には、贈り主であるあなたの名前をフルネームで書きます。
初節句祝いを贈る親類が多い場合、
どれを誰からいただいたのか、
後になってから分からなくなってしまうこともあるので、
名前はしっかり記載しましょう。
お祝い金は新札で包むのがマナーです。
新札を用意するのを忘れないでくださいね。
品物を贈る場合も、水引の色は紅白、水引は蝶結びのものを使います。
プレゼントによっては掛け紙の使用が難しい場合は、
短冊ののしを使うことも出来ます。
掛け紙を使えるかどうかは、
品物を購入するお店の人に聞いてみるのがいいですね。
初節句の男の子に贈るお祝い相場と金額は?いつまでに渡す?のしは? まとめ
一般的に、祖父母は5~30万円、
親戚や兄弟間は5,000~1万円、
名付け親・仲人で5,000~1万円、
友人・知人は3,000円~5,000円、
といったあたりが初節句の相場と言われています。
お祝いは品物でもOKです。
お祝い金にプラスしてプレゼントをつけるケースもあれば、
プレゼントだけのケース、
現金だけ包むケースなどがありますが、
いずれにしても、
受け取ったほうが負担に思わない金額の範囲内にするのが大切です。
初節句のお祝いを渡すタイミングは、
初節句のお祝いの席に招かれているのであれば、
お祝いの品物やお祝い金は、その時に渡します。
お祝いの席があるかどうかわからない場合は、
初節句の1ヶ月前には贈るのがベスト。
初節句はおめでたいお祝い事なので、
のし袋やのし紙の水引の色は紅白、
水引は蝶結びのものを使います。
一生に一度の、初めての端午の節句。
毎年お祝いする端午の節句ですが、
初節句は一度きりのお祝いです。
元気で健やかな成長をお祈りして、
みんなで楽しくお祝いできるといいですね。