0570で始まるナビダイヤルの通話料が高い!
1分でいくら?
安くする方法は?
少しでも節約するには?
その疑問、解消します!
ナビダイヤルを利用する時のポイント、
携帯でかける時の注意点、
ナビダイヤルを回避する方法も含めて、
わかりやすくお伝えします。
0570で始まる通話料が高い!
電話番号で0570から始まる番号は、「ナビダイヤル」と言われるものです。
◇ ナビダイヤルについて詳しくはこちら。
・0570ナビダイヤルの高い通話料に注意!気をつけるべきポイントとは?
ナビダイヤルは様々な企業の「問い合わせ先」に使用されています。
電話をかけると最初に音声の案内(音声ガイダンス)が流れるので、
聞いたことがある人も多いのでは。
「ナビダイヤルでおつなぎします。この通話は○秒ごとに、およそ××円の通話料金でご利用いただけます」
こんな音声案内が流れます。
ナビダイヤルは商品やサービスに関する問い合わせの他にも、
・チケットの電話予約や宅配便の再配達
・クレジットカードに対する問い合わせ
・自動車の事故やトラブルの対応
などでも使われているサービスです。
(↑docomo business HPより引用)
ナビダイヤルの料金は利用者負担です。
フリーダイヤルと違って、料金は発信する側が負担するので
0570から始まるナビダイヤルの電話番号に携帯からかけると、高額な通話料/span>が発生するので注意が必要です。
コンサートチケットの予約や
再配達をお願いする時などに
何気に利用しているかもですが、
このナビダイヤルは高めの料金設定の通話サービス。
時間ごとに料金が変わり、
使う電話によっても異なります。
一例をあげると次のようになります。
携帯電話:平日昼間4.5秒10.8円~20秒10.8円
固定電話:平日昼間3分9.18円~22.5秒10.8円
IP電話:一律3分8.64円
詳しい料金については、
電話をかけたときの音声ガイダンスで確認することになります。
音声ガイダンスの料金を了承した上で手続きに入ることになるので、
通話時間が長くなればなるほど、
その分の通話料金の負担も増える仕組みです。
高い通話料金がかかっても、
必要なものはかけなければならないわけですが、
ナビダイヤルは時間がかかればかかるほど、
どんどん通話料金が高くなってしまうんですね。
0570ナビダイヤルはかけ放題が使えない?
ナビダイヤルは、携帯各社の『かけ放題』などの定額プランが適用されないことも特徴です。
スマホなど携帯の通話料金プランでは、
通話定額サービスがメインになっているので、
「通話料は気にしていない」
という人や、
「無料通話分があるから大丈夫」
と思っている人がいるかもですが、
ナビダイヤルは無料通話の対象外です。
ナビダイヤルは待ち時間も料金が発生する?
かける側からすると音声案内の、
「この通話は○秒ごとに、およそ××円の通話料金で~」
という通話料金はおおいに気になるところですが、
料金はこの音声が流れた瞬間から発生しています。
「ナビダイヤルでおつなぎします」のガイダンスが流れた瞬間から通話料が発生しているのです。
先日わたしが某大手メーカーに携帯からかけたナビダイヤルでは、
「この通話は20秒ごとに、およそ10円の通話料金で~」
というアナウンスが流れました。
20秒で10円ということは、
つまり1分30円です。
繰り返しますが、1分30円ですよ。
5分で150円、10分で300円です。
通話料はアナウンスを聞いている時間はもちろんですが、
オペレーターへ接続するための待ち時間にも発生します。
しかも、ナビダイヤルの20秒あたり10円というのは税別です。
たとえば電話をかけてから切るまでが15分だったとすると、
消費税を入れると500円近い通話料金になります。
ナビダイヤルでの問い合わせが増えたり長めになってしまうと、
請求が来たとき思わぬ金額に驚いてしまうこともあるので注意が必要です。
0570ナビダイヤルの通話料を安く節約するには?
0570で始まる発信者負担のナビダイヤル、
税抜きで1分30円の通話料が発生すると考えると、
とても高額な金額ですよね。
基本的に「0570」への通話をしないことが一番の節約なんですが、
実際そうもいかないのが現実です。
0570のナビダイヤルを安く使って節約する方法をお伝えしますね。
1. 通話アプリ『050plus』を使う
ナビダイヤルを提供しているのはNTTコミュニケーションズです。
そのNTTコミュニケーションズが運営している通話アプリに、
『050plus』というものがあります。
この通話アプリを使って0570で始まるナビダイヤルに電話をかけると、
なんと、180秒(3分)あたり8円という激安料金で済みます。
『050plus』は有料で、月額基本料300円(税込み330円)です。
ただし、ここで注意したいのは0570番号はNTTコミュニケーションズのナビダイヤル以外にもあるということです。
0570番号は、NTT西日本・KDDI・ソフトバンクもサービスを提供しているのですが、
「『050plus』からだと通話料が安くなる」
という方法は、
NTTコミュニケーションズが提供する「ナビダイヤル」の0570番号に限った話で、
他社の0570番号については使えないのです。
個人的にはこのアプリを使うメリットをあまり感じられないので、
他の方法をご紹介していきますね。
※ NTTレゾナントの発表によると、7月1日にNTTドコモに吸収合併することに伴い、050plusは2023年6月26日をもって新規受付を終了します。 尚、現在のユーザーは引き続きサービスが利用できます。
2. 併記の固定電話番号へかける
窓口の番号をいくつか用意している企業もあります。
良心的な会社は「0570」のナビダイヤルとフリーダイヤルを載せているところもありますし、
一般電話の問い合わせ先を載せていることもあります。
スマホや携帯の定額プランを契約しているのであれば、
一般電話の問い合わせ先に聞いたほうが安くすみますね。
3. 他の番号がないか確認する
問い合わせをしようと思うと、
『問い合わせ先』を探して「0570」のナビダイヤルに行き着いてしまいますが、
支店の一般電話の番号や営業所の電話番号があれば、
そちらに聞いてみるのもひとつの方法です。
企業のナビダイヤルが掲載されている公式サイトのページ、
もしくはパンフレットや説明書などに、
市外局番や営業所の番号がないか探してみましょう。
市外局番なら『かけ放題』プランの対象ですし、
格安スマホでも通常料金で電話できます。
『問い合わせ窓口』と表示されていなくても、
親切に応じてもらえる場合があるので試してみてください。
4. 折返しかけてもらう
ナビダイヤルにかけて目的のコールセンターのオペレーターまでつながったら、
「折返しの電話連絡をもらえないか」
頼んでみます。
承諾してもらえれば、その後のやりとりの
5. 固定電話や公衆電話を使う
0570から始まるナビダイヤルは、
携帯からかけると割高になるように設定されています。
- 携帯電話からナビダイヤル:20秒ごとに約10円
- 固定電話からナビダイヤル:210秒(3分半)ごとに約10円
上記はわたしがクレジットカードのコールセンターにかけた時の音声案内ですが、
見ての通り、固定電話からかけたほうが約1/10の料金で利用できます。
携帯なら1分30円ですから、
10分話すとして300円。
固定電話なら約30円です。
10倍の差は大きいですよね。
ナビダイヤルは家の固定電話や公衆電話からかければ節約になります。
公衆電話から「0570」へかけるときは、
固定電話の回線と同じ料金になり、
テレホンカードを使うとさらにお得になります。
携帯の普及でテレホンカードを使うことも殆どなくなりましたが、
金券ショップなどに行くと、
未使用のテレホンカードが格安で売られています。
わたしが利用する金券ショップでは、
50度数のテレホンカードが400円前後で購入できたりします。
テレホンカードをうまく利用するのも一案です。
注意!
ナビダイヤルの契約形態によっては、
「平日昼間100km超の場合で10円で22.5秒」
といったような、
固定電話が携帯と変わらなくなるケースもあります。
これは企業側とナビダイヤル側の契約条件によるものなので、
実際にナビダイヤルにかけて、
「ナビダイヤルでおつなぎします。この通話は○秒ごとに、およそ××円の通話料金でご利用いただけます」
という音声ガイダンスで確認するしかわかりようがないもの。
基本的には、固定電話の回線からかける方が安いという認識でよいのですが、
最初の音声で案内される料金には注意しておいてくださいね。
6. ネット予約システムを使う
最近は大手の旅行業者も0570から始まるナビダイヤルを使っています。
ホテルやチケットの予約は、
WEB上のネット予約受付システムを利用しましょう。
余計な通話料が節約できます。
7. 問い合わせフォームを使う
商品やサービスに対する質問などは、
メールや専用ページからの問い合わせを設けているケースが多いものです。
問い合わせをする場合、
「電話をかけたほうが早い」
と思いがちですが、
『問い合わせフォーム』を使う方が、
解決が早くなることがあります。
必要な状況を伝えることができますし、
24時間365日いつでも問い合わせができる上、
電話での問い合わせのように、
営業時間に縛られることもありません。
人と直接話すのに抵抗がある人にとっても、
気軽に問い合わせができますね。
もちろん、フォームからの問い合わせは無料です。
文字で入力するのは面倒ですが、
伝えたいことを整理して、
漏れなく情報を相手に知らせることができるというメリットもあります。
企業によっては、問い合わせフォームに自身の連絡先を記載しておくことで、
折返し担当者から電話連絡をもらえることもあります。
8. チャットを利用する
問い合わせを「チャット(chat)」で対応している企業も少なくありません。
チャットは、インターネットでよく利用されるサービスのひとつで、
本来は『おしゃべり』という意味の言葉です。
メールのように格式張らず、
リアルタイムでやりとりできますし、
何より料金がかかりません。
9. 事前に要点をまとめておく
どうしてもナビダイヤルを使わなければいけない時は、
電話をかける前に問い合わせの内容をメモしておきましょう。
問い合わせに必要な番号や型番(購入した日付)、
現在の状況、
何をどうしたいのか、
などを整理しておくと相手側も対応しやすくなるので、
時間の短縮になります。
0570で始まるナビダイヤルの通話料を安くする9つの節約方法! まとめ
0570で始まる電話番号のナビダイヤルは、
料金は発信する側が負担します。
通常20秒あたり約10円の通話料金が発生します。
通話料金は「ナビダイヤルでおつなぎします」のガイダンスが流れた瞬間から発生して、
携帯の通話料金プランにある『かけ放題』などの通話定額サービスの対象外です。
ナビダイヤルの通話料金を安くして節約する方法は次の通り。
1. 通話アプリ『050plus』を使う
2. 併記の固定電話番号へかける
3. 他の番号がないか確認する
4. 折返しかけてもらう
5. 固定電話や公衆電話を使う
6. ネット予約システムを使う
7. 問い合わせフォームを使う
8. チャットを利用する
9. 事前に要点をまとめておく
高い通話料金がかかっても、
問い合わせをしたい場合は
かけなければならないわけですから、
ナビダイヤルしか連絡方法がない場合は、
できるだけ節約したいところです。
ご紹介した8つの方法をうまく活用して、
相手側とストレスのないやりとりができるといいですね。
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