麦茶のポットや容器を洗う頻度はどのくらい?
麦茶を新しく入れるたび毎回洗わないのはNG?
理由は?
その疑問、解消します!
世間一般ではどうしているのか、
『毎回洗う派』と『毎回洗わない派』の言い分、
衛生面から見た観点も含めて、
わかりやすくお伝えします。
麦茶のポットを洗う頻度は?
暑くなってくると麦茶を常備するおうちが増えますよね。
麦茶はカフェインを含まない飲み物です。
なので、
小さなお子さんがいる場合など、一年を通して用意している家庭も多く、季節にかかわらず愛飲されている自然飲料です。
先日、親戚の家でちょっとした集まりがあったときのこと。
その家で用意してくれていた麦茶(水出し麦茶)がなくなったので、
「麦茶、終わっちゃった」
と台所にいた親戚に空いたポットを手渡しすると、
「ペットボトルも買っておけばよかったね」
と言いながら、
そのまま空いた容器に麦茶パックを入れて
浄水器の水を注いだのです。
「あ、まだ洗ってないよ」
というわたしに
「え?何?洗う?」
彼女いわく、
「同じ麦茶を作るのに毎回毎回洗わない」
とのことで、
ちゃんと洗うのは週に2回くらいだと。
毎回洗っているわたしはびっくり。
新しい麦茶を作るたび、
毎回洗うのが当たり前過ぎちゃって、
洗うとか洗わないとか
考えたことすらなかったのです。
そのあと、女性陣だけになったときに
「麦茶の容器は毎回洗うか、洗わないか」
が話題になって
各家庭のお家事情を聞く機会があったんですが、
その場にいた11人の女性から聞いたケースでは
『毎回洗う派』と『毎回洗わない派』は
ほぼ半々でした。
『毎回洗わない派』は、
一日おきとか、
一週間に数回とか、
洗う回数こそまちまちでしたが、
麦茶の容器は毎回洗う派のわたしとしては
毎回洗わないという人が
結構な割合でいることに驚き、
後日、友人や仕事先でも聞いてみました。
結果、
「麦茶のポットは毎回洗う」
と答えた人が1番多かったのですが、
次に多かったのが、
「2~3日に1回洗う」
でした。
『毎回洗う派』は
「え、そういうものじゃないの?」
と、
わたし同様、疑問すら抱いていない人が多く、
「食器と同じ、毎回洗う」
「以前、水を足して作ったらぬめりが出た」
といった意見も。
独身一人暮らし男性で麦茶を作っている同僚は
『2~3日に1回派』でしたが、
彼が言うには、
「汚れたものを入れているわけじゃないでしょ」
確かにそのとおり。
同じく『2~3日に1回派』の30代の女性は、
「ポットを洗うだけで大量の水を使うのはもったいない」
毎回洗わないのは節約&環境を考えてとのことで、
「決して面倒だからではない」
と強調しておりました。
他にも、『毎回洗わない派』は、
「煮出して作っているから清潔(なハズ)」
「沸騰したお湯で作るから煮沸消毒(のハズ)」
「誰かが口をつけて飲んでいるわけじゃないから汚れない」
「親も洗っていなかった」
「とにかく面倒」
「ぬるっとするまで放置」
「普段は水ですすぐだけで月1くらいで洗う」
麦茶のポットや麦茶を入れる容器の扱い方については
実にいろんな考え方の人がいます。
麦茶の容器を毎回洗わないのはNG?
「麦茶の容器は毎回洗うか、洗わないか」
衛生面から言うと、
麦茶の容器を毎回洗わないのはNGです。
というのも、
麦茶は緑茶などとは違って、
比較的腐りやすく、
細菌が繁殖しやすい飲み物だからです。
緑茶や紅茶、
烏龍茶などは「茶葉」から作られていますが、
麦茶は穀物である「大麦」から作られています。
市販の麦茶や麦茶パックでは、
「小粒大麦」、「大粒大麦」、「はだか麦」などが使われています。
麦茶の特徴である香ばしい風味や美味しい成分は、
これらの麦に含まれている植物性油成分を
焙煎によって発散させることで出来ます。
麦を焙煎する工程では、
でんぷん質・糖質・たんぱく質が二次的に出来ます。
その焙煎した麦を水やお湯に入れると、
でんぷん質・糖質・たんぱく質が溶け出して
麦茶独特の美味しさの成分になるというわけです。
ですが、
「でんぷん質」というのは、菌にとって格好の餌になりやすい性質を持っています。
そのため、
でんぷん質が含まれている麦から作る麦茶は
「傷みやすい飲み物」になってしまうのです。
消費期限も水出しで1~2日と言われているほどなので、
麦茶を作ったポットや麦茶を入れた容器を
洗わずに繰り返し使うことは避けるべきです。
洗わずにいると、
どうしてもぬめりやカビが発生してしまいます。
「茶渋汚れやカルキ汚れが出てきた頃合いで洗う」
という人もいますが、
ぬめりが出ている時点で、
すでに麦茶は傷んでいるのです。
- カビが生えている
- ぬめり気・とろみが出てきている
- 酸っぱくなっている(変な味がする)
- 匂いが変わってしまっている
麦茶や容器のぬめりは、
麦茶に含まれるミネラル分やでんぷん質などが変異したものです。
ぬめりが出ている容器や麦茶は
身体に影響を及ぼすレベルなので、
飲むと危険です。
夏によくお腹を壊す人は、
麦茶のポットや麦茶を入れる水筒などの容器に
雑菌が繁殖していることが原因だったりします。
カビや細菌は気にしすぎるとキリがないものですが、
食器なら食べ終われば毎回洗いますよね。
麦茶のポットや容器は
飲み終わったコップとか
食べ終わったお皿を洗うのと同じ感覚で、
その都度洗うことをおすすめします。
「麦茶の容器を毎回洗うなんてめんどくさーい!」
という場合は、やはりペットボトルがおすすめです。
麦茶を毎回作ったり、麦茶のポットを洗うのが面倒なときもあるので、わたしはペットボトルの麦茶も併用しています。
ペットボトルの麦茶であれば、容器を洗う手間もなく、手軽に冷蔵庫で冷やしておけます。
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大容量の2リットルはケースで注文すると割安です。
重たい買い物をしなくてすむので、わたしは防災用もかねて常時ストックしています。
家庭で麦茶を作る場合、麦茶を入れる容器が洗いやすいとお手入れも苦になりません。
こちらはとても洗いやすいウォーターピッチャーです。
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冷蔵庫の棚に立てておくことも、扉のポケットに置くこともできるコンパクトなかたちでとても便利です。
食洗機にも対応しているのでさらにお手入れの手間も省けますね。
麦茶のポットを洗う頻度は?容器を毎回洗わないのはNG? まとめ
麦茶のポットを洗う頻度に関しては
『毎回洗う派』と『毎回洗わない派』
に分かれます。
わたしの周りでは
『毎回洗う派』が最も多く、
次に多かったのが、
『毎回洗わない派』の
「2~3日に1回洗う」
というケースでした。
麦茶のポットや麦茶を入れる容器の扱い方については
いろんな考え方の人がいますが、
衛生面で考えると
麦茶のポットや容器を毎回洗わないのはNGです。
穀物である大麦から作られる麦茶は
焙煎する工程で、
菌にとって格好の餌になりやすいでんぷん質が出来ます。
そのため、
麦茶は緑茶などとは違って、
比較的腐りやすく、
細菌が繁殖しやすい飲み物なのです。
麦茶を入れているポットや容器の細菌が原因で、
お腹をこわす人もいます。
麦茶を作るたびに洗うのは手間がかかりますが、
麦茶ポットや麦茶を入れた水筒などの容器は
雑菌の温床になりやすいので、
洗剤を使って毎回きれいに洗ってくださいね。
◇ 麦茶についてはこちらもご参考に。
・麦茶の常温保存は危ない?腐るとどうなる?賞味期限と正しい保存方法