とうもろこしをとうきびと呼ぶのは方言?名前の由来と全国の呼び方をご紹介!

とうもろこしをとうきびと呼ぶのは方言?名前の由来と全国の呼び方をご紹介!

「とうもろこし」を「とうきび」と呼ぶのは方言?

名前の由来はどこから?

他にどんな呼び方があるの?

その疑問、解消します!

北海道で目にする「とうきび」、

とうもろこしと呼ばれる理由、

地域で異なるとうもろこしの呼び方例も含めて、

わかりやすくお伝えします。

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とうもろこしをとうきびと呼ぶのは方言?

とうもろこしの美味しい時期ですね。

全国の中で生産量が多いのは北海道のとうもろこし。

以前、北海道の取り寄せ先の農家さんに

とうきびは8月中旬が1番甘くて美味しい」

と教わったことがあります。

北海道では、とうもろこしの呼び名は
方言で「とうきび」なんですね。

北海道へ行ったことがあればわかると
思いますが、

道路沿いの直売所では「とうきび」や
「ゆできび」と書かれた旗が
たくさん立っているのを見かけます。

「ゆできび」とは、茹でた「とうきび」のことです。

とうもろこしの別名、
とうきびを知らずにいた友人は
沖縄の「さとうきび」と混同して

「どうして北海道で沖縄の名産品を売ってるんだろう」

と不思議に思ったと笑っていました。

「とうきび」という呼び方でメジャーな
ところでは、札幌市にある大通公園の
とうきびワゴン』があります。

『とうきびワゴン』は札幌名物の屋台で
焼いたとうもろこしに醤油だれで
味つけをした「焼きとうきび」などを
販売しています。

春から秋にかけての出店で、
とうきびワゴンの近くを通ると、
焼きとうきびの香ばしい匂いが漂ってきます。

北海道ではほとんどの地域で
とうもろこしを「とうきび」と呼びますが

同じ北海道でも
函館を中心とする道南では、
とうきみ」と呼ぶ地域もあります。

「とうきび」も「とうきみ」も略して
きび」とか「きみ」と呼ぶことがあり、

北海道の道の駅などにある直売所では

「ゆできびあります」

「焼ききびあります」

「ゆできみあります」

「焼ききみあります」

などの立て札を見かけることがあります。

これだけ見ると観光者にとっては
なんのことだかわからないですよね^^

ちなみに、冒頭の農家さんは
北海道のほぼ中央に位置する美瑛(びえい)町。

とうきびのことは略さないでそのまま
「とうきび」と呼んでいると言ってました。

北海道のお菓子に、とうもろこしを
原材料にしたコーンのパフを、
チョコレートでコーティングした
とうきびチョコ」というのがあります。

HORI とうきびチョコ16ヶ入引越し ご挨拶 ギフト お菓子 内祝い お返し 出産内祝い 結婚内祝い お礼 快気祝い お中元 お歳暮 法要 粗供養 香典返し

ふわふわで軽い食感がくせになる上、
お菓子のネーミングに北海道の方言が
使われているせいもあって
北海道みやげの定番にもなっています。

とうもろこしととうきびの名前の由来は?

「とうもろこし」と「とうきび」。

どちらも「とう」がついていますが、
名前の由来はどうなっているのでしょう。

とうもろこしの名前の由来は?

とうもろこしは和名を「玉蜀黍」と書きます。

「玉蜀黍」と書いて「とうもろこし」と
読むのはなかなか至難の業。

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そもそも、「玉蜀黍」の「玉」以外は
普段はあまり見かけない漢字ですよね。

「玉」は美しいものや宝石を表し、

「蜀」は外国を表している、

とも言われていますが、

16世紀にポルトガル人やスペイン人が
南蛮船で運んできた、

(きび)」

という植物に似た黄色い植物なので、
この漢字になったと伝えられています。

「粒が玉の様な蜀黍(もろこしきび)」

と言う意味です。

当時、ポルトガル人たちによって初めて
持ち込まれたとうもろこしは、
もともと日本に中国から伝わっていた、

モロコシ

という植物の姿によく似ていたといいます。

モロコシは漢字で「蜀黍」と表していました。

そこで、中国(唐)の文字をつけて

「唐(とう)のモロコシ」

⇒「とうもろこし」

と呼ばれるようになりました。

とうきびの名前の由来は?

「とうもろこし」と「とうきび」は同じものでしたね。

「とうきび」は漢字で書くと「唐黍」。

前述の「黍(きび)」に中国の「唐」で

「唐(とう)の黍(きび)」

⇒「とうきび」

というわけです。

ちなみに、「蜀黍(もろこし)」は
同じ漢字で「蜀黍(もろこしきび)」
とも呼ばれていました。

とうもろこしの呼び方は?

「とうもろこし」という呼称は
「とうきび」以外にも地域独自のもの
たくさんあります。

とうもろこしは日本の各地で
いろいろな呼び方がされており、
『日本方言大辞典』には、なんと
267種もの呼び方が載っているほどです。

その一部をご紹介しますね。

とうきび……北海道、山形県北部、石川県、福井県、香川県、愛媛県、山口県西部、九州、群馬県、埼玉県、愛知県奥三河地方など

きび……北海道札幌市、長野県南部、鳥取県、高知県など

きみ……北海道南部、青森県、秋田県、岩手県など

とうきみ……山形県南部、福島県西部、群馬県北部など

とうみぎ……宮城県、福島県、栃木県、茨城県など

とうもろこし……関東地方、沖縄県、島根県東部など

せーたかきび……新潟県の一部、和歌山県日高郡

なんばん・なんばんきび……愛知県東部、京都府北部、山口県東部など

こうらい….. 岐阜県の一部、福井県の一部、三重県の一部、滋賀県の一部

こうらいきび….. 愛知県尾張、岐阜県

さつまきび….. 岡山県備前

はちぼく……三重県伊勢、岐阜県の一部、滋賀県の一部

ふくろきび……長野県の一部、和歌山県の一部

まめきび…… 新潟県の一部、岐阜県岐阜市、長崎県の一部など

まんまん……広島県、島根県南部など

もろこし……長野県、山梨県など

やまととーんちん……沖縄県首里

「なんばん」や「こうらい」など
外国から伝わってきたことがわかる
呼び方もありますね。

昔は舶来という意味で
「南蛮(なんばん)」という言葉が
使われていたため、

「黍(きび)」に似たとうもろこしは、
「なんばんきび」と呼ばれるように
なったと考えられています。

「こうらい」は原産地が韓国(高麗)、
または中国(唐)という考え方からでた
「高麗黍(こうらいきび)」だと思われます。

とうもろこしをとうきびと呼ぶのは方言?名前の由来と全国の呼び方をご紹介! まとめ

とうもろこしをとうきびと呼ぶのは方言です。

北海道では広くとうきびと呼んでいますが、
「とうきみ」と呼ぶ地域もあり、

「とうきび」も「とうきみ」も略して
「きび」とか「きみ」と呼ぶことがあります。

とうもろこしととうきびの名前の由来は
中国から日本に伝わっていた
「モロコシ(蜀黍)」
にあると考えられています。

とうもろこしはとうきび以外にも
全国でさまざまな呼び方があります。

それだけ身近で、長いあいだ広い地域で
食べられてきたということでもありますね。

冒頭でお伝えした北海道の農家さんには
とうきびの美味しさマックスが
8月中旬にある理由は、
気温の寒暖差にあることも
教えてもらいました。

北海道は8月の中頃になると
朝晩が冷え込んできて、
昼との気温の差が大きくなります。

この寒暖差が、とうきびの甘さを
生み出して、
より美味しくなるというわけです。

この時期ならでは味覚、
思いっきり味わっておきたいですね。

◇ とうもろこしの話題 こちらもどうぞ。
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