お食い初めとはいつどこで誰と行う?用意するものとお祝いの流れ

お食い初めとはいつどこで誰と行う?用意するものとお祝いの流れ

可愛い赤ちゃんが生まれ

毎日毎日何度も泣くのをあやし、

オムツを換えたりミルクをあげたり、

写真や動画を撮りまくっていたら

あっという間にやってくる100日目

100日目といえば

子どもが一生食べる物に困らないように

という願いを込めて行う「お食い初め(100日祝い)」のお祝いをする日です。

七五三や節句のお祝いなどの行事と違って、

子どもが生まれるまで馴染みがなかったパパママも多いのでは?

(わたしは「何それ?そんなお祝いあるの??」でした 笑)

元々は、両親に加えて祖父母や親戚も招待して賑やかにお祝いするものでしたが、

最近は両親だけで済ませるご家庭も多いようです。

「お祝い」 らしいご馳走である、お赤飯や鯛の尾頭付きと、

日本古来の家庭料理である煮物や香の物などをお膳に用意し、

赤ちゃんに食べさせるまねをする伝統行事が「お食い初め」。

簡易的に執り行う家庭も多い昨今ですが、

歴史や伝統を知っておくと

より感慨深く、思い出に残り、一生に一度の行事を大切に出来ます。

ここでは、お食い初めに関する疑問や、必要な物、儀式の流れなどをご紹介します!

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赤ちゃんのお食い初めとは何するの?

お食い初め(おくいぞめ)」とは平安時代から続くとされている伝統行事で、

生後100日目に、赤ちゃんの成長と自立を祝うものです。

百日(ももか)の祝い」「箸初め(はしぞめ)」「歯固め(はがため)」などとも呼ばれていて、

子どもが一生食べる物に困らないように、という願いが込められています

昔は、生後100日頃は母乳やミルクから離乳食に移行していく時期だったようで

赤ちゃんが “乳離れ” して、物を食べられるくらい成長して、

正式に親戚や地域の一員となったことを祝い、お披露目する場でもありました。

現在では、

「離乳食スタートは生後5ヶ月頃、6ヶ月でもいい」

くらいの感覚なので、ちょっと驚きですよね。

「お食い初め」は「祝い膳」 と言われる料理を用意し、大人が食べ物を赤ちゃんの口元に運び、食べるまねをさせる、というものです。

お食い初めはいつどこで誰と行うの?

お食い初めは一般的には生後100日目でお祝いするものですが、

地域によっては110日だったり、120日だったりと差があるようです。

100日頃を目安に、パパやママの仕事の休日に合わせたり、

招待する人の都合も加味したりして、日程を決めてもかまいません

昔は親戚一同、地域の親しい間柄の人も招待してお祝いした行事ですが、

最近では両親だけだったり、両家の祖父母までだったり、様々です。

わたしは、一人目のお食い初めの時は里帰りしていた実家で行い、

母が中心となって仕出し料理の手配をしてくれたので、

夫と、自分の親・祖母・学生だったので実家にいる妹と弟、という顔ぶれでした。

今になって考えると、夫は完全アウェーです 笑

二人目は、自分たち夫婦でお食い初めプランのある自宅近くの料亭で行うと決め、

両家の親にだけ来てもらう、という形でした。

その数年後、妹が結婚・出産して、甥っ子がお食い初めを迎えた時に招待されました。

妹のお姑さんが務めているホテルの小案会場で行う形だったので、

基本的にあちら側のご都合を優先し、

妹夫婦・義弟(妹の夫)のご両親・兄・私たち姉妹の母(父は都合つかず)・私とその子ども2人、というなかなか賑やかなお祝いになりました。

様々なパターンを経験しましたが、

個人的には、料亭やホテルなどのお食い初めプランの利用がオススメです。

儀式をして写真を撮るなどして、皆で食事をする、という流れなので時間的には1時間半~2時間ほどかかるでしょうか。

そういったプランのあるお店は個室があるところがほとんどなので、

長時間のお出かけで赤ちゃんがぐずっても人目は気になりませんし、授乳やオムツ換えも安心です。

バウンサーやベビーベッドを用意してくれるお店もあります。

何より、祝い膳の準備をしてもらえるのはありがたいです^^

実家で仕出し料理を頼むというのは、時間を気にしなくてよくて出かける準備がいらない点は楽でしたが、

食事の後に食器を洗って返却という片付けが大変でした^^;
(一人分の料理でお皿やお椀がいくつもあったので…)

お食い初めは

「いつにしよう…?」

「誰を呼ぼう…?」

と悩みますが、

赤ちゃんのお祝い事なので、お祝いしたい人が都合のいい日に集まれるのが1番。

それぞれの家庭で柔軟に対応してお祝いしましょう。

地域やお家によっては、行う場所や費用などは代々こうしている、といったしきたりがある場合もあるので、事前にご両親に相談するといいですね。

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お食い初めに用意するものとお祝いの流れ

お食い初めのお祝いで用意するものは 「祝い膳」です。

伝統的で正式な物は、足付きのお膳に

  • お赤飯 (または白飯)
  • 魚 (鯛の尾頭付きが一般的)
  • お吸い物
  • 煮物
  • 香の物

といった一汁三菜を、お食い初め用の器に盛ります。

また、「歯固めの儀式」を行う場合は歯固め石というものが必要です。

神社の境内からお借りしたり、河原で拾ったり、インターネットでも販売しています。す。

こちらは、豊受稲荷本宮で祈祷、法要された「歯固めの石」石です。

歯固めの石 (歯固め石) 祈祷、護摩法要済豊受稲荷本宮 祈祷 法要 お食い初め 出産祝い 石 はがため 歯固め

わたしは実家・義実家ともに歯固めの儀式をするという慣習はなく、行いませんでした。

わたしの妹も同様で、義実家にも歯固めの慣習がなかったとのことで、歯固めはしていません。

仕出しや料亭のプランを利用せず、自宅などで行う場合は食器と料理の用意が必要ですね。

食器は、男の子は朱塗り・女の子用は内側は朱塗り、外側は黒塗りのものが正式と言われていますが

更に本格的なものだと父方の家紋を入れるところもあるようです。

お食い初めに必要な器は、デパートなどで購入できる他、インターネットでも注文できます。

器はその後も使えるようにと、離乳食用の食器で代用する場合も多いようです。

また、レンタルを利用するお家も多いです。

こちらはお食い初めのレンタル食器と料理がセットで注文できるとても便利なサービスです。

【楽天1位3冠】お食い初め 料理と食器(レンタル)│今だけ特典蛤吸グレードアップキャンペーン実施中│【お食い初め料理とお膳のセット】(お食い初めの解説書付)お祝い膳!天然の鯛・歯固めの石付セット。百日祝い│鯛めしレシピ付。インスタ映え抜群!

本格的な祝い膳をレンタルで使用できる上、お祝いに適した豪華なお料理と、柳箸(祝箸)と歯固めの石もついています。

他店で別々に注文する手間がないので超便利ですね。

ちなみに昔は、二の膳として紅白の餅を5つ添えるという風習もあったようです。

わたしがお世話になった料亭や甥っ子のお祝い時では一の膳のみで二の膳はありませんでした。

お食い初めの流れは、お祝いに参加している者の中で1番年長者が「養い親」として箸を取り、赤ちゃんに料理を食べさせるまねをする役を務めます。

地域によって違いもあるようですが、


「赤飯 → お吸い物 → 赤飯 → 魚 → 赤飯 → お吸い物」

これを繰り返して、

香の物 → 赤飯 → お吸い物 で終了。

もしくは


「赤飯 → お吸い物 → 赤飯 → 魚 → 赤飯 → お吸い物」

3回繰り返す

というのもあります。

その後に、行う場合は「歯固めの儀式」。

「歯固めの儀式」は、箸で歯固め石に触れ、その箸を赤ちゃんの歯茎に軽く当てる、というものです。

「石のように丈夫な歯が生えるように」という願いが込められています。

使用する箸は決まっていませんが、せっかくのお祝いなので柳箸(祝箸)がオススメです。

100均などでも取り扱っています。

お食い初めとはいつどこで誰と行う?用意するものとお祝いの流れ まとめ

お食い初めは平安時代からの歴史ある行事なだけあって、食器に料理、手順など、儀式としての意味や決まり事など、奥が深いですよね。

ですが、実際は正式なしきたり通りに進めるのは、とっても難しいと思います。

ご機嫌が秒で切り替わり、好きな時に眠る(なんて羨ましい 笑)赤ちゃんと一緒に行うの行事なのですから!!!

食べさせる順番をご紹介しましたが、

形式にこだわらず、一品ずつ口に運んだ様子を写真におさめてあげるだけでも充分だと思いますよ。

大事なのは、その場にいる皆が赤ちゃんを慈しみ、成長を喜び、お祝いが楽しく行われるということ。

あまり「こうしなきゃ」と、決まり事にとらわれず、

パパママも一生に一度のお食い初めを楽しんで、良い思い出にしてくださいね。

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