酉の市とは何するところ?熊手を買うのはなぜ?超初心者の楽しみ方!

酉の市とは何するところ?熊手を買うのはなぜ?超初心者の楽しみ方!

初めての酉の市。

酉の市とは何なの?

いったい何するところ?

熊手を買うのはなぜ?

買わなくてもいいの?

その疑問、解消します!

行ったことがないと、何をしたらいいのか、

どうしていいのかわからない酉の市。

超初心者さんでもわかる酉の市の楽しみ方をお伝えします。

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酉の市とは何のこと?

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威勢の良い熊手売りや露天の屋台。

毎年11月の「酉の日」になると、『酉の市』に行くのが超楽しみです。

先日アルバイトの女子大生に

お酉さんの時期になると、そろそろ今年も終わるって感じがしない?」

と、聞いたところ

「オトリサン?オトリサンってなんですか?」

と、首をかしげられちょっとビックリ。

大学1年生、今年の春に四国から上京してきたバイト嬢は、

お酉さん、いわゆる『酉の市』を知らないと言うのです。

「上京1年目なら知らなくても仕方ないか」

と思いながら、酉の市について周りと話していると

どうやら酉の市って、関東近郊以外では超マイナーなものらしいことがわかってきました。

酉の市が関東ローカルだったなんて・・・

思ってもみないことでした。

酉の市って何のこと?

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酉の市は、鷲(おおとり)神社・大鳥(おおとり)神社・酉(とり)の寺などの、「とり」にゆかりのある寺社で行われている行事で、

毎年、主に11月の酉の日に商売繁盛を祈願して行われるお祭りのことです。

大酉祭(おおとりまつり)」とか、

お酉さま」「お酉さん」とも呼ばれています。

主に関東地方で行われますが、日本各地の鷲神社(おおとり‐じんじゃ)でも行われています。

酉の日とは?

酉の日というのは、昔の暦の読み方の1つです。

日めくりカレンダーなどで、「丁酉」「己酉」「辛酉」といった文字を見かけたこと、ありませんか?

これは60日で一周する「干支(かんし)」と呼ばれる暦の一種です。

この、干支に「酉」の字が有る日が、「酉の日」と呼ばれています

酉の日は全部で3つあり、それぞれ

一の酉・二の酉・三の酉とされています。

これらの酉の日は、12日おきにやってくるため「三の酉がない」という年もあります。

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酉の市って何するの?

酉の市は露店などがいくつも出店し、とても賑やかなお祭りとなっています。

開運招福・商売繁盛を願い縁起物の熊手を売り買いする光景は、テレビで見たことがあるかもしれません。

酉の市の名物は、なんといっても「縁起熊手」。

酉の市とは何するところ?熊手を買うのはなぜ?超初心者の楽しみ方!

縁起熊手というのは、おかめや招福の縁起物を飾った熊手です。

酉の市では、縁起熊手を買い、新年の商売繁盛・金運アップを願うのが王道です。

参拝後に屋台で縁起熊手を買うのが定番ですが、ルールはありませんので、その逆でもかまいません。

縁起熊手を買ってから参拝するのでも全然OK。

わたしも、縁起熊手を買うタイミングは、混み具合によって毎回違っています。

また、売り切れも気になるので、ピピッと来たら参拝前でも買っています。

  • この1年の商売の無事を報告し新たに大きな熊手を買いに来る人
  • 新しく商売を始めて商売繁盛を願い熊手を買いに来る人

酉の市は、熊手に思いをこめた商売人や大人が多く集います。

自営業など商売をしている人は、

商売繁盛を願っての参拝 → 前年の熊手を納める → 新しい熊手を購入

というフローで、酉の市を商売を安心して営む区切りとしています。

酉の市自体、より良い新年を願う人々が集まる活気にあふれたお祭りなので、散策するだけでも充分楽しめます。

屋台で一休みできるというのも酉の市の醍醐味のひとつです。

また、神社によっては、酉の市の時だけ本殿の拝観ができるところもあります。

そして、酉の市では、バラエティ豊かな熊手がを眺めるのが大きな楽しみ。

飲食の露天がなくても、参道で販売されているさまざまな熊手を見るだけでも楽しめますよ。

酉の市は誰と行く?

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来年の商売繁盛・金運アップを願うということで、商売仲間や会社の同僚と行く人も多くいます。

もちろん、酉の市は誰と行ってもOK、誰と行こうが全く問題ありません。

わたしは友人が自営業だったりフリーランスだったりで、都合が合う者同士で行っています。

熊手も、買う時もあれば、買わない時もあります。

最近はお祭り気分を楽しむファミリー連れもよく見かけます。

飲食の屋台が出るところでは、会社帰りのサラリーマンも多く見られますし、女性同士やカップルなど多種多様。

お願い事が出来て、お祭り気分も楽しめるわけですから、お一人様だって全然だいじょうぶ。

実際、ひとりで来ている人はとても多いです。

熊手を酉の市で買うのはなぜ?

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市(いち)で売られる縁起熊手は、熊手に小判やおかめ、招き猫などの縁起物を鈴なりにつけたもの。

縁起熊手は、福をかっこむ(かきこむ)」と言われています。

確かに、お多福や入船などの飾りをつけると、いかにも幸福を呼んでくれそうなにぎやかな雰囲気になりますね。

いったい熊手が縁起物として扱われるって、どこから来ているのでしょう。

熊手を酉の市で買う由来

縁起熊手ではなく、

道具の方の熊手といえば、穀物や落ち葉をかき集めるものです。

竹で出来ていて、長い柄の先に多くの曲がったつめが、熊の手のような形についていることから熊手と呼ばれます。

で、この熊手が縁起熊手のルーツなんですね。

どういうことかというと、

もともとの酉の市は、農作物の収穫祭として行われていたんです。

収穫祭には人が集まり、

今も昔も、人が集まるところでは、市(フリーマーケットのようなもの)が催されるようになります。

酉の市でも、収穫祭に訪れる人達を相手に、農機具や農作物、古着などが、露店で売られていました。

そこで売られていたのが、『熊手』です。

商売人のやりとりするしゃれや言葉遊びで、

熊手は


福をかき集める

運をかきこむ

金銀をかき集める

といった道具として意味付けされていくうちに、

熊手は縁起物

として広まっていきました。

そのうち、『縁起が良い』とされる七福神や松竹梅・大判小判・おたふくなどを、

『縁起物の熊手』に飾ることで『縁起』が更なるパワーアップ。

こうして今に至っているのです。

最近の縁起熊手はアニメキャラなども加わって、百花繚乱。

縁起の主旨とはアレかもですが、毎年、話題に上る縁起熊手も楽しみです。

酉の市とは何するところ?熊手を買うのはなぜ?超初心者の楽しみ方! まとめ

酉の市は、毎年主に11月の酉の日に商売繁盛を祈願して行われる祭事です。

酉の日は一の酉・二の酉・三の酉と全部で3つあります。

これらの酉の日は、12日おきにやってくるため「三の酉がない」という年もあります。

酉の市の名物はなんといっても縁起熊手。

酉の市は、新しい年を迎えるための準備の始まりを告げる風物詩ともいえますね。

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