喪中はがきで初めて訃報を知るケース返信は必要なのか香典はどうする?

喪中はがきで初めて訃報を知るケース返信は必要なのか香典はどうする?

喪中はがきで初めて訃報を知るケースが増えてる?

喪中はがきに返信は必要?

喪中見舞いに香典は添えるべき?

その疑問、解消します!

電話やメールでの返事はOKなのか、

お悔やみの文例とポイント、

香典を送る時の手紙のコツも含めて

わかりやすくお伝えします。

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喪中はがきで初めて訃報を知るケースが増えている?

秋も深まり木々の葉も落ちる頃になると、ポツリポツリと、年賀欠礼の「喪中(もちゅう)はがき」が届きます。

ここ数年、喪中はがきをいただいて、初めて訃報を知るというケースが増えてきました。

たまに会うといった間柄や、年賀状だけのやり取りになっている場合などは、

わざわざ葬儀に来てもらうのも申し訳ない

ということで、

あえて知らせないでおくという考え方をする人は以前から多いんですよね。

一方、最近は「家族葬」など、ごく身近な人たちで葬儀を行うことが増えてきました。

最期のお別れを近親者だけで行う葬儀は、周囲の方も知らないことが多く、そのため、訃報を喪中はがきで知ることになるんですね。

喪中はがきを受け取る本来の意味とは?

身内に不幸があった年は、喪中はがきを出すという習慣はよく知られているところですが、その意味を誤解している人も多いようです。

一般的に私たちが喪中はがきと呼んでいるものは、正しくは「年賀欠礼(状)」・「喪中欠礼(状)」といいます。

この場合の「欠礼」とは「あいさつをしない」という意味です。

「喪中はがき」は、本来、『年賀欠礼の挨拶状』です。

身内を亡くした方(遺族)が、あなたに、

喪に服しているので新年の挨拶ができなくてごめんなさい

という意味で送るものなので、

今年は挨拶できないけどまた来年よろしく

といった意味合いが含まれています。

喪中はがきは、例年年賀状のやり取りをしている相手に送るもので、喪中であることを報告するものではないのです。

そのことをシッカリおさえておくと、喪中はがきをいただいた場合、どのような対応が適しているのか見えてきますよ。

◇ 喪中はがきの意味と目的について詳しくはこちら。
喪中はがきを出す最適な時期はいつなのか出すべき相手の範囲とマナー

喪中はがきに返信は必要?

喪中はがきで初めて相手の不幸を知ると、

相手があえて連絡してこなかったことを、どうしたらいいの?

と悩むこともあるかと思います。

結論から言うと、故人と自分のつながりがどの程度あったかで判断するのが良いと思います。

たとえば、あなたと面識のない親族などの場合。

こちらが香典を送ることで、かえって相手に気を使わせてしまうことにもなりかねません。

ですが、喪中はがきという形であるとは言え、先方からは連絡があったわけです。

なので、喪中はがきを送ってきた方に対しては、電話やメール、あるいは寒中見舞いといった方法で、相手に対してお悔みの一報を入れます

親しい間柄であれば、喪中はがきをいただいたらすぐに、お悔やみの連絡を電話やメールで入れ、弔問についてたずねても良いと思います。

喪中はがきの返事に寒中見舞いと喪中見舞い

喪中はがきが届いて不幸があったことを知ったとき、一般的には寒中見舞いとしてお悔やみの返事を出すことがマナーとされています。

◇ 寒中見舞いについてはこちらをどうぞ。
喪中はがき受け取ったら年賀状にかえ寒中見舞いをこの文例で!

ただ、喪中はがき見舞いを受け取ってから、寒中見舞いの時期までは間が空きます

一般的に喪中はがきは11月中旬から12月初旬に届くので、寒中見舞いではすぐ返事を送ることができないといった理由で、年末に「喪中見舞い」を送ることも多いです。

「喪中見舞い」は送る時期に決まりはありませんが、「寒中見舞い」は時期が決まっており1月5日~2月4日の間に送ります。

不幸があったことを知り、1日でも早くお悔やみを申し上げたいという気持ちから、近頃では、喪中はがきが送られてきたらすぐに、喪中見舞いを出す傾向にあります。

喪中はがきが送られてきてから日数が経ってしまうと、寒中見舞いの時期まで、お悔やみの返事を出すタイミングを失ってしまいます。

喪中見舞いを出すのであれば、喪中はがきを受け取ってから一週間以内を目安に出しましょう。

喪中はがきの返事の例文

喪中はがきの返信として、返事を書くときの文章には、いくつかの決まりごとがあります。

お悔やみの手紙を書くときの注意点

  • 頭語や時候の挨拶は書かない
  • 手紙でのお悔やみになった理由を書く
  • 遺族を気遣う言葉を書く
  • 忌み言葉は使わない

 

拝啓などの頭語や時候の挨拶は書きません。

喪中見舞いの手紙やはがきはすぐ本題にはいり、お悔やみを申し上げて構いません。

お悔やみを申し上げるときは、忌み言葉を使わないようにします。

この場合の忌み言葉とは、『重ね重ね』、『しばしば』などの繰り返す言葉や『次々』、『追って』、『また』など、不幸が次もあるような意味を持たせられる言葉、『滅ぶ』、『死亡』、『生存』などの直接的な言葉などです。

■ 喪中見舞いの文例

 
ご丁寧な挨拶状をいただきありがとうございます

このたびのお葉書で初めて○○様のご逝去を知りました

存じ上げず失礼いたしましたことをお許しください

お悔やみ申し上げますとともに◯◯様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

どうぞお身体を大切に新しい年をお迎えになられますようお祈り申し上げます。

◯年◯月◯日

 
喪中はがきの返信に香典を添える場合の例文は次でご紹介しますね。

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喪中はがきの返信に香典を添える?

喪中はがきが届いたら香典はどうするか?

頭を悩ませるところですね。

我が家が喪中のときも、喪中はがきを見てお香典とお手紙を送ってくださる方がたくさんいらっしゃいました。

遺族としては、故人の事を思ってくれる人がいるという事はとても嬉しいものです。

ただ、お香典返しをしなければならないのが、正直ちょっと手間でした。

お返ししなくても大丈夫かな、と思えるくらいの小額の物(お線香)や、簡単なお供え物などは、ありがたかったです。

もしお香典を送るなら、「香典返し」が届く前提で送りましょう。

お香典に中途半端な物を送ると、相手の香典返しが倍返しになってしまうこともあります。

金額や品物に迷うくらいなら、今回はお悔やみだけ伝えて、一周忌やお盆にお花などを送るのも良いと思います。

以前にお香典をいただいていたら?

先方から過去にお香典をいただいたことがあれば、包む金額の参考になります。

香典帳を作っている家庭もあるかと思います。

このあたりはどのくらい親しくしているかにもよりますが、いただいているのであれば、同額を目安に包みます。

喪中はがきの返信でお香典を送る場合の例文

喪中はがきへの返事としてお悔みの気持ちを伝える喪中見舞いで、お香典を添えた場合の文例です。

■ お香典を送る場合の喪中見舞いの例文

 
このたびは○○様ご逝去の訃報に接しただ驚いております

ご家族様のご心痛はいかばかりかとお察し申し上げます

遅まきながら改めてお悔みを申し上げます

心ばかりのものを同封いたします

故人のお好きだったものをお供えいただければと存じます

お辛い時期かと存じますがご供養のためにもどうぞご自愛下さいませ

○○様のご冥福を心よりお祈り申し上げます

◯年◯月◯日

喪中はがきで初めて訃報を知るケース返信は必要なのか香典はどうする? まとめ

最近は家族葬など、ごく身近な人たちで葬儀を行うことが増え、ご逝去を周りも知らないことが多いため、訃報を喪中はがきで知ることも多くなりました。

喪中はがきには、何らかのお返事をします。

電話やメール、寒中見舞いで連絡をするほかに、「喪中見舞い」を送るといった形式もあります。

喪中見舞いに加えてお香典を送る場合は、お返しがある前提で考えましょう。

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