秋の読書週間2019年はいつからいつまで?
どんなことをする期間?
イベントやキャンペーンはある?
その疑問、解消します!
読書週間の意味と由来、
標語とイラストポスターの選ばれ方、
過去の読書週間の標語一覧、
書店くじも含めて、わかりやすくお伝えします。
秋の読書週間2019年はいつからいつまで?
すっかり秋めいてきましたね。
秋は過ごしやすい気候に、紅葉が美しく、食べ物もおいしい季節。
台風が来ることもありますが、比較的晴天が多いので行楽に出かける人も多い時期です。
読書の秋とも言われるように、爽やかな日中や秋の夜長に、ゆったりと本を読むのもいいですよね。
読書の秋には『秋の読書週間』があります。
秋の読書週間には、書店や図書館などでさまざまなイベントが行われています。
行楽をかねてちょっと遠くの書店や図書館をのぞいてみるのも、思いがけない発見があったりして、なかなか楽しいものです。
◇ 読書の秋についてはこちらをどうぞ。
・読書の秋というのはなぜ?由来でわかる秋の夜長と読書週間との関係
2019年の秋の読書週間はいつ?
2019年の秋の読書週間は、2019年10月27日(日)~11月9日(土)の2週間です。
秋の読書週間の期間は毎年同じ日程です。
ですが、日付が固定されていると、その年のカレンダーによって曜日が異なるので毎年チェックが必要です。
秋の読書週間のあいだには、11月3日の文化の日があるので、本にふれて読書を楽しむには良いタイミングですね。
わたしは、
「11月3日の文化の日の前後1週間、あわせて2週間が秋の読書週間」
と覚えています。
11月3日の文化の日は国民の祝日なので、カレンダーによっては3連休になることもあります。
ちなみに、読書週間は1947年(昭和22年)に始まりました。
読書週間に「秋の」とついているのは、春にも別の読書週間があるからです。
秋の読書週間とは?
秋の読書週間は、公益社団法人の読書推進運動協議会が推進しているもので、正式名称は「読書週間」といいます。
読書週間の始まりは、1924年(大正13年)に日本図書館協会によって提唱された読書運動の「読書週間」にあります。
前年の関東大震災によって、新旧の膨大な量の出版物や多くの書物が消失してしまったことが発端でした。
読書週間は1933年(昭和8年)に「図書館週間」と改称され、図書文化の普及を目的に、出版界では「図書祭」としてイベントが開催されていました。
ですが、太平洋戦争のさなか、戦争の影響などで、「一般週間廃止令」なるものによって廃止となります。
そして敗戦の2年後、1944年(昭和22年)に読書週間は復活することとなります。
出版社、取次会社、書店、公共図書館、新聞・放送のマスコミ機関などが
「読書の力によって、平和な文化国家を創ろう」
という決意のもと、1947年(昭和22年)11月17日に第1回の読書週間を開催したのです。
最初は11月17日からの一週間で開催されていた読書週間は、国民や各界に大評判となり、
「一週間では惜しい」
「もっと本に触れ合う期間が必要だ」
といった意見が多く寄せられました。
そうして、翌年の1948年(昭和23年)から、文化の日を中心にした現在の10月27日~11月9日という日程が読書週間となったのです。
春の読書週間は?
秋の読書週間に「秋の」とつくのですから、「春」にも読書週間があります。
春の読書週間の正式名称は『こどもの読書週間』。
春の読書週間(こどもの読書週間)の期間は毎年4月23日~5月12日です。
ちょうどゴールデンウィークにあたりますね。
こどもの日をはさんで、こどもの読書週間は3週間あります。
秋の読書週間にはどんなイベントがあるの?
読書週間には、図書館や公民館、書店など各所でイベントが行われます。
イベントの内容は様々で、読み聞かせや、絵本の展示、スタンプラリーなどなど。
そのイベントの軸になるのが、読書週間の標語&ポスターです。
読書週間の標語とポスターコンテスト
毎年、公益社団法人の読書推進運動協議会が読書週間の標語を募集して、翌年の読書週間の標語を発表します。
応募の締切は例年、11月中旬となっています。
そして、入選した標語をイメージしたポスターイラスト作品が募集されます。
高校生以上であれば誰でも参加することができて、毎年6月下旬頃に応募締切があり、8月の上旬頃に入賞作品が発表されます。
読書週間2019年の標語は?
2019年の読書週間の標語は、
「おかえり、栞の場所で待ってるよ」
忙しい毎日に、自分のペースを取り戻せるような優しい標語ですね^^
2000年からの読書週間の標語を一覧にしてみました。
図書館のイベント
秋の読書週間の期間中は、全国各地の図書館ではさまざまなイベントが行われています。
図書館によって内容は異なりますが、主に以下のようなものがあります。
- 講演会
- 本の展示
- 読み聞かせ会
- リサイクル本の提供
各図書館では、より多くの人たちへ読書推進を図るため、読書週間ならではの特集展示を行っています。
ぜひ、お近くの図書館をのぞいてみてくださいね。
わたしの家の近くの図書館では、読書週間になると、リサイクルコーナーの本が、通常よりも多く提供されます。
子供向けの絵本や児童書、料理本なども多く出るのでので、とても人気です。
読書週間の書店くじ
秋の読書週間の期間、日本書店商業組合連合会に加盟している書店では、書籍や雑誌の購入額に応じて書店くじが1枚配布されます。
500円ごとにくじが一枚。
後日、抽選で景品があたります。
書店くじは毎年4月20日から30日までと、読書週間の10月27日~11月9日に書店で配られます。
2019年の春の書店くじでは、
1等(110本):5000円の図書カード(図書カードNEXT)または図書購入時に充当
2等(220本):1000円の図書カードまたは図書購入時に1000円充当
3等(3300本):500円の図書カードまたは図書購入時に500円充当
4等(4万4000本):図書購入時に100円充当
といった賞品が用意されていたので、
秋の読書週間も同様のものが予想されます。
わたしも、普段は電子書籍なんですが、この時期は必要な紙の本を狙って購入しています。
当たると嬉しいですね。
ただ、前述のように書店くじは日本書店商業組合連合会に加盟している本屋さんのみで扱っているものなので、購入時は注意してくださいね。
秋の読書週間2019年はいつからいつまで?開催されるイベントは? まとめ
2019年の秋の読書週間は、2019年10月27日(日)~11月9日(土)の2週間です。
秋の読書週間は、公益社団法人の読書推進運動協議会が推進しているもので、正式名称は「読書週間」といいます。
読書週間の歴史は古く、始まりは、1924年(大正13年)に日本図書館協会によって提唱された読書運動にあります。
学校や公共施設などで貼られている読書週間の標語が入ったイラストポスターは、毎年公募で選ばれます。
秋の読書週間の期間中は、全国各地の図書館や書店などでさまざまなイベントが行われています。
読書週間は、読書の楽しさを伝え、すべての世代の人たちに本に親しむきっかけを作ってほしいという考えに基づいた運動です。
イベントや書店のキャンペーンなどで楽しく本とふれあえるせっかくの機会、読みたい本を探しに出かけてみませんか?
◇ 秋の話題 こちらもどうぞ。
・秋の夜長とはどんな意味?使う時期はいつ?使い方と例文もご紹介!