冬にストッキングやタイツを履くと足がかゆい!
乾燥が原因?
かゆみ解消の対策にはどんなものがある?
その疑問、解消します!
すぐできるかゆみの対処法、
入浴後の保湿ケアの簡単なやり方、
普段の暮らしや生活習慣の注意点も含めて、わかりやすくお伝えします。
冬のストッキングやタイツがかゆい原因は?
女性にとってストッキングやタイツはマストアイテム。
脚がきれいに見えるだけじゃなく、冬場は寒さ対策にも欠かせません。
寒い冬はタイツを履くことも多くなりますね。
ですが、
「冬になるとストッキングを履いてるときに限って足がかゆい」
「冬の時期、タイツを履くと足がかゆくなる」
と困っている人はとても多いのです。
こういった冬という季節に限って起こるかゆみの主な原因は乾燥です。
冬は湿度が低く空気が乾燥していて、ほかの季節よりも肌のうるおいが蒸発しやすい季節。
正常な皮膚の表皮は、水分と油分(皮脂)によって外部からの異物が侵入するのを防ぐバリア機能を果たしています。
ですが、皮膚が乾燥していると、皮膚の表面から水分や油分が失われているので、外部からの刺激に無防備な状態になっています。
そうなると、ちょっとした刺激に対しても皮膚は敏感に反応して、かゆみをもたらしてしまうのです。
たとえ温かい室内でも油断は禁物。
エアコンやヒーターの温風が、部屋の水分を蒸発させるので、どんどん皮膚のうるおいを奪っていきます。
ストッキングやタイツを履いている時の足のかゆみは、乾燥によるかゆみから来ているものメインですが、他にも様々な原因があります。
◇ 足がかゆくなる原因について詳しくはこちら。
冬にストッキングやタイツを履くと足がかゆい原因は乾燥?
ストッキングやタイツによるかゆみで悩んでいる女性はとてもたくさんいます。
わたしもOL時代、冬になるとかゆくなる足に悩まされました。
きちんとしたかゆみ対策が出来ていなかった頃は、かゆさのあまり、ストッキングの上からキンカンを、職場の給湯室で塗りまくったこともあります^^;
職場ならまだしも、出先や通勤電車ではそうもいきませんよね。
冬のやっかいな足のかゆみにはいろいろな対処法があります。
冬のストッキングやタイツがかゆい時の対策
冬になって、ストッキングやタイツを履いていると足がかゆくなる・・・
そんな時は、かゆみや赤みが出て辛くなってから対処するのではなく、症状を出さないように工夫をするのがポイントです。
わたしが試してきた方法をお伝えするので、あなたの状況にあった対策を取り入れてみてくださいね。
1. まずは保湿!
足のかゆみのほとんどは、乾燥から来ています。
皮膚が乾燥しているということは、皮膚の表面から水分や油分が失われているということ。
副作用の心配が少ない保湿クリームやベビーオイル、ワセリンなどを塗り、保湿を心がけましょう。
かゆみは取るのではなく、前もって予防をすることがかゆみ解消の近道。
わたしが試して一番効果的だったのは、お風呂上りの肌が濡れた状態でベビーオイルをすり込むことです。
保湿クリームだと、
『お風呂の後でスキンケアして次に身体のケア』
となりますよね。
これがめんどくさかったのですが、ベビーオイルだと体を拭く前の濡れた状態で良いので楽ちんです。
こちらは鉱物油不使用のベビーオイルです。
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入浴後だけではなく、ストッキングやタイツを履く前にも、保湿をしてから履くと、より乾燥を防ぐことが出来ます。
寝起きの状態というのは、身体の皮脂の分泌量が少なく乾燥しているので、ストッキングの摩擦が起こりやすくなります。
ベビーオイルなどの保湿剤を塗ることで、潤滑剤となり、肌とストッキングとの摩擦が起きるのを防いでくれるのです。
冬の間は、朝、顔に保湿するように、脚にも保湿をしてからストッキングやタイツを履くのがおすすめです。
スキニーなどの身体にピタッとフィットする服のときも、保湿剤を塗ってから履くとかゆみ防止になります。
保湿クリームやワセリンのベタベタが気になる場合は、その上からベビーパウダーを使うと、サラサラになり引っかからなくなりますよ。
2. シルクのストッキングやタイツにする
ストッキングやタイツは、肌に直接密着するものです。
化学繊維を素材を使ったストッキングやタイツは、肌と繊維の摩擦によって、かゆみが起こりやすくなってしまいます。
ストッキングやタイツは伸縮するので、身体を動かすたびに、まるで身体をスポンジで洗っている時のように強い摩擦が起きています。
つまり、乾燥している肌にストッキングやタイツを履くと、摩擦が起きて肌の表面の角質を傷つけてしまうんですね。
身体を洗っているなら石鹸の泡が潤滑剤になりますが、泡なしでスポンジだけかけているようなもの。
なので、摩擦によって角質がこすれる刺激で、皮膚は炎症を起こし、かゆくなるというわけです。
シルクは人間の皮膚と同じ動物性タンパク質からできているので、シルク素材のストッキングやタイツは、刺激が少ないと言われています。
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ストッキングにはシルクプロテインを配合したものもありますよね。
私の経験からいうと、配合していないものに比べると、ずいぶん良いように思えます。
こちらは冷え取り効果も期待できるシルクのタイツです。
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3. 圧迫しないストッキングやタイツを選ぶ
肌は圧迫されるとヒスタミンを放出し、それで、かゆみが起こります。
細く見えるストッキングやタイツで、圧迫するタイプのものはかゆみを引き起こす可能性があります。
引き締め効果があるサポートタイプは圧迫の度合いも様々ですが、
かゆい時は、圧迫するタイプではなく、ノーマルなものにするのがおすすめです。
4. バスタイムに気をつける
バスタイムはシャワーやお湯に浸かったりで、それだけでも肌のうるおい成分が流れ落ちてしまう時。
体を洗う時は、スポンジでごしごしとこすってしまうと肌を傷つけてしまいます。
特にナイロンタオルはNG。
爽快感はありますが、硬い素材のもので足をこすると、必要な皮脂まで落ちてしまいます。
そうなると、肌のバリア機能が低下して、ますます乾燥が進行しやすくなります。
身体を洗うボディソープは、無添加の石鹸や、刺激の弱い弱酸性のものがおすすめです。
最も肌に優しい洗い方は、ボディソープや石けんを十分に泡立てて、手のひらを使ってその泡で洗う方法です。
また、長湯や高温のシャワーも乾燥のもとになります。
熱めのお湯は肌の乾燥を進行させるので、お湯の温度は38~40℃に設定しましょう。
入浴後は水分が蒸発してしまうので、早めに保湿剤を塗って、うるおいを閉じ込めることも忘れないでくださいね。
5. 足元の暖房に気をつける
体が温まるとかゆみが増します。
オフイスなどで、足元ヒーターや電気ひざ掛けなどを使っていると、かゆみを誘発することにもなるので、注意が必要です。
また、暖かくて快適なホットカーペットや床暖房、こたつ、電気毛布などは、足元の皮膚を乾燥させることになります。
暖房のつけすぎは、体のかゆみを誘発し、空気も乾燥するので、暖房器具の温度設定や風量には気をつけてくださいね。
6. 市販薬を使ってみる
保湿クリームだけでは、かゆみが我慢できなくなってしまった場合。
そんな時は、刺激の少ないかゆみ止めの市販薬を使用するのも一案です。
かゆいからといってかきこわしてしまうと、ますます悪化してしまいます。
かゆみ止めの市販薬には、非ステロイド系のものもありますし、保湿成分が配合されているものもあります。
薬剤師さんに相談すると、症状に合ったものを教えてくれます。
7. お医者さんに診てもらう
かゆみがひどいと感じる時は、迷わず皮膚科のお医者さんに診てもらいましょう。
冬という気候のせいでかゆいわけじゃなく、もしかしたら、他の病気の可能性もあります。
アレルギー検査もしてもらえるので、原因の特定も早く、何より安心ですね。
冬にストッキングやタイツがかゆい時の7つの対策!かゆみ解消の近道は? まとめ
冬にストッキングやタイツを履いている時の足のかゆみは、乾燥によるかゆみから来ているものメインですが、他にも様々な原因があります。
足のかゆみ対策としては、
1. 保湿する
2. シルクのストッキングやタイツにする
3. 圧迫しないストッキングやタイツを選ぶ
4. バスタイムに気をつける
5. 足元の暖房に気をつける
6. 市販薬を使ってみる
7. お医者さんに診てもらう
といった7つの方法があります。
他にも、乾燥によるかゆみついては生活習慣で気をつけたい注意点もあります。
- バランスの良い食事を摂る
- たっぷり睡眠をとる
- ストレスをためない
仕事や家事があると、どうしても生活のリズムが乱れがちですが、身体の内面のケアも大切です。
かゆみは取るのではなく、前もって予防をすることがかゆみ解消の近道。
わたしの場合、入浴後の保湿ケアや、タイツ・ストッキングを履く前に保湿することで、かゆみがおさまりました。
まずは保湿第一で、ご紹介した7つの対策を参考にしてみてくださいね。
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