社日とはどんな意味?何をする?2019年の春社と秋社はいつ?

社日とはどんな意味?何をする?2019年の春社と秋社はいつ?

社日とはどんな意味?

何をする日?

由来は?

どのような行事があるの?

2019年の春社と秋社はいつ?

その疑問、解消します!

社日と産土神との関係、

農業にとって大切な節目となる由縁、

地域に伝わる風習や言い伝えも含めて、

わかりやすくお伝えします。

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社日とはどんな意味?

古くから日本では、季節に合わせたさまざまな行事が行われています。

自然と深く関わってきた日本ならではの季節の節目に、

社日」というものがあります。

社日は「しゃにち」と読みます。

日常ではあまり聞き慣れない言葉ですね。

社日は雑節のひとつ

「社日」は雑節(ざっせつ)の一つです。

雑節は簡単に言うと、二十四節気以外の季節を示すもの。

二十四節気がわからないかもですね。

二十四節気というのは、中国から伝わってきたもので、

1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、

さらにそれぞれを6つに分けた季節の節目です。

春分・秋分・夏至・冬至などが二十四節気です。

二十四節気はもともとが中国なので、日本の気候には合わないところもあります。

一方、雑節は、二十四節気のように中国から伝わったものではなく、

日本人の生活文化から生まれた日本独自のものです。

そのため、主に農作業と照らし合わせた季節の目安となっています。

一般に雑節と呼ばれるのは、次の9つ。

節分・ 彼岸・ 社日・ 八十八夜・ 入梅・半夏生 ・土用・ 二百十日 ・
二百二十日

節分やお彼岸は馴染みがありますよね。

土用というのも、

「土用の丑の日」

と聞けば、ああそうか、となるのでは。

こうしてみると、雑節というのは

『日本ならではの季節の行事が行われる日」

ともいえます。

社日とは?

社日とは、生まれた土地の神様をお祀りする日のことです。

生まれた土地の神様のことを、

産土神(うぶすなかみ、うぶのかみ)』

といいます。

社日の「社」は、産土神を意味します。

産土神は生まれた土地の神様ですが、

一生を通じて守ってくれる神様と言われています。

生まれた土地を離れて、

どこかに引っ越してもも守っていただける、

有り難い神様が産土神です。

そのことから、産土神は安産の神様という考え方もあり、

子どもを欲しい人や妊婦さんに人気の神様でもあります。

産土神をお祭りする社日は、年に二度、春と秋にあります。

春の社日を春社(しゅんしゃ)、

秋の社日を秋社(しゅうしゃ)

といいます。

春の社日は「地神降り」、

秋の社日を「地神昇り」、

という呼び方をするところもあります。

社日は何をする?

社日の日は、産土神様へ参拝する風習があります。

地域によっては、親しみをこめて、

「お社日さん」

「社日さん」

と呼ぶところもあります。

春の社日は種まきの時期、

秋の社日は収穫時期。

そのため、社日は農業を行う人々にとっては大切な節目の日とされ、

春の社日では五穀豊穣を願い、

秋の社日では収穫を感謝してきました。

  • 春の社日 : 米や麦などの五穀を奉納し、豊作を祈願する
  • 秋の社日 : 初穂を奉納し、感謝を伝える

初穂というのは、その年に収穫した最初の稲のことです。

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社日の行事は?

社日は土地の神様を祀るものであることから、

行われる行事は、それぞれの地域によって様々です。

たとえば、長野県小県郡には、「お社日様」という信仰があり、

春に村へ降りてきて、秋に山へ帰る田の神様を祀っています。

春の社日には、お餅をついて祝い、

秋の社日には、稲を一株抜いて、田の神様に捧げるお祭りが行われます。

各地の神社では、春と秋の社日には社日祭が行われます。

福岡県の筥崎宮(こさきぐう)では、海岸の砂を集めて清める「お潮井取り」という行事が行われます。

お潮井は、筥崎宮前の海岸(箱崎浜)の真砂を指し、

この砂にはお清め効果があるとされています。

お潮井は、外出の際に身体にかけたり、

家を新築する際に敷地にまいたり、

豊作を願い虫除け効果もこめて田畑にまいたりします。

関東では、群馬県の社日稲荷神社で、

春と秋の社日に「探湯神事(くがたちしんじ)」が行われています。

探湯神事は「湯加持行事(ゆかじのぎょうじ)」とも呼ばれ、

神前に供えられた大釜に沸かした熱湯を、

小笹を使って全身に浴びることで、

家内安全や厄難除けなどの祈願をするものです。

地域によっては、

社日に鳥居のある神社を七社参拝すると、ボケ防止や痛風よけになる

という言い伝えもあります。

他にも、春社の日に日本酒を飲むと耳がよくなるとか、

耳の障害が治ると言われています。

この春社の日に飲むお酒は「治聾酒(じろうしゅ)」といって、俳句では春の季語にもなっています。

2019年の社日はいつ?

社日は、春分の日と秋分の日に最も近い「戊(つちのえ)の日」になります。

なので、社日の日は、毎年固定した日ではありません

2019年の社日は、

  • 春社 : 3月22日(金)
  • 秋社 : 9月18日(水)

ちなみに、2019年の春分の日は3月21日(木)、

秋分の日は9月23日(月)です。

◇ 春分の日について詳しくはこちら。
春分の日の日付が変わる意味と決め方 2019年はいつ?簡単な計算方法は?

戊(つちのえ)の日とは?

「戊の日」は、五行説に基づく『十干(じっかん)』の1つです。

十干とは、

甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸

の10の要素からなり、

十二支と同様に暦を表すために用いられます。

「戊(つちのえ)」は5番目にありますね。

戊は音読みで『ぼ』、訓読みで『つちのえ』です。

戊は聞き慣れない言葉ですが、

十干の「甲」や「乙」なら日常生活にもたまに出てきますね。

本来、十干は日付を表すための符号でした。

戊は古代中国に端を発する自然哲学の五行思想の「土の兄(つちのえ)」にあたり、

山などの動かない土を意味することから、

戊の日が『土の神を祀る日』として選ばれたと言われています。

社日とはどんな意味?何をする?2019年の春社と秋社はいつ? まとめ

社日は「しゃにち」と読み、

雑節のひとつです。

社日とは、生まれた土地の神様である『産土神』をお祀りする日のこと。

社日の「社」は、産土神を意味します。

産土神をお祭りする社日は、年に二度、春と秋にあり、

春の社日を春社(しゅんしゃ)、

秋の社日を秋社(しゅうしゃ)

といいます。

社日の日は固定ではなく、

春分の日と秋分の日に最も近い「戊(つちのえ)の日」となります。

2019年の社日は、

  • 春社 : 3月22日(金)
  • 秋社 : 9月18日(水)

社日は土地の神様を祀るものであるため、

行われる行事は、それぞれの地域によって様々で、

伝わっている風習も様々です。

今度の社日には、社日祭を行っている神社にお参りしてみてはいかがですか。

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