秋の長雨の読み方は?時期はいつからいつまで?意味と特徴 別名もご紹介!

秋の長雨の読み方は?時期はいつからいつまで?意味と特徴 別名もご紹介!

秋の長雨の読み方は?

どんな意味や特徴があるの?

時期はいつから?

北日本、東日本、西日本の時期は?

その疑問、解消します!

日常会話で使う時の読み方、

秋の長雨の別名、

梅雨前線との比較、

秋の長雨の期間に注意すべき点も含めて、

わかりやすくお伝えします。

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秋の長雨の読み方は?

秋の長雨の読み方は?時期はいつからいつまで?意味と特徴 別名もご紹介!

秋は過ごしやすい季節と言われますが、
秋の長雨
という言葉があるように
秋は雨の多い季節でもあります。

よく『秋の長雨』の読み方が
話題になりますが、

あきのながあめ

もしくは

あきのながさめ

と読みます。

ふだんの話し言葉では
あきのながあめ
を使うほうが多いようです。

わたし自身、
会話で「長雨」と言う時は
「ながあめ」と言いますし、

わたしの周りでも

まったく秋の長雨(ながあめ)はイヤになっちゃうね

といったように、
「ながさめ」ではなく
「ながあめ」を使っています。

梅雨の季節の時候の挨拶で
長雨の候
というものがありますが
これは「ながさめのこう」と読みます。

なので、
『秋の長雨』の読み方は
「あきのながあめ」と読んでも、
「あきのながさめ」と読んでも
どちらもOK。

先日テレビを観ていたら、
お天気キャスターも

県内は、あすから秋の長雨(ながあめ)となりそうです

と言っていました。

 
注意!
前述の「長雨の候」は6月に使う時候の挨拶です。

「長雨」は梅雨の季節の季語。

そのため、秋の長雨は「長雨」にあえて
「秋の」という形容詞をつけた言い方
になっているのです。

いくら雨が続いても「長雨」だけだと
秋には使えないので気をつけてくださいね。

秋の長雨の意味や特徴は?

秋の長雨の読み方は?時期はいつからいつまで?意味と特徴 別名もご紹介!

秋の長雨は、夏の終わりと秋の訪れを知らせる雨です。

秋の長雨は夏から秋に季節が変わる頃の
雨が続く季節を意味します。

春と夏の境目に梅雨があるように
夏と秋の間には雨が長く続く期間があります。

これが『秋の長雨』です。

夏も終わりごろになると
猛暑をもたらした太平洋高気圧が南に後退します。

一方で、大陸の冷たい高気圧は南下をしてきます。

その境目に『前線』が発生して、
その前線が周辺の天候を不安定にさせます。

この前線が『秋雨前線』です。

秋雨前線の影響によって
天候が梅雨どきに似た状況となります。

◇ 秋雨前線について詳しくはこちら。
秋雨前線の時期はいつからいつまで?豪雨台風との危険な関係とは?

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秋の長雨の特徴は?

秋の長雨の読み方は?時期はいつからいつまで?意味と特徴 別名もご紹介!

秋の長雨の雨の降り方はどちらかというと

「しとしとと降る雨」

といった感じです。

秋雨前線は、梅雨前線と同じ停滞前線ですが

梅雨前線ほど強い停滞前線ではないので
しっかり雨が降るとは限らず、
しとしと雨やくもりの日も多くなります。

梅雨前線は南から北上するので
梅雨のときは西日本の降水量が多くなり、

秋雨前線は北から南下してくるため
秋の長雨では東日本ほど降雨量が多くなります。

しとしと雨が多い秋の長雨で注意したいのが台風です。

台風は、台風から離れた地域にも
大きな影響を与えることがあります。

上陸しなくても、接近するだけで、
秋雨前線を刺激して大雨を降らせたり
強風による甚大な被害をもたらします。

秋の長雨の時期、
台風の通り道になることが多い九州や
西日本の地域では、
大雨や強風に対する対策が必要になります。

秋の長雨の別名は?

秋の長雨は別名、

  • 秋霖(しゅうりん)
  • 秋雨(あきさめ)
  • すすき梅雨(すすきつゆ・すすきづゆ)
  • 秋湿り(あきじめり)
  • 秋入梅(あきついり)・秋黴雨(あきついり)

とも呼ばれます。

秋入梅・秋黴雨の「あきついり」という呼び方は、「あきつゆいり」の転じたものと考えられています。

秋の長雨の時期は?

秋の長雨の読み方は?時期はいつからいつまで?意味と特徴 別名もご紹介!

地域によって時期に差がありますが

秋の長雨は8月下旬あたりから
10月頃の雨続きの日々を指しています。

全国的に見ると約1ヶ月半ほどの期間がありますが、

雨をもたらすのは前線付近だけなので
地域別に見ると秋の長雨の期間は
思うより長くはありません。

少し触れましたが、秋の長雨の原因は
秋雨前線です。

秋雨前線は北日本から南下しながら東に進みます。

なのでどちらかと言えば、
北日本は8月下旬と9月上旬に雨が多く、
東日本・西日本は9月中旬・下旬に多いようです。

降水量の平年値でみた主な地域の
秋雨の時期をまとめてみました。

北日本:札幌の秋雨の時期

8月下旬~9月いっぱい
8月下旬に多い

北日本:仙台の秋雨の時期

8月下旬~10月上旬
8月下旬・9月中旬に多い

東日本:東京の秋雨の時期

8月下旬~10月上旬
9月中旬から多くなり10月上旬は特に多い

西日本:大阪の秋雨の時期

9月上旬~10月中旬
9月中旬・下旬に多い

西日本:福岡の秋雨の時期

8月中旬~9月下旬
8月中旬から下旬に多い

秋の長雨の読み方は?時期はいつからいつまで?意味と特徴 別名もご紹介! まとめ

秋の長雨の読み方は

「あきのながあめ」

もしくは

「あきのながさめ」

です。

秋の長雨は夏から秋に季節が変わる頃の
雨が続く季節を意味します。

秋の長雨の時期は地域によって差がありますが、

全国的には8月の終わり頃から10月にかけてです。

この雨の日が過ぎ去れば、
季節の変わり目を越えて本格的な秋の到来。

梅雨前線に比べると秋雨前線はおとなしめですが

台風と重なると大雨を降らせたり
強風による甚大な被害をもたらします。

秋雨のシーズンは、10月上旬頃まで。
それまでは、台風情報に注意してくださいね。

◇ 雨で靴が濡れてしまったときはこちらをご参考に。
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