女の子の初節句は何をするの?
初節句の女の子が1月や2月生まれの場合は?
お祝いのやり方はどうするの?
その疑問、解消します!
桃の節句であるひな祭りに初節句を迎える意味、
伝統的なお祝いの方法、
今どきのお祝い事情も含めて、
わかりやすくお伝えします。
女の子の初節句は何をするの?
ひな祭りには馴染みはあっても、「娘の初節句」となると、どのようにお祝いすればいいのかわからないこと、ありますよね。
子どもの初節句は一生に一度の大切なお祝い。
できれば、みんなに笑顔でお祝いしてもらいたいものです。
赤ちゃんが生まれて初めて迎える節句を「初節句(はつぜっく・はつのせっく)」と言います。
「節句(せっく)」というのは、季節の節目に、無病息災、豊作、子孫繁栄などを願い、お供え物をしたり、邪気を祓う行事で「節供(せっく)」とも言います。
節句の「節」には季節の変わり目という意味があります。
女の子は3月3日が『桃の節句』、男の子は5月5日が『端午の節句』です。
赤ちゃんが生まれて初めて迎える初節句の日は、子どもの健やかな成長を願う大切な赤ちゃんイベント。
桃の節句は女の子の無事な成長を祝い、今後の健やかな成長と厄除けを願う行事です。
昔は、祖父母や親戚が大勢集まり、盛大にお祝いをしました。
ですが、最近では、ごく身内のみでお祝いをする家庭が増えています。
一般的には、家族と双方の祖父母、お祝いを頂いた親戚や友人を招いて、お祝い膳などでお祝いをします。
初節句の女の子が2月生まれの場合は?
1月生まれ、2月生まれの女の子の赤ちゃんは、産まれて間もない時期に初節句を迎えることになりますね。
初節句は必ず初めての節句に行わなければならない、という決まりごとがあるわけではありません。
赤ちゃんが生後間もない場合は、初節句を翌年に持ち越す家庭もありますし、とりあえず形式だけ初節句をお祝いして、翌年にもう一度、初節句のお祝いを楽しむ家もあります。
娘さんが生後間もない場合は、赤ちゃんの成長を見ながら初節句の時期を決めても全く問題ありません。
12月生まれでも、翌年にするケースもあります。
次の年にゆっくり雛人形を選んだり、お祝いの段取りを計画するほうが、産後間もないママにとっても負担が少なくて良いのでは。
産まれてすぐの初節句は、赤ちゃんもママもいろいろ大変です。
翌年の3月でも大丈夫なので、家族や双方の祖父母と相談して、お祝いの時期を決められるといいですね。
初節句の女の子お祝いのやり方は?
3月3日、女の子の初節句にあたるひな祭りは、赤ちゃんの健やかな成長、厄除けを願う大切な行事です。
雛人形を飾り、両親や家族、双方の祖父母、お祝いを頂いた親戚や友人などと一緒に、ちらし寿司やはまぐりのお吸い物などの祝い膳を囲んでお祝いをします。
雛人形を飾って祝い膳を囲むなど、しきたり通りの行事もありますが、最近は、
「かわいい赤ちゃんを記念に残したい!」
という家族の気持ちから、記念撮影や神社のお参りなどのイベントが目立つようです。
雛人形を飾る
ひな祭りに行なう初節句ですから、なんといっても雛人形を飾るのは重要な行事です。雛人形には女の子が生まれてから大人になるまで、『女の子を厄災から守る』という大切な役目があります。
◇ 雛人形の由来について詳しくはこちら。
・ひな祭り由来と起源に見る桃の節句との違い江戸時代の五節句
雛人形は、「二十四節気(にじゅうしせっき)」の『雨水(うすい)の日』に飾ると良い伴侶に巡り会えると言われています。
雨水の日というのは、1月の20日か21日頃です。
◇ 雛人形を飾る日について詳しくはこちら。
・雛人形を飾るのはいつから?お雛様を飾る日は大安や雨水を選ぶべき?
お雛様を大安・友引など、縁起が良い日を選んで飾る人も多くいますが、節句の前日に慌ててて飾るのは「一夜飾り」と言って縁起が悪いとされているので注意が必要です。
桃の節句が過ぎたらお雛様は早めにしまうことを心がけましょう。
◇ 雛人形を片付ける日について詳しくはこちら。
・雛人形をしまう時期に最適な日はいつ?お雛様の片付けは大安がいい?
祝い膳を用意する
初節句は赤ちゃんの大きな節目になるので、双方の祖父母や親戚を招いてお祝いの宴席を開くのが一般的です。
宴席の祝い膳は、『ちらし寿司』や『はまぐりのお吸い物』が定番です。
ちらし寿司は桃の節句に関連するいわれはありませんが、レンコンや海老などの縁起物が入ったものが好まれます。
はまぐりのお吸い物は、古くから貞操と夫婦和合の象徴とされてきました。
初節句には、実は決まった形式の料理といったものは特にありません。
縁起が良いとされる鯛や海老の姿焼きもよく出されます。
最近は、ひな祭りケーキもいろいろな種類のものが販売されているので、初節句の祝い膳にケーキを取り入れる家庭も増えています。
■ 雛飾りに飾る食べ物
雛飾りに飾る食べ物は、菱餅・雛あられ・白酒などが一般的です。
記念撮影や神社で祝詞をあげてもらう
最近は、写真館やフォトスタジオで記念写真を撮る家庭も増えています。
大切なお祝いの記念として、また、無事に初節句を迎えることができた姿を残しておこうと、写真館やフォトスタジオなどで家族そろって記念撮影をするのが人気です。
初節句の赤ちゃんに着物やドレスを着せてあげれば、まるでお雛様のようで、とてもかわいらしいですね。
こちらは着付けが紐で簡単にできる着物と、被布コートのセットです。
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被布(ひふ)とは、女の子が着物の上に着用する袖なしのベストのような羽織物です。
可愛いベビー着物で記念写真を撮るのも家族の良い思い出になります。
また、地域によっては初節句のときに、神社にお参りをして祝詞をあげてもらうこともあります。
女の子の初節句は何をするのか手順と1月生まれ2月生まれのやり方は? まとめ
桃の節句は女の子の無事な成長を祝い、今後の健やかな成長と厄除けを願う行事です。
一般的には、家族と双方の祖父母、お祝いを頂いた親戚や友人を招いて、祝い膳などでお祝いをします。
初節句は必ず初めての節句に行わなければならない、という決まりごとがあるわけではありません。
3月3日の初節句は、1月生まれ・2月生まれの女の子の赤ちゃんにとっては産まれて間もない時期。
赤ちゃんが生後間もない場合は、初節句を翌年に持ち越す家庭もありますし、とりあえず形式だけ初節句をお祝いして、翌年にもう一度、初節句のお祝いを楽しむ家もあります。
宴席の祝い膳は、『ちらし寿司』や『はまぐりのお吸い物』が定番。
最近は、写真館やフォトスタジオで記念写真を撮る家庭も増えています。
祖父母が遠いところに住んでいる場合は、盛大に出来ないかもしれませんが、
初節句の写真を送ってあげると喜ばれます。
女の子を持つ親にとって、ひな祭りに迎える初節句は感慨深いもの。
家族の笑顔が何よりの思い出になります。
楽しい初節句を迎えられますように。
◇ 記事中でご紹介した関連記事
・ひな祭り由来と起源に見る桃の節句との違い江戸時代の五節句
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