去年の日焼け止めの残りは使える?
防腐剤が入っていれば安全?
未開封ならOK?
未開封でNGの場合とは?
その疑問、解消します!
残った日焼け止めに紫外線対策の効果はあるのか、
一般的な使用期限、
去年のものを使う時の考え方も含めて、わかりやすくお伝えします。
去年の日焼け止めの残りは使える?
眩しい日差しに目を細める季節、気になるのが紫外線。
5月には紫外線A(UVA:肌の真皮まで届く波長の長い紫外線)がピークを迎えるので、春先から日焼け対策は万全にしておきたいところです。
◇ 紫外線対策について詳しくはこちら。
紫外線対策はいつから?紫外線が多い時期と量がピークになる時間帯とは
最近は、紫外線対策は一年中すべき、と言われてますが、冬場もしっかり日焼け止め対策をしている人は、まだ少ないようです。
わたしも、ゲレンデに行くときは日焼け止めを塗りますが、寒い時期はついついサボって日傘も使いません。
とはいえ、一度UV対策が気になると、急にお肌のことが気になっちゃうもので、
「去年の日焼け止め、まだ残ってるけど使えるのかな?」
開封したものの、使いきれずに残っている日焼け止めを前に、疑問が沸いてくること、ありますよね。
残量が少なければ諦めもつくんですが、結構残っていたりすると、もったいない気もして・・・
今、手元にある日焼け止め。
去年の残りは使えるのか使えないのか、気になるところです。
去年の日焼け止めは使って大丈夫?
「去年の日焼け止めがまだ残ってるから、使い切ってから新しいのにしよう」
これは、安全なスキンケア対策の観点からはNG!
また、紫外線対策としても、正しい考えとは言えないのです。
化粧品は、一度開封してしまうと、空気に触れて酸化しやすくなります。
酸化がすすむと、雑菌が繁殖しやすい環境になり、不衛生な状態になってしまいます。
そうなると、日焼け止めを使って肌を保護しているつもりが、自分で雑菌を肌に塗ってストレスを与えていることになりかねないのです。
見た目は変わらなくても、劣化していたら、肌トラブルの原因になることもあります。
製品が劣化しているということは、当然、その効果も十分に発揮できないということです。
日焼け止めを販売しているメーカーのサイトをチェックすると、開封済みの使用期限を3ヶ月としているところもあれば、1年としているところもあり、商品によってかなりバラツキがあります。
詳しくはお使いの日焼け止めのメーカーのHPなどでチェックするのをおすすめしますが、昨シーズンに使った日焼け止めは、なるべくなら使わないのが賢明です。
理想は、そのシーズンで使い切ること。
スキンケア製品は食べ物と同じだと思って、一度開封したら、なるべく早く使い切るのが基本です。
さらに言えば、日焼け止めは日進月歩で、毎年最新の技術が施された日焼け止め製品が発売されます。
飲むタイプの日焼け止めも、日本製で1日1錠の日本人向けのものが手軽に買えるようになりました。
やかないサプリ 飲む日焼け止めサプリ ノンケミカル UV カット スプレー クリーム パウダー 焼かないサプリ オルト
スキンケア製品は、研究が進み新しく発売されたものほど、肌に優しく使い勝手も良くなっています。
より高いUV効果を期待するなら、『去年使用したものは買い直す』という考え方もありますね。
残った日焼け止めに防腐剤が入っていれば安全?
日焼け止めにはパラベンなどの防腐剤が入っているものが多くあります。
乳液タイプやジェルタイプ、スプレータイプなどの日焼け止めがありますが、成分表示を見ると、いずれも「水」という表記があります。
水は、そのままでは酸化(腐敗)してしまうので、それを防ぐためにパラベンなどの防腐剤が入っています。
「防腐剤が入ってるんだから、使えるよ」
と、一年前の日焼け止めを使おうと思ってるのならちょっと待って。
お持ちの日焼け止めに防腐剤が入っているからといって、残った日焼け止めを使って安全かというと、そうとも限りません。
防腐剤が入っていても、開封してからの使い方や、保存状態によっても、劣化の可能性があります。
容器の口に、指や手のひら、化粧パフなどが触れていたなら、そこから雑菌が入りますし、保管場所の温度や湿度によっても、変質の可能性があります。
また、最近はUVブロックの効果にプラスアルファで、美白や保湿をうたった日焼け止めも多く見られます、
このような美肌をサポートする成分として、ハイドロキノン配合のものがあります。
ハイドロキノンは、ビタミンCやシミの原因であるメラニン色素の生成を抑制するだけではなく、メラノサイト(メラニン色素を作る細胞)そのものを減少させると言われるもの。
ですが、ハイドロキノンには酸化しやすいという特徴があります。
なので、ハイドロキノン配合のものは、開封してからある程度時間が経ったものは使わないのがおすすめです。
去年の日焼け止めが未開封なら使える?
化粧品、日焼け止めなどのスキンケア製品には使用期限があります。
メーカーや種類にもよりますが、基礎化粧品の使用期限は、『未開封で3年』が目安とされています。
但し、『適切に保管(高温多湿や直射日光を避ける)されていたもの』です。
未開封でなおかつ、高温多湿や直射日光を避けて保管されていたものであれば、3年間は問題なく使えるということですね。
1年前などの時間が経った日焼け止めでもSPF・PAなどの日焼けを防止する性能自体は変わらないと言われています。
日焼け止めに使用期限が書いていない時は?
日焼け止めには、使用期限が表記されていないものもありますよね。
どうして使用期限が記載されていないものがあるかというと、薬事法で、
「“3年間の品質が保障される場合” には使用期限を記載しなくても良い」
と認められているからです。
使用期限が記載されていないと、買ったときに製造からどの程度の時間が経っているかわかりませんよね。
その場合は、2年半位を目安にした方がいいかもしれません。
■ 使用期限を意識するコツ
わたしは、スキンケアやサプリのストックを購入した時は、箱に購入した日を書いています。
こうすると、使用期限の表示がなくても、いつ買ったかわかるので目安になります。
ちなみに、化粧品や冷蔵庫の食品(マヨネーズやマスタードなど)にも、開封した日を書いています。
いつ開封したかわからなくなるようなものには、廃棄の目安にもなるので便利ですよ。
日焼け止めが未開封でもNGな場合は?
日焼け止めが未開封でも、使用するには適さない場合もあります。
前述のように、高温多湿や直射日光を避けて保管されていたものであれば、3年間は問題なく使えますが、直射日光があたるなど、温度の高いところで保管されていたものは、品質が劣化している可能性も高くなります。
未開封でも、保存状態の良くないところで保管されていたものは、使用を控えましょう。
なんといっても、たいせつな肌につけるものです。
保存状態でリスクを感じるなら、使うのはおすすめしません。
去年の日焼け止めの残りは使える?防腐剤入りなら安全?未開封なら?のまとめ
スキンケア製品は食べ物と同じだと思って、一度開封したら、なるべく早く使い切るのが基本です。
去年の日焼け止めの残りを使うことはおすすめしません。
日焼け止めを含む化粧品は、一度開封してしまうと、空気に触れて酸化しやすくなります。
酸化がすすむと、雑菌が繁殖しやすい環境になり、不衛生な状態になってしまいます。
見た目は変わらなくても、劣化していたら、肌トラブルの原因になることもあります。
製品が劣化しているということは、その効果も十分に発揮できないということです。
日焼け止めは、より高い効果を期待するためにも、シーズンごとに新しいものを使うことをおすすめします。
使用期限も意識しながら、上手な紫外線対策ができるといいですね。
◇ 使わなくなった日焼け止めの使いみちと活用法はこちらをどうぞ。
去年の日焼け止めの残りには意外な再利用法が!余った時の使いみち6選
◇ 紫外線についてはこちらもご参考に。
・紫外線の何が悪いの?紫外線の正体と良いところ悪いところ教えます!
・太陽光と紫外線の種類と違いUVA(紫外線A波)UVB(紫外線B波)とは?
・紫外線対策はいつから?紫外線が多い時期と量がピークになる時間帯とは
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