役所と官公庁の2019年の仕事納め、
2020年の仕事始めはいつ?
仕事納めと御用納めの違いは?
その疑問、解消します!
行政機関の休日についての法律、
御用納めの由来、
一般企業や銀行の仕事納め・仕事始め、
外国の例も含めて、
わかりやすくお伝えします。
2019-2020 役所官公庁の仕事納めと仕事始めはいつ?
今年も残すところあと僅か、
年末・年始の休み、待ち遠しいですね。
12月に入ると、忘年会やクリスマスなどの恒例イベントに加えて、
仕事の方でも、1年間の締めくくりとしての業務で何かと忙しくなります。
年末が近づくと気になるのは仕事納め(しごとおさめ)の日。
仕事納めというのは、年末にその年の全ての仕事、業務を終えることを指して使われる言葉です。
仕事納めの日が過ぎると、官公庁などの役所は一斉に休みに入るので、うっかり用事を残してしまうと大変です。
官公庁などの役所の2019~2020年の年末年始は、
12月27日(金)が仕事納め
1月6日(月)が仕事始め
となります。
平成の間は祝日だった上皇さまの誕生日、12月23日が平日になったことから、2019年の仕事納めの週は平日が5日となります。
2020年の仕事始めは週末が絡むので、ちょうど月曜日になっていますね。
日本の官公庁は、年末年始の休みが法律(行政機関の休日に関する法律)で決められています。
『行政機関の休日に関する法律』の1条1項には
一 日曜日及び土曜日
二 国民の祝日に関する法律 に規定する休日
三 12月29日から翌年の1月3日までの日(前号に掲げる日を除く。)
と規定されています。
この、『行政機関の休日に関する法律』によって、行政機関は12月29日から1月3日までが休みとなっているので、この6日間のあいだは、市役所などの業務が行われません。
12月28日が土曜日・日曜日の場合は、直前の金曜日が仕事納めとなり、
1月4日が土曜日・日曜日の場合は、直後の月曜日が仕事始めとなります。
2020年がそうですね。
仕事納めのことを『御用納め』ともいい、
仕事始めのことは『御用始め』ともいいます。
仕事納めと御用納めの違いは?
仕事始めは、1年間の締めくくりとして、その年のすべての業務を終える意味で使われますが、
仕事納め・仕事始めに似た言葉に、御用納め・御用始めという言葉があります。
御用納め・御用始めの「御用」は、今どき時代劇でしか聞かない言葉なので、ちょっと古めかしく聞こえるかもですね。
時代劇のシーンで
「御用だ!御用だ!」
というセリフを聞いたことがあるかと思いますが、
この「御用」というのは、江戸時代から使われ続けてきた言葉で「公務」を表しています。
罪人(犯人)を捕まえる人を『捕り手(とりて)』と言いますが、
捕り手はお上の命令(官命)で罪人を捕まえるので、
「御用だ!」
というわけです。
今でも官公庁では、「御用納め」が使われています。
仕事始めと意味合い的には同じなのですが、
一般的に、行政機関に勤めている人は御用納めを使い、
民間企業に勤めている人は仕事納めを使っています。
◇ 仕事納めと御用納めの違いは、こちらに詳しくまとめています。
・仕事始めと仕事初めはどっちが正解?御用始めとの違いは?
一般企業の仕事納めと仕事始めは?
民間企業の仕事納め・仕事始めは、役所や官公庁の御用納めと御用始めに準じたものになっています。
通常、民間企業の場合、
『12月28日:仕事納め、1月4日:仕事始め』
が中心になっています。
銀行の仕事納めと仕事始めは?
銀行の場合は、毎年12月30日まで窓口業務が行なわれ、
年明けは1月4日から営業が始まります。
◇ 銀行の営業日と営業時間、詳しくはこちら。
・2019-2020 年末年始の銀行営業日は?営業時間と主要ATM手数料
証券取引所の仕事納めと仕事始めは?
証券取引所は12月30日が年内最後の営業日で、
年明けは1月4日から始まります。
12月30日は、『大納会(だいのうかい)』と呼ばれ、
仕事始めの1月4日は『大発会(だいはっかい・だいほっかい)』と呼ばれます。
毎年、大発会には晴れ着姿の女性が参加する様子が、テレビのニュースでも取り上げられます。
外国の年末年始は?
日本では1年の中で大きな行事がお正月なので、年末年始に仕事納め・仕事始めといった習慣がありますが、
欧米ではクリスマスが一番大きな行事なので、日本のような正月休みはありません。
たとえば、アメリカでは元旦は休みで、2日目の1月2日から仕事というのが一般的です。
中国の場合は、1月1日は休日ですが、なにかお祝いごとをするといったような習慣はありません。
中国のお正月は旧正月の春節(しゅんせつ)なので、1月1日は普通に過ごしています。
◇ 中国の春節はこちらの記事をご参考に。
・中国の春節2020年はいつ?休み期間はいつからいつまで?
2019-2020 役所官公庁の仕事納めと仕事始めはいつ?一般企業は? まとめ
「仕事納め」というのは、年末にその年の全ての仕事、業務を終えることを指して使われる言葉です。
官公庁などの役所の2019~2020年の年末年始は、
12月27日(金)が仕事納め、
1月6日(月)が仕事始め
となります。
仕事納めに似た言葉に「御用納め」があります。
仕事始めと意味合い的には同じなのですが、
一般的に、行政機関に勤めている人は御用納めを使い、
民間企業に勤めている人は仕事納めを使っています。
一般企業の仕事納め・仕事始めは、官公庁などの役所の仕事納め・仕事始めに準じています。
会社によっては、仕事納めの日は早めに業務を切り上げたり、大掃除をしたり、納会など宴会を催すところも多くあります。
◇ 納会について詳しくはこちら。
・会社の納会と忘年会の違いとは?目的や意味の相違点をわかりやすく!
年末年始とはいえ、官公庁などの役所や一般企業では9日間の休みになるので、余裕のある準備をしておきたいですね。
◇ 記事中でご紹介した関連記事
・2019-2020 年末年始の銀行営業日は?営業時間と主要ATM手数料