すぐに使わないズッキーニを長持ちさせる保存方法は?
常温や冷蔵庫、冷凍で日持ちさせるコツは?
その疑問、解消します!
常温とは何℃なのか、
冷蔵庫で日持ちさせるポイント、
冷凍保存の特徴、
より長く冷凍保存ができる方法も含めて、
わかりやすくお伝えします。
ズッキーニの保存は常温でどのくらい?
旬の夏野菜がたくさん店頭に並ぶ今の時期、
ズッキーニもおいしいですね。
食感はナスにも似て、
クセが無いのでいろんなお料理に合います。
ズッキーニは細長い見た目やその形がキュウリに似ていることから、
キュウリの仲間かと思われがちですが、
実はかぼちゃの仲間です。
ズッキーニは、ウリ科カボチャ属の果菜で、
ペポカボチャというかぼちゃの一種。
ハロウィンでよく見かけるオレンジ色のかぼちゃ(ジャック・オ・ランタン)もペポカボチャの一種です。
イタリア語でズッキーニはズッキーナ(単数形)、
もしくはズッキーネ(複数形)と呼ばれ
「小さなかぼちゃ」 っていう意味があります。
ズッキーニを常温で保存する場合は、
そのまま置いておくのではなく
新聞紙で包んで風通しの良い冷暗所に置いて保存しましょう。
こうすることで、ズッキーニの水分が蒸発しにくくなり長持ちします。
ズッキーニは非常に乾燥しやすい果肉なので、
たくさんある場合は、1本1本別々に包みます。
ズッキーニをそのままの状態で置いておくと、
鮮度にもよりますが2日もしないでへなってきます。
水分が抜けちゃうんですね。
ちなみに、常温というのは約15℃~25℃のことを言います。
なので、25℃を超えるような場合はNGですが、
ズッキーニを常温で保存する場合、
日持ちの目安としては1週間くらい。
環境によっては2週間くらい保つ場合もありますが、
おおむね1週間と思っておくと良いと思います。
ズッキーニの保存を冷蔵庫でする場合
ズッキーニを最適に保存する温度は
10℃~20℃が理想と言われています。
冷蔵庫の野菜室でもズッキーニにとっては低すぎるので、
日持ちをさせたければ、
ズッキーニを新聞紙やキッチンペーパーなどで包み、
ビニール袋に入れて保存します。
表面が柔らかいズッキーニは傷がつきやすく、
乾燥に弱い上、低温も苦手です。
新聞紙などで保護してあげると快適な環境になります。
この時、可能であればズッキーニは立てて保存します。
切り口(へた)のほうを上にします。
なぜ立てて保存するかというと、
野菜や果物は育った状態と同じようにして保存するほうが
長持ちするからです。
ズッキーニの保存は野菜室など冷蔵庫で3日~5日くらい。
鮮度にもよりますが、
上手に保存すると1週間程度は保ちます。
POINT!
ズッキーニを冷蔵庫で長く保存するコツは、
表面の水気をキッチンペーパーなどでしっかり拭いておくこと。
採れたての新鮮なズッキーニには朝露が残っていることもありますし、
買い物から帰ってくる間に
温度差でズッキーニの表面に水滴が出ることもあります。
水分が残っているとそこから傷むので、
新聞紙やキッチンペーパーなどで包む前に、
しっかり水気を取っておきましょう。
カットしたズッキーニの保存は?
調理で使い切らず、半分にカットした後や
スライスして残ったズッキーニは、
断面が空気に触れないように、
ピッタリとラップをして
新聞紙やキッチンペーパーなどで包んでからビニール袋などに入れ
野菜室で保存します。
カットした野菜は傷むのが早いので、
2日~3日で使い切るのがおすすめです。
ズッキーニを冷凍保存するコツは?
ズッキーニに限らずですが、
夏野菜は傷みやすく
収穫してから時間が経てば経つほど劣化し、
味も風味も落ちていきます。
1週間以上食べられない場合は、
冷凍保存がおすすめです。
冷凍した場合の保存期間は約2週間です。
時間がある時に下処理をして冷凍保存しておくと、
冷凍のまますぐに使えるのでとても便利です。
ただし、冷凍するとズッキーニは水分が多いので、
繊維質が壊れ食感が柔らかくなってしまい、
風味も生に比べると劣ってしまいます。
なので、柔らかくてもいい煮物や汁物、
型崩れしてもいい炒めものなどに使うのがおすすめです。
カレーやラタトゥイユ、
味噌汁などでは気になりません。
解凍すると水分が出てしまうので、
凍ったまま調理に使ってくださいね。
ズッキーニの冷凍の仕方
ズッキーニは丸ごと冷凍するのではなく、
カットしてスライスしたものを冷凍します。
ズッキーニを冷凍保存する時のコツは、
使うときに取り出しやすいようにしておくことです。
カットしたものをそのままフリーザーバッグなどに入れると、
ズッキーニ同士がくっついてしまい
欲しい量を取り出せなくなります。
ひと手間かかりますが、
ズッキーニが重ならないようにバットや発泡スチロールに並べ、
一度冷凍してからフリーザーバッグなどに移して保存すると、
取り出しやすくなります。
■ ズッキーニの冷凍のやり方
1. ズッキーニをきれいに洗い水分をしっかり拭き取る
2. 生のまま適当な大きさ(5mm~1cm)にカットする
3. ズッキーニを取り出しやすいようにバットなどに並べ冷凍庫へ入れる
4. 凍ったらフリーザーバッグなどに入れて冷凍庫で保存する
5. 調理時は凍ったまま料理に加えてOK
ズッキーニの冷凍をより長持ちさせる方法
ズッキーニの冷凍は生のまま冷凍するより
下処理をしてから冷凍すると
約1ヶ月保存することができます。
- 茹でてから冷凍する
- 炒めてから冷凍する
それぞれご紹介しますね。
■ ズッキーニを茹でて冷凍する
1. ズッキーニをきれいに洗い水分をしっかり拭き取る
2. 生のまま適当な大きさ(5mm~1cm)にカットする
3. 塩少々を入れた熱湯でかために茹でる
4. ザルに上げ水分を切りながら冷ます
5. ズッキーニを取り出しやすいようにバットなどに並べ冷凍庫へ入れる
6. 凍ったらフリーザーバッグなどに入れて冷凍庫で保存する
7. 調理時は凍ったまま料理に加えてOK
■ ズッキーニを炒めて冷凍する
1. ズッキーニをきれいに洗い水分をしっかり拭き取る
2. 生のまま適当な大きさ(5mm~1cm)にカットする
3. フライパンに油をひき炒める
4. 塩少々を加える
5. バットの上に並べて冷やす
5. 冷めたら冷凍庫へ入れる
6. 凍ったらフリーザーバッグなどに入れて冷凍庫で保存する
7. 調理時は凍ったまま料理に加えてOK
ズッキーニを長持ちさせる保存方法!常温 冷蔵庫 冷凍 日持ちのコツとは? まとめ
ズッキーニを常温で保存する場合、
日持ちの目安としては1週間くらい。
常温というのは約15℃~25℃なので、
25℃を超えるようなら冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
ズッキーニは冷蔵庫で3日~5日くらい、
冷凍保存は生のままだと2週間、
下処理をすると約1ヶ月保存することができます。
ズッキーニは冷凍すると柔らかい食感になりますが、
解凍せずにそのまま調理に使えるという利点もあります。
我が家の定番は生ズッキーニの簡単ナムル。
スライスしたズッキーニを塩もみして、
ぎゅっと水分を絞ったら、
ごま油と白ごまをかけていただきます。
火を使わなくてできるので、
暑い夏はとっても助かります。
お醤油をちょっと垂らしてもおいしいので、
ぜひ試してみてください。
◇ 美味しいズッキーニの選び方はこちらをご参考に。
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