一度に使い切れないゴーヤ、
長持ちさせる保存方法は?
常温はNG?
冷蔵庫や冷凍で日持ちさせるコツは?
その疑問、解消します!
ゴーヤが悪くなったことがわかるポイント、
野菜室が使えない時の保存方法、
半年保存する方法も含めて、
わかりやすくお伝えします。
ゴーヤの保存は常温NG?
すっかり夏の定番野菜となった「ゴーヤ」。
ゴーヤは沖縄料理のゴーヤーチャンプルーでおなじみの苦瓜(にがうり)です。
沖縄や鹿児島など
南の地域で栽培されている印象が強いゴーヤですが、
最近はガーデニングを楽しみながら
省エネにも役立つ緑のカーテン、
ゴーヤのグリーンカーテンも人気が高く、
窓の外側でネットに絡ませているおうちもよく見かけます。
ゴーヤは成長が早いので
ベランダ菜園でも食べきれないほどの実が成ることもあります。
せっかく収穫したゴーヤ、
無駄なく食べきりたいですよね。
常温でゴーヤの日持ちはどのくらい?
野菜は基本的に採れてすぐ、
もしくは買ってきてすぐ食べるのが一番ですが、
なかなかそうもいきません。
特にゴーヤは鮮度がすぐに落ちてしまう繊細な野菜です。
その日のうちに食べるのであれば常温OKですが、
ゴーヤは時間が経つほどしおれていきます。
収穫後、2~3日もすると表皮が乾燥し
しなしなになってくるので、
『ゴーヤの常温保存は当日食べるときのみ』
と考えましょう。
家庭菜園のゴーヤも、
八百屋さんやスーパーなどで購入したゴーヤも、
そのまま常温で置いておくと、
鮮やかな緑色はくすみ、
表面の突起が黒ずんできます。
前述のようにしなしなになってくると、
中の実が黄色になり、
味や品質も落ちてしまいます。
また、
気温が28℃以上になると熟成が進み、変色もスピードアップしてカットすると種が赤くなってきます。
種が赤くなってきても食べられますが、
熟しすぎているので、
ゴーヤ特有の苦味はなく
シャキシャキ感もなくなっています。
- 緑色がくすんでいる
- 表面の突起が黒ずんでいる
- 水分が抜けてしなしなになっている
- 種の色が赤くなっている
- 触れるとねばつく
ゴーヤの常温保存は1日~2日が限度ですが、
どうしてもそのまま置いておかなくてはならない場合は、
新聞紙(なければキッチンペーパー)にくるんで
なるべく涼しいところに置いておきます。
ゴーヤ を冷蔵庫で日持ちさせるコツは?
ゴーヤを冷蔵庫で保存する場合は、
冷蔵庫の野菜室に立てて保存します。
ゴーヤの茎が付いていた方を上にします。
なぜ立てて保存するかというと、
野菜や果物は育った状態と同じようにして保存するほうが
長持ちするからです。
ゴーヤの大敵は水気と乾燥です。
朝、畑や家庭菜園で採ったばかりのゴーヤには
表面に朝露がついていることもあります。
冷蔵庫で保存する場合は、
表面の水気をキッチンペーパーなどでしっかり拭いて、
表皮からの乾燥を防ぐためにポリ袋やラップでくるみ、
冷蔵庫の野菜室に立てて保存しましょう。
ゴーヤが冷蔵庫の野菜室に入らないときは?
冷蔵庫の野菜室が良いとわかっていても、
野菜室は限られたスペース、
入らないこともありますよね。
そんな時は
ゴーヤを新聞紙(なければキッチンペーパー)で包み、
それをポリ袋やビニール袋に入れて保存します。
暑い環境で育つ夏野菜は低温にあてると傷みやすく、
低温障害を起こします。
暑い時期に収穫したゴーヤは、
新聞紙などで包んで、
冷気を和らげてやるほうが長持ちしやすくなるのです。
冷蔵庫のゴーヤをより日持ちさせるには?
すぐにゴーヤを使わない場合は、
『中の種とわたを取り除いて保存する方法』
がおすすめです。
種やわたを取り除くことで、
中から傷んでくるのを防ぐのです。
このときのコツはゴーヤは洗わないこと。
前述のようにゴーヤは水分が大敵なので、
洗うのは調理の直前にします。
汚れが気になる場合は
キッチンペーパーでやさしく拭き取ってください。
やり方は簡単です。
ゴーヤを縦半分にカットして、
スプーンなどで中の種とわたを取り除きます。
切り口にキッチンペーパーをかぶせ、
それをラップにくるみます。
乾燥に弱いので、
切り口を下にして冷蔵庫の野菜室に保存します。
こうすることでビタミンCを保つことができ、
ゴーヤの特徴である緑色も鮮やかに保存できます。
ちなみに、こうして種やわたを取り除く保存方法は、
ゴーヤと同じように種とわたを持つ、
かぼちゃや冬瓜にも応用できます。
冷蔵庫でゴーヤの日持ちはどのくらい?
ゴーヤの冷蔵庫の日持ちは長くて1週間程度です。
ゴーヤに限らずですが、
夏野菜は傷みやすく
収穫してから時間が立てば立つほど劣化し、
味も風味も落ちていきます。
1週間以上食べられない場合は、
冷凍保存がおすすめです。
ゴーヤを冷凍保存するコツは?
ゴーヤを冷凍保存するときは、
ゴーヤの下処理をしてから保存します。
ゴーヤを洗い、
縦半部にカットして、
中のタネとワタを取り除きます。
好みの厚さ(4mm前後)にカットして、
生のままジップロック等に入れて冷凍します。
ゴーヤの苦みが気になる場合は、
薄めにスライスしたり、
1分ほど水にさらしたり、
スライスしたものを塩もみしたり、
下茹でしたりしてから冷凍保存します。
野菜は30秒程度固めに茹でてから冷凍すると、
加熱によって野菜の酵素の働きが止まり、
冷凍した時の色や味の変化を防ぐ効果がある、
と考えられています。
また、
下処理したゴーヤを
サラダ油やオリーブオイルで軽く炒めてから
冷凍することもできます。
いずれの方法でも、ゴーヤは
ジップロックなどの冷凍保存袋に平らに入れて、
空気を抜いて冷凍保存します。
ラップなどで小分けに包んでから入れると、
調理の時に便利ですよ。
解凍方法や調理方法は?
冷凍したゴーヤは解凍しなくても、
ゴーヤチャンプルーやチャーハンなどの炒め物に
そのまま使えます。
また、自然解凍することもできます。
冷凍したゴーヤは水分が出るので、
全体的にしなっとします。
調理に使う時は、
余分な水気を絞ってから使いましょう。
生のままのゴーヤに比べると、
冷凍ゴーヤの食感は異なりますが、
独特の苦味が和らぐ上、
水分が抜ける分、たくさん食べられます。
サラダや酢の物にすると、
生とは違った食感が楽しめます。
ゴーヤを冷凍したときの保存期間は?
ゴーヤを冷凍する場合、
保存期間の目安は約1ヶ月~2ヶ月です。
保存が長すぎると
ジップロックなどの保存袋に入れていても
霜がついてしまったり、
味が抜けて劣化していきます。
ゴーヤを乾燥させて保存する方法
長期でゴーヤを日持ちさせたい場合は、
ゴーヤを乾燥させて保存する方法があります。
下処理して薄くスライスしたゴーヤを
ざるやかごに重ならないように並べて、
天日干しします。
2~3日経てばカラカラに乾いてきますが、
乾ききってないようなら、
干す日数を伸ばします。
乾燥させたゴーヤの保存は、
ジップロック、瓶、タッパーなど
密閉できる容器に乾燥剤と一緒に入れて、
冷暗所か冷蔵庫で保存します。
乾燥させたゴーヤを使う時は、
30分程度、水に浸して戻します。
保存期間は半年程度が目安です。
ゴーヤの保存を長持ちさせる方法!常温 冷蔵庫 冷凍 日持ちのコツをご紹介 まとめ
基本、ゴーヤの常温保存は
当日食べるときのみと考えましょう。
ゴーヤは時間が経つほどしおれていくので、
ゴーヤの常温保存は1日~2日が限度です。
ゴーヤを冷蔵庫で保存する場合は、
冷蔵庫の野菜室に立てて保存します。
野菜室に入らない場合は、
新聞紙などで包んで冷気を和らげてやります。
すぐにゴーヤを使わない場合は、
中から傷むのを防ぐため、
カットして種とわたを取り除いて保存します。
ゴーヤの冷蔵庫の日持ちは長くて1週間程度です。
下処理をしたゴーヤは
冷凍保存すると最大で2ヶ月ほど持ちます。
さらに長期保存したいときは
ゴーヤを天日干しして乾燥させると
半年程度は日持ちします。
ゴーヤは新鮮なうちに上手に保存すると、
長く楽しむことができる夏野菜です。
常温、冷蔵庫、冷凍庫、乾燥と、
それぞれの保存期間の目安を参考に、
旬のおいしさを味わってくださいね。
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