一度に使い切れないみょうが、
長持ちさせる保存方法は?
常温はNG?
冷蔵庫や冷凍で日持ちさせるコツは?
その疑問、解消します!
みょうがが傷んだ時の症状、
冷蔵庫でより日持ちさせる2つの方法、
冷凍保存する時のポイントも含めて、
わかりやすくお伝えします。
みょうがの保存は常温でどのくらい?
夏の香味野菜といえば「みょうが(茗荷)」。
みょうがの独特な芳香とほんのりした苦味、
シャキシャキした食感と美しい赤紫色は
薬味をはじめ、漬物、炒めものなど
さまざまな料理に使われます。
みょうがは自生もしている強い植物で、
また、栽培も難しくないことから、
旬になると結構な量のいただきものをすることがあります。
この時期、八百屋さんやスーパーでも大きな袋に入ったみょうがをよく見かけます。
ですが、残念ながら生のみょうがは
常温だとほとんど日持ちしません。
みょうがの常温保存はNGです。
みょうがは水分の多い野菜なので、
常温に置いておくとすぐ芯や花芽が出てきます。
そうなると養分がどんどん奪われて
みょうが自体のハリ感や弾力がなくなって、
フカフカにしなびてきます。
また、
水分が多いということは傷みやすいということでもあり、
夏の暑い盛りなど、そのままにしておくと、
外側から変色してきてヌメヌメも出てきます。
みょうがはつぼみを食べる野菜なので
内側からより外側から傷んできます。
参考までにみょうがが傷んできた時の症状をお伝えしておきますね。
- 外側の一部が変色してくる
- 外側全体が変色している
- ヌメヌメしている
- 汁が出ている
- 異臭がする
- カットすると芯が変色している
外側の一部が変色している場合は、
変色している部分をカットして食べることができますが、
それ以外の症状は、傷んで腐っている状態なので、
捨てるしかありません。
みょうがの保存は冷蔵庫で!
みょうがは冷蔵庫で保存すると日持ちします。
スーパーで販売されているものは、
そのまま冷蔵庫の野菜室で保存します。
店頭に並ぶまでの時間や鮮度にもよりますが、
3~4日は日持ちします。
自家製栽培などで採れたみょうがは、
泥や汚れを良く洗い落としてから、
水気をしっかり拭いて
そのまま丸ごとポリ袋などの保存袋に入れ、
野菜室で保存します。
みょうがの保存をより長持ちさせるには?
みょうがを冷蔵庫で保存する場合、
ちょっとした工夫をするとより長く保存できます。
■ 湿らせたキッチンペーパーに包む
湿らせたキッチンペーパーで丸のままのみょうがを包み、
その上からラップをするか、
ポリ袋やジップロックなどの保存袋に入れます。
冷蔵庫の野菜室で保存すれば、
10日程日持ちします。
■ みょうがを水に浸ける
冷蔵庫でより長く保存したい場合は、
タッパーなどの容器にみょうがを入れ、
みょうが全体がかぶるくらいの水を張ります。
2~3日おきに水を交換すれば、
10日程度は保存することが可能になります。
ただし、水に浸けたみょうがからは栄養や
独特の風味は損なわれてしまいます。
水に浸けることでみょうがの乾燥は防げますが、
日に日に風味が落ちていくので
なるべく早く食べるようにしましょう。
■ ぬか床でぬか漬けに
冷蔵庫にぬか床があれば、
みょうがをぬか漬けにするのも一案です。
ぬか床であれば古漬けになっても
リメイクできるので安心です。
みょうがのサイズが大きければ、
縦半分にカットするか、
根本に切れ目を入れておきます。
塩分が入りかさが少なくなるので、
生のみょうがより量を食べられます。
古漬けは炒めものなどに入れるてもおいしいですよ。
みょうがを冷凍保存する方法
みょうがはそのまま冷凍保存ができる食材です。
丸ごとでも、刻んでも、どちらでもOK。
わたしはタテに繊維に沿うように3個か4個にカットして、
そのまま平たくしてジップロックに入れて冷凍しています。
みょうがは冷凍すれば1~2ヶ月程度日持ちします。
みょうがを冷凍する時のポイント
みょうがはきれいに洗って、
泥などを落としたら、
周りについている水分をしっかり拭き取ります。
水気があると霜がついてしまい傷む原因となります。
みょうがはジップロックなどのフリーザーバッグに
できるだけ平らにして入れると、
使う分だけ取り出せるので手軽に使用できます。
また、1回分ずつ小分けにしてラップでくるんでおくと、
使う時に便利ですよ。
みょうがの解凍方法は?
冷凍したみょうがは冷蔵庫で自然解凍するのがベストですが、
凍ったまま使うこともできます。
刻んで冷凍したみょうがを調理に使う時は、
凍ったまま入れてしまってもかまいません。
味噌汁などの汁物や炒めものなどは
凍ったまま使うほうが手軽です。
丸ごと冷凍したみょうがは、
凍ったまま切れば、薬味などに使うことができます。
ひとつ注意しておきたいのは、
冷凍したみょうがには本来のシャキシャキとした食感がないということ。
冷凍で組織が壊れている分、
生のみょうがと比べると
どうしてもべちゃっとしたものになってしまいます。
ですが、これはこれで利点もあって、
解凍したみょうがの水気を切るだけで
加熱することなく、
そのままおひたしにすることもできます。
夏の暑い時期はできるだけ火を使いたくないですよね。
ぎゅっと絞って、和え物や古漬けと混ぜるなど、
いくらでも応用がきいて便利です。
みょうがの保存を長持ちさせる方法!常温 冷蔵庫 冷凍 日持ちのコツとは? まとめ
みょうがはそのまま常温に置いておくと
すぐ芯や花芽が出てくるので常温保存はNGです。
みょうがは冷蔵庫の野菜室で保存すると3~4日は日持ちします。
より長持ちさせたい時は、
- 湿らせたキッチンペーパーに包む
- みょうがを水に浸ける
という方法を使うと10日程度保存することができます。
みょうがは冷凍すれば1~2ヶ月程度日持ちしますが、
本来のシャキシャキとした食感はなくなります。
みょうがは簡単に育ちますが、
収穫するととても傷みやすいので、
買ってきたりいただいたりしたら、
風味が損なわれないうちに
すぐに冷蔵庫や冷凍で保存しましょう。
我が家では梅酢に漬けたり、
醤油漬けにしたりして楽しんでいます。
旬のみょうが、長く味わいたいですね。
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