月のうさぎ模様は海外ではどう見える?うさぎが月にいる理由と昔話

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月で餅つきをするうさぎの模様って月のどこを見るの?

月うさぎは海外では何に見える?

どうしてうさぎは月でお餅をつくの?

月でうさぎが餅つきをする由来、

うさぎに見える月の模様の正体、

日本に古くから伝わるうさぎと月の昔話もわかりやすくまとめています。

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月にうさぎの模様が見える理由

見上げる夜空に輝く月。

とりわけ、満月がきれいな夜やお月見には

 
お月さまにはうさぎさんがいて、餅つきをしているんだよ
 

という話を小さな頃に聞かされたことがありませんか?

子供の頃の私は、その話を聞くたび、どれがうさぎなのかわからず大人を困らせたものでした(笑)。

 
お月さまにうさぎがいるように見えない子供時代の私と親は、

 
「お月さまの黒いところ、そこにうさぎがいるでしょ」

「わからない」

「うさぎさんがお餅をついているように見えない?」

「見えない・・・」
 

というような会話を何度も繰り返したものです。

月で餅つきをするうさぎの模様はどこにある?

満月の夜に月を眺めると、月に何か模様があるのが見えます。

昔の日本人はその模様を見て、うさぎが餅をついていると考えました。

模様によっては杵をふりあげていたり、うさぎも一匹(一羽)だったり二匹(二羽)だったり、見る人によって解釈はさまざま。

ちなみにうさぎの数え方ですが。

昔は「羽」が正しいとされていましたが、今では「匹」も同様に使う風潮です。

 
さて、
見方によってはうさぎのポーズも数も変幻するようです。

あれがウサギであれが臼で、あれが杵。

そう言われてみれば、そう見えなくもないし、

 
「ほら、うさぎが一匹、餅をついている!」

「二匹のうさぎが向かい合ってるよ!」
 

などなど、うさぎの見え方はそれぞれ。

月でうさぎの模様が見えないのは時間に関係する?

月にうさぎが見える・見えないは、人それぞれの受け止め方だけではありません。

まったくうさぎに見えない場合は、もしかしたら月を見る時間帯に原因があるのかも。

月は常に、うさぎの模様がある方を地球に向けていますが、月の模様は動きます。

なぜなら、地球が自転しているからです。

このため、夜の間にうさぎとされる模様は回転していくわけです。

実際は夜空全体が回転しているのですが、簡単に言うと、時間帯によって模様は横向きになったり逆さになったりするのです。

つまり、模様がうさぎに見えるのはある時間帯だけということ。

東の空の早い時間なら、うさぎに見える確率が高いと聞いたことがあります。

が、実際は真夜中でも普通にうさぎが見える人もいます。

私も早い時間を意識してうさぎ発見にトライしたこともありますが、確証は持てないままです。

月うさぎの模様になるところの正体

当たり前ですが、月にはうさぎどころか生き物は全くいません。

月の模様の正体は、溶岩の塊です。

はるか遠い昔、月の火山が大爆発。

そこから黒い溶岩が溢れ、流れ出した黒い溶岩は低く平らな所に広がって固まりました。

この黒い溶岩で固まったところは「海」と呼ばれる低地。

月の模様というのは、月の白い部分である高地と黒い部分の月の海である低地によって、見立てることができるものです。

この海が、私たちのいる地球から見ると月の模様に見えるわけで、

 
「月でうさぎが餅つきをしている」
 

という姿に見立てられているのです。

 

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日本の月ウサギは海外では何に見える?

月の模様、日本では餅をついているうさぎが定番ですが、ヨーロパではカニに見えると言います。

ヨーロッパでも、ドイツでは「芝を背負ったおじいさん」。

国によって随分違うものに見えるようですね。

私が子供の頃、月の模様にうさぎを見つけられなかったのもちょっと納得です。

日本では月の黒く見える部分の模様でうさぎを見立てますが、国によっては、月の白く見える部分(クレーターの多い高地)を何かに見立てるところもあるようです。

同じ地球から見上げる月でも、月の模様からイメージを受け取る印象は国によってかなり違っています。

 

月の模様 海外での見え方

 
日本 : うさぎ(餅をつくうさぎ)

韓国 : うさぎ

中国 : うさぎ(薬草を挽くうさぎ)・巨大なヒキガエル・カニ

モンゴル : 犬 → 嘘をつくと吠える

ベトナム : 大きな木とその下で休む男性

インドネシア : 編み物をする女性

インド : ワニ

北ヨーロッパ : 本を読むおばあさん

南ヨーロッパ : 大きなはさみのカニ

東ヨーロッパ : 女性の横顔

アラビア:吠えているライオン

ドイツ : 芝を背負ったおじいさん・悪行の報いとして月に幽閉された男・薪をかつぐ男

オーストリア:灯をつけたり消したりしている男性

アメリカ : 女性の横顔・ワニ・トカゲ

カナダ : バケツを運ぶ少女

ギリシャ:銀の馬に乗るセレーネ

ロシア:月に住む少女

南米 : ロバ

アラビア地域 : 吠えているライオン

 

他にもヨーロッパでは、「木につながれたロバ」「キャベツ畑の泥棒」と見立てたり、ローマ神話では「本を読む人」に見えるなど、本当に国によって様々です。

何世紀ものあいだ月を見上げてきた人類は、いろいろな想いを月に託してきたのでしょうね。

世界各地には月の模様にちなんだ言い伝えが残されています。

日本にも月で餅をつくうさぎの昔話がありますのでご紹介しますね。

 

うさぎが月で餅をつく昔話

お月さまの模様、日本ではうさぎの餅つきが一般的ですが、どうしてそう言われるようになったのかには諸説あります。

中でも有力なのが仏教の説話が由来になっている昔話。

昔々あるところに、うさぎときつねとさるがいました。

ある日、その三匹は山の中で倒れている老人に出会いました。

老人は疲れ果てており、

「何か食べ物をくれないか」

と、三匹にお願いをしました。

うさぎときつねとさるは老人のために食べ物を集めます。

木登りが得意なさるは木の実や果物を集め、きつねは川から魚を獲ってきました。

ところが、うさぎは一生懸命頑張っても、何も持ってくることができませんでした。

悩んだうさぎは、

「私をたべてください」

と言って、火の中に飛び込みます。

うさぎは自分の身を捧げて老人を助けようとしたのです。

実は、その老人は、三匹の行いを試そうとした神様でした。

神様は、そんなうさぎを哀れみ、月の中に甦らせて、みんなの手本にしたのです。

 

この昔話は仏教発祥の地、インドのジャータカ神話にあるお話がベースになっています。

昔話の神様は帝釈天(たいしゃくてん)。

手塚治虫の漫画、『ブッダ』の冒頭にもあるお話なので、知っている人も多いかもしれません。

 
上述の昔話には続きがあり、

『うさぎを憐れんだ老人は、その焼けた皮を剥いで月に映し、皮を剥がれたうさぎは生き返った』

というのもあります。

このことから、月の白い部分ではなく、黒い部分をうさぎに見立てたとも言われています。

月でうさぎが餅をつく理由

うさぎが月で餅をつく理由には、

「うさぎが老人のために餅つきをしている」

「うさぎが食べ物に困らないように」

という説があります。

一方、古代中国では、

「月のうさぎは杵を用いて不老不死の薬を作っている」

と考えられていました。

これが日本に伝わった時に「薬」ではなく「餅をつく」ということに変化したという説もあります。

 
その他、「望月(もちづき)」が転じて「餅つき」となったとも言われています。

望月というのは満月の呼び方のひとつで、日本では古くから満月を十五夜・望(もち)・望月・三五の月などと呼んできました。

 
また、十五夜のお月見、中秋の名月はもともと作物の豊穣を祝うものです。

そのことから、お米の収穫に感謝する意味を込めて、月うさぎの餅つきという見立てが定着していったとも考えられています。

 

まとめ

見上げた夜空に浮かぶ月。

地球から月までの距離は、およそ38万km。

地球1周で約4万kmなので、地球を9周とちょっとの距離がお月さままでの距離ということになります。

はるか遠くのお月さまを見上げられるってすごいことですよね。

ひときわ明るい満月の夜には、月ウサギに想いをはせて、お月さまをゆっくり眺めてみませんか。

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