大人のインフルエンザ予防接種に最適な時期はいつ?
ワクチンを受けてから効果はどれくらい続く?
費用は?
その疑問、解消します!
インフルエンザの流行前に準備できる具体例、
ワクチンに対する考え方、
料金の相場と全国平均の金額も含めて、
わかりやすくお伝えします。
大人のインフルエンザ予防接種はいつ受ける?
今年もインフルエンザが流行するシーズンがやってきます。
休めない仕事や家事がある大人にとって、インフルエンザは何が何でも避けたいところです。
最近は、会社や学校側からインフルエンザワクチンを打つように言われるケースも多くなってきました。
インフルエンザワクチンを接種すると100%インフルエンザにかからないわけではありません。
ですが、インフルエンザワクチンを接種して、身体の抗体を高めておくと、インフルエンザの感染が防止できます。
また、たとえインフルエンザにかかっても、抗体があるので発熱などの症状が抑えられ、合併症や死の危険から逃れることができます。
インフルエンザワクチンの予防接種は、「打てば絶対にかからない」わけではなく、「かかっても重症化しにくい」というものなのです。
せっかくお金を出してインフルエンザの予防接種を受けるのなら、一番良いタイミングで受けたいですよね。
インフルエンザ予防接種の効果が続く期間は?
まず最初に押さえておきたいのは、インフルエンザワクチンを受けた場合、どのくらいの期間、効果があるかということ。
インフルエンザワクチンは予防接種をしてすぐに免疫がつくわけではないので注意が必要です。
ワクチン接種による効果が出現するまでには、2週間程度を要します。
身体にインフルエンザウイルスの抗体が作られるまでに約2週間かかると考えられているからです。
また、予防接種の効果は接種後約6カ月と言われています。
インフルエンザの予防接種を受けていても、半年経つと既に効果がなくなってしまうのです。
インフルエンザ予防接種はいつ受けるのが効果的?
「インフルエンザ=冬」
というイメージがあるかもですが、インフルエンザは春や夏にも発生することがあります。
冬に大流行するのは、インフルエンザウイルスの性質にあります。
インフルエンザウイルスは乾燥と低温を好むため、夏が終わり涼しくなってくると少しずつ活発になってきます。
寒くなればなるほど、インフルエンザウイルスにとっては快適になるんですね。
例年、インフルエンザは寒冷な北海道・東北地方から流行入りし、12月に入ると、各地で「インフルエンザ注意報」が発令されるようになります。
インフルエンザの流行時期に間に合わせるには?
大人の場合は、11月中旬~12月上旬に接種するのが一般的です。
流行時期を考えると、
インフルエンザの予防接種は10月末~11月中旬に受けておくのがおすすめです。
毎年、インフルエンザにかかる人が増え始めるのが11月~12月頃。
インフルエンザが本格的に流行するのは12月中旬からで、例年1月~2月に流行のピークを迎えます。
なので、10月末~11月中旬に予防接種を受けていれば、インフルエンザの流行時期をカバーすることができます。
より安心できるインフルエンザワクチンの接種時期は?
年によってピーク時期は異なりますが、ここ数年は、インフルエンザの流行時期が早まっている傾向にあります。
インフルエンザに対して、より安全策を取りたい場合は、10月中旬にワクチンを接種しておくのがおすすめです。
インフルエンザウイルスに対して免疫が出来るまで約2週間。
10月中旬に接種しておくと、11月にはウイルスに対する抗体が出来ていることになります。
10月に入ると、多くの病院でインフルエンザワクチンの予約受け付けが始まります。
ただ、早めのインフルエンザワクチンの接種は安心なのですが、その分、6ヶ月とされるワクチンの効果も早まることになるので、気をつけてくださいね。
また、お医者さんによっては、子供と同じように大人にも2回ワクチン接種をすることで、インフルエンザウイルスをよりガードするという考え方もあります。
仕事を休めない大人向けに、2回接種を推奨している病院もあるので、このあたりは、予約時などに問い合わせてみてください。
インフルエンザ予防接種の費用 大人の料金は?
割と知らない人も多いんですが、インフルエンザの予防接種料金は病院によって違いがあります。
大人が1回3000円~4500円程度、子供は1回2000円~3000円程度が相場です。
2017年、QLifeが行った全国3898施設の調査によると、健康保険などの公的助成がない場合のインフルエンザワクチン接種金額の全国平均は3524円でした。
インフルエンザの予防接種は、治療ではないので健康保険がききません。
子供や高齢者に自治体の補助がある地域もありますが、それ以外は、インフルエンザの予防接種費用は、基本的に実費負担です。
企業が負担してくれるケースもありますが、全額自己負担のワクチンであれば、少しでも安く済ませたいところですよね。
接種するワクチンの成分は、どの病院でも同じメーカーのワクチンを使っていれば、中身は同じものです。
ワクチンの仕入れ値自体、病院によって大きな違いはないのですが、予防接種料金は自由診療なので、病院ごとに料金を決めていいことになっています。
そのため、病院によってインフルエンザの予防接種の料金が異なるのです。
大人の場合、病院によっては、高いところと安いところでは2000円以上の違いがあるケースもあります。
インフルエンザの予防接種は、内科や小児科だけでなく、耳鼻科、呼吸器科、皮膚科、整形外科など様々な病院や保健所などでも扱っています。
わたしはいつも近所の内科で受けていたのですが、ある時在庫切れの年があり、かかりつけの耳鼻科の先生にお願いしたら、耳鼻科の方が500円安かったです^^
最近は、ホームページからインフルエンザ予防接種の割引クーポンを発行している病院もあります。
他にも、予約の早割を設定している病院もあります。
病院の料金システムがどうなっているかは、直接問い合わせてみないとわからないところがあるので、いくつかの病院に問い合わせてみましょう。
交通の利便性や予約状況なども併せて、トータルで安く済む病院を選べるといいですね。
大人のインフルエンザ予防接種の時期はいつが効果的?費用は? まとめ
インフルエンザの予防接種は10月末~11月中旬に受けておくのがおすすめです。
インフルエンザワクチンは予防接種をしてすぐに免疫がつくわけではなく、ワクチン接種による効果が出現するまでには、2週間程度を要します。
予防接種の効果は、接種後約6カ月。
なので、インフルエンザに対して、より安全策を取りたい場合は、10月中旬にワクチンを接種しておくのも一案です。
インフルエンザの予防接種料金は病院によって違いがあり、大人が1回3000円~4500円程度、子供は1回2000円~3000円程度が相場です。
インフルエンザワクチンは、期間中でもワクチンがなくなると、予防接種の予約ができなくなることもあります。
予防接種をするのであれば、早めの予約をしておくと安心ですね。
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