お彼岸法要のお布施の相場はいくら?包み方と渡し方 袋の書き方もご紹介

お彼岸法要のお布施の相場はいくら?包み方と渡し方 袋の書き方もご紹介

お彼岸法要のお布施はいくら包むべき?

金額に決まりはある?

合同の彼岸会や個人でお願いする時の相場は?

その疑問、解消します!

お布施の金額の尋ね方、

お布施の包み方や袋の書き方、

お金の入れ方、

渡し方のポイントも含めて、

わかりやすくお伝えします。

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お彼岸法要のお布施はいくら包むべき?

年に2回、季節の節目に行われるお彼岸

お彼岸とは、春分の日と秋分の日を中日として、前後3日間の一週間の期間のこと

春のお彼岸、秋のお彼岸には全国で彼岸会などの法要が行われます。

お彼岸にお墓参りに行く人は多く、

その際、お寺が主催する合同のお彼岸法要に参加するケースも少なくありません。

また、お彼岸ということで、親戚が集まって、お坊さんを呼んで法要をすることもあります。

そんなとき、気になるのが「お布施」ですよね。

お彼岸法要のお布施はどれくらい包むべきなのでしょうか。

お彼岸のお布施の金額はいくら?

「お彼岸のお布施って、いくらぐらい包むものなの?」

以前、祖母の新盆のあとのお彼岸で親戚が集まった際、

大いに悩んだことがあります。

というのも、お彼岸の供養の仕方自体が地域や宗派、家庭によっても様々で、

お彼岸のお布施には、はっきりと決まった金額というものがないんですね。

また、お彼岸と言っても、前述のようにお寺の合同お彼岸法要に参加する場合と、

自宅にお坊さんを呼んで法要を行う場合などもあり、

それぞれにお布施の相場は異なります。

祖母の時は、

わからなかったら聞いてみよう

ということになり、

勇気を出して直接住職さんに電話をしました。

法要の段取りを確認するといった体(てい)でお伺いして、

お布施のほうは、だいたい、おいくらくらいご用意させて頂いたらよろしいでしょうか?

と尋ねました。

その時の住職さんはスパッと答えてくれたので大変助かりましたが、

わたしの友人は単刀直入に、

お布施はいかほど?

とか、

お布施はどのくらいお包みすればよろしいですか?

と尋ねたと言います。

いずれも、きっちり金額を明示して教えてくれたそうです。

中には、

「お気持ちで結構です」

と言われて困ったという話も聞きます。

そんな時の相場をケース別にお伝えしますね。

お彼岸のお布施 金額の相場は?

前述のように、お彼岸の供養の仕方は地域や宗派、家庭によっても様々です。

そのため、お布施についても、それに応じた対応となります。

法要を行わず、お墓参りをするだけの場合

お彼岸のお墓参りで、お坊さんにお経をあげてもらわず、お墓参りをするだけなら、お布施は必要ありません

ですが、法要をお願いしなくても、日頃の感謝やご挨拶といった意味でお布施を渡すケースがあります。

このあたりは、家とお寺との関係性によるので、事前に家族と話しておくと良いと思います。

法要を行わず、お墓参りをするだけの場合のお布施の相場は、

3,000円~10,000円

が一般的です。

お彼岸法要:合同の彼岸会に参加する場合

お寺が開催する合同のお彼岸法要に参加する場合にはお布施を包みます。

この場合は、

3,000円~10,000円

が相場です。

金額は地域や宗派によっても異なります。

また、

家がどの程度そのお寺にお世話になっているか、

によっても違ってきます。

お彼岸法要:個別でお寺にお願いする場合

個別でお寺での法要をお願いする場合はお布施が必要です。

お寺を使うことにもなるので、お布施の相場としては、

30,000円~50,000円

が一般的ですが、

法要の規模やお寺との関わりによっては、

50,000円以上包むケースもあります。

お彼岸法要:自宅にお坊さんを呼んで行う場合

自宅でお坊さんを呼んでお彼岸法要を行う場合の相場は、

一般的には、

30,000円~50,000円

です。

お寺との関わりによっては、

50,000円以上包むケースもあります。

さらに、このお布施とは別に、

お寺から自宅までの距離によっては、

お車代』として、3,000~5,000円を包むこともあります。

初彼岸の時のお布施の相場は?

初彼岸というのは、故人が亡くなって四十九日を過ぎてから、初めて迎えるお彼岸のことを指します。

初彼岸の時のお布施も、上記でご紹介した相場と同程度と考えてかまいません。

お彼岸法要:卒塔婆はどうするの?

卒塔婆(そとうば、そとば)とは、お墓の後ろに立てられている文字が書かれてた細長い木の板です。

略して「塔婆(とうば)」とも呼ばれます。

卒塔婆は亡くなった方の供養のために墓地に立てるものですが、

立てた人の「善を積む」とされています。

お彼岸の時期に新しく卒塔婆を建てることも多いものです。

卒塔婆を建てるときは『卒塔婆料』として、御布施とは別に包みます

卒塔婆は1本2,000円~10,000円と言われています。

水引のない奉書紙(ほうしょし)の封筒に「卒塔婆料」と書いて渡します。

奉書紙とは和紙の種類の1つです。

奉書紙は室町時代から、幕府の公文書を作るための最高級の紙として使われていたもので、幕府が命令などを伝える「奉書」に使われていたことが「奉書紙」という名前の由来と言われています。

和紙の中でも厚くて丈夫な作りとなっていることから、現代でも弔辞、香典やお布施といった大切なものを包む際などに用いられています。

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お彼岸のお布施の包み方や渡し方は?

お彼岸法要のお布施の相場はいくら?包み方と渡し方 袋の書き方もご紹介
お布施の目的は、お坊さんへの感謝とお礼を伝えることです。

お通夜や葬儀などの重要な法要で、高額なお布施を入れる場合には、お布施袋もそれなりの形式にしますが、

お彼岸の法要では、仰々しく豪華な不祝儀袋である必要はありません。

お彼岸のお布施を入れる袋の種類は?

お彼岸のお布施の包み方には、3通りの方法があります。

1つめは、市販品の「お布施」と印刷された封筒や不祝儀袋で包む方法。

2つめ白い封筒に入れて包む方法。

市販の白い封筒で大丈夫ですが、郵便欄などが印字されているものはNG。

白無地の白い封筒を用います。

3つめは、より丁寧な包み方で、文字通り『包む』という方法です。

半紙に包む、

もしくは中袋にお札を入れ、さらに奉書紙に包みます。

お布施に使う袋は、地域によっても違いがあります。

双銀の水引や白黒の水引が描かれたものを使う地域もありますし、

関西では黄色と白の水引を使用することもあります。

特に慣わしがなければ、白無地の白い封筒で問題ありません。

お彼岸のお布施の表書き 袋の書き方は?

何も書かれていない封筒や奉書紙を使う場合は、

上段に「お布施」「御布施」と書き、

下段に氏名を書きます。

薄墨を使う必要はなく、普通の黒い墨で書きます。

裏面は、何も書かなくても良いのですが、

住所や電話番号、金額を書いておくとより丁寧です。

本来、金額を書く必要はないのですが、

お寺の経理や税務上、

書いてあった方が都合が良いというお坊さんもいます。

お布施の金額を書くときは旧字体で書くと丁寧とされています

金額の記入例

3,000円 ⇒ 金参阡圓也

5,000円 ⇒ 金伍阡圓也

10,000円 ⇒ 金壱萬圓也

30,000円 ⇒ 金参萬圓也

35,000円 ⇒ 金参萬伍阡圓也

50,000円 ⇒ 金伍萬圓也、または金五萬圓也

100,000円 ⇒ 金壱拾萬圓也

お布施のお金の入れ方は?

お布施の場合には、古いお札ではなく新札を使用します。

葬儀でのお香典などで、古いお札を使ったり、新札にわざわざ折り目を入れたりするのは

「不幸に対してあらかじめ新札を準備している」

という失礼を避けるためです。

お布施はあらかじめ準備しておくものなので、新札を用意するようにします。

袋にお金を入れる向きは、お布施袋の表面に肖像画(=野口英世さん・福沢諭吉さん)がくるように入れます。

お布施を渡すタイミングや渡し方は?

お布施を渡すタイミングは、

合同のお彼岸法要の場合であれば受付が用意されています。

お布施はそこで受付の担当の方に渡します。

受付が用意されていない場合は、

法要が始まる前、お坊さんに挨拶できる機会があればその時でもかまいませんし、

法要の後、お礼の挨拶をする際にお渡ししても問題ありません。

お坊さんを自宅にお招きしている場合も、法要の前後、お坊さんとお話しするタイミングを見つけてお渡しします。

家でお布施を渡す際は、お盆の上にのせて渡す方が良いとされています。

お盆がない場合やお寺では、袱紗(ふくさ)にのせてお渡しすると丁寧です。

こちらは、慶弔どちらにも使え、お布施もスマートに差し出すことができる袱紗です。

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お彼岸法要のお布施の相場はいくら?包み方と渡し方 袋の書き方もご紹介 まとめ

お彼岸の供養の仕方は地域や宗派、家庭によっても様々なので、

お布施に、はっきりと決まった金額というものはありません。

一般的に、

法要を行わず、お墓参りをするだけの場合のお布施の相場は、

「3,000円~10,000円」

合同のお彼岸法要に参加する場合は、

「3,000円~10,000円」

個別でお寺での法要をお願いする場合は、

「30,000円~50,000円」

自宅でお坊さんを呼んでお彼岸法要を行う場合は、

「30,000円~50,000円」

です。

お布施を渡すタイミングは、

合同のお彼岸法要では受付が用意されてるので、そこで担当の方に渡します。

個人の場合は法要の前でも後でもかまいません。

ご紹介したお布施の金額はあくまで目安です。

お布施はお坊さんに感謝の気持ちとお礼を伝えるもの。

金額や形式張ったことに気を使うより、

感謝の気持ちをこめて、

お礼の言葉とともにお渡しするほうが大切ですね。

◇ お彼岸のお墓参りについてはこちらの記事をご参考に。
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