七夕の短冊に自分が叶えたい願い事を書くのにはコツがあります。
おまじないを使った願いを叶える書き方を5つ、その例文も解説。
恋も仕事も人間関係も願いが叶う書き方をすればパワーアップ!
どんな内容がベストか、オリジナル例文でわかりやすく解説します。
七夕の短冊の願い事の書き方の基本
そもそも、七夕の願い事というのは、機織(はたおり:機(はた)で布を織ること)の名手だった織姫(おりひめ)にあやかったものから始まりました。
「織姫のように、機織りや裁縫が上手になりたい!」
やがてそれは機織りのみならず、自分の『習い事』の上達を願う言葉を「短冊(たんざく)」に書くようになっていきます。
江戸時代、寺子屋で学んでいた生徒たちが、自分たちの習い事が上達するようにと短冊に書き、お願いしたものを笹に飾ったのが今に続く短冊のルーツです。
今は、
「宝くじが当たりますように」
などと欲しいものを書かれているのをよく見かけますが、本来は自分の向上を願うものを書くものだったんですね。
七夕の短冊に書かれている内容は?
最近は、商店街や百貨店などの商業施設に短冊とペンが設置されて、自由に願い事を書いて飾っているのを見かけるようになりました。
基本的に内容は以下のようなものになっています。
■ 七夕の短冊に書いている内容
- やりたいこと
- できるようになりたいもの
- 欲しいもの
- なりたい職業
- 叶えたい夢
- 健康祈願
- 家族のしあわせ
- 恋愛
七夕の願い事が叶う書き方5つのおまじない
短冊には自分が叶えたい願い事を書くのが一般的ですが、これには願い事をグッと引き寄せる書き方があります。
現代の七夕事情も踏まえて、「おまじない」を取り入れた書き方のコツをご紹介しますね。
おまじないとは、
「神様、仏様、その他、この世の中のさまざまな神秘的で不思議な力を使って願いを叶えるもの」
という意味です。
もう少しわかりやすく言うと、おまじないは
「人知を超えたパワーを味方につける」
といったニュアンスですね。
おまじない1:自分の願い事に合う短冊の色を選ぶ
七夕の短冊には、色ごとに意味があります。
カラフルな短冊もありますが、基本は
「青(緑)、赤、黄、白、紫(黒)」
の五色です。
◇短冊の色の意味について、詳しくはこちらをご参考に。
・七夕に短冊を飾る由来と色の意味を知って願い事は色別で叶えよう!
まずは、あなたの願い事の内容に合った短冊の色を、「青(緑)、赤、黄、白、紫(黒)」の中から選びましょう。
■ 願い事に合った短冊の色
【青・緑】
- 人間的魅力の向上
- 周囲への感謝の想い
例:○○になり社会の役に立つ
【赤】
- 両親や先祖などへの感謝の想い
例:親孝行をする
【黄】
- 人間関係
例:心から信頼しあえる友達を作る
【白】
- 決心
例:禁煙する
【紫・黒】
- 学業面での大成
例:○○試験に合格する
おまじない2:七夕の短冊の願い事は断言する
願い事の書き方はなんでもいいわけではありません。
よく、
「○○が欲しい」
といった短冊を見かけますが、物欲に対するお願いはNG。
サンタクロースじゃないんですから、上述の七夕の由来にあるように自分の向上にまつわる願い、または叶えたい夢を綴るのがポイントです。
書き方にはコツがあります。
「○○になりますように」
「合格したい」
という書き方はよろしくないのです。
これって、ただの願望ですよね。
ただの願望では願いが叶えにくいのです。
願望っていうのは、日常生活でもよくあることで、
「早く仕事が終わって欲しい」
「痩せたい」
「白馬の王子様が現れないかな」
とか、これらのことと同じで、意識の中に刻まれるものではありません。
では、
「どのようにすれば願い事が叶いやすくなるのか」
その答えは
「断言で書くこと」
です。
断言することで、無意識のうちに『願いを叶えよう』という意識になり、その願い事に向かって自分の行動も変わっていきます。
海賊王になりたいなら、「海賊王になる!」
やせたいなら、「ダイエットが成功する」
合格したいなら、「司法試験に合格する」
などと、断言で書くことがコツです。
おまじない3:願い事にはマイナス言葉を使わない
「お金がない」「時間がない」などの今のマイナスな現状を書く必要はありません。
短冊にマイナス言葉は使わないようにします。
■ 例
X お金がない暮らしから脱出する
○ お金に余裕のある暮らしをする
X 辛い痛みから解放される
○ 健康を手に入れる
X 二段腹を解消する
○ スッキリしたお腹になる
X 狭い部屋から引っ越す
○ 広い部屋に住む
くおまじない4:願い事にわくわくする言葉を使う
漠然とした願望ではなく、すでにあなたの願い事が実現しているようなワクワク感のある言葉を選びます。
以下にあげるのはほんの一例。
あなたが気持ちよくて、ワクワクするような言葉を見つけてくださいね。
■ 使いたい言葉:動詞
- 実現する/実現していく/実現した
- 出来るようになる/出来るようになっていく/出来るようになった
- うまくいく/うまくいった
- 手に入る/手に入っていく/手に入った
- 舞い込む/舞い込んでくる/舞い込んだ
- 巡り会う/巡り会っていく/巡り会った
■ 使いたい言葉:副詞
- 簡単に
- 順調に
- あっというまに
- 思い通りに
- 自然に
- 知らないうちに
- 気付けば
例えば、
『恋人がいないけど結婚願望があり、子供も欲しい』
といった願いがあるのなら、
「自然に恋人が出来て順調に結婚、あっというまに子供ができる!」
『人見知りで友達がいないけど、親友がほしい』
のなら、
「気付けば心許せる友達が身近にいて、自然に笑い合える」
といった感じです。
長い文章が苦手なら短い文章にしても大丈夫。
「結婚して可愛い赤ちゃんを授かる」
「わかりあえる友人と巡り会う」
「両親と念願の温泉旅行を実現する」
でも良いですよ。
大事なのは、断言すること&ワクワクするような願いにすることです。
おまじない5:七夕の短冊に書いた願い事をイメージする
次に、その願いをイメージすることが重要です。
短冊に書いた願い事が叶った状態を具体的にイメージします。
周りにどのような影響を与えて、あなたがどういう状態になっているのかしっかりとイメージしてくださいね。
イメージができれば、願い事に向かってのアクションがおのずと出来てきます。
「12月のTOEICで990点を取る」
であれば、
そのためには、集中して弱点の単語を攻める。
あと○ヶ月あるから、一ヶ月目はこの本のココからココまでを・・・
などといった流れが浮かんできます。
人は、イメージが出来ない目標に対しては、少しの努力さえ難しいもの。
具体的にイメージ出来る目標に対しては、思い返すたびに目的までの道が見えてくるようになるため、目標達成に向けての努力が出来るわけです。
七夕の短冊の願い事の書き方5つのおまじないで願いが叶うコツと例文 まとめ
1. 願い事に合った短冊の色を選ぶ
2. 七夕の短冊で願い事を叶えるコツは「断言」で書く
3. マイナス言葉は使わない
4. 願い事にわくわくする言葉を使う
5. 願い事の具体的なイメージを持ち、それに向けて努力する
この5つはとっても単純ですが、願い事を叶えるおまじないパワーになります。
願い事に具体的なイメージが出来ると、自分が必要としているものや興味のあるものにアンテナが立つようになります。
昨日までは目に入らなかったもの、気にも留めなかったものが鮮やかに映ってくる不思議な感覚です。
今年の七夕は是非、おまじないを取り入れた願い事をしてみてくださいね。
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