お盆のお供え物の食べ物を食べるのはいつ?仏壇にお供えする期間と処分方法

お盆のお供え物の食べ物を食べるのはいつ?仏壇にお供えする期間と処分方法

お盆のお供え物の食べ物は食べていいの?

仏壇のお供えを下げるタイミングは?

果物や菓子折りはいつ食べる?

お盆の疑問に答えます!

お盆にお供えをしておく期間、

お供えの種類別のいただき方のポイント、

お供えの処理・処分方法まで

わかりやすくお伝えします。

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お盆のお供え物の食べ物は食べていいの?

「お供え」とは本来、信仰の対象物へ儀式の際に捧げる「供物(くもつ」)をいいます。

仏壇へのお供え物は、仏様や故人に対する感謝を込めて捧げる大切な供物です。

お供え物の「供える」は共に供する(一緒にいただく)という意味です。

昔から、ご先祖さまと分け合っていただくことで供養になると言われているので、お盆のお供え物は食べることが供養になるのです。

神棚や仏壇へのお供え物は、お参り後にすぐにお下げして頂くのが作法とされているところもあります。

仏壇の場合、お供え物としては、季節の野菜や果物、故人の好きだった食べ物、お餅やお団子、そうめんなどがよく置かれます。

そうめんには、

「子孫が長く繁栄するように」

という意味や、

「喜びを長く細く」

といった縁起かつぎの意味があるといわれています。

私の母の生家にはわりと大きな仏壇があり、お盆に限ったことではなく、仏壇にお供え物をしたり、いただきものをするのは当たり前でした。

家族や親戚も、仏壇にお供えしたお菓子や果物などは普通に食べていましたし、子供の頃は、お供え物に好きなお菓子を見つけると祖母にお願いしていただくこともしょっちゅうありました。

子供の私は自分で欲しいとねだって食べておきながら、

「仏さまのお菓子を下げてしまうと、仏さまは何を食べるの?」

と疑問が湧き、幾度が祖母に尋ねたことを覚えています。

そのたび祖母は、

「仏さまは線香の香りを召し上がるんだよ」

と教えてくれました。

そうして、大人になって知ったことがあります。

仏壇に飾るお花やお仏飯、食べ物などは、仏壇のご本尊へのお供えなのだという考え方です。

亡くなった方や先祖がお腹をすかさないようにとか、のどが乾かないようにという意味でお供えをするわけではないということですね。

確かに、すでに亡くなった方の「飢え」を気にかけるのは必要ないのかもしれません。

仏壇を飾って仏さまにお供え物を供えるということは、普段でも法要でも、いずれの時も、故人や先祖、仏さまへの感謝と敬いの心を表わす行為であることに変わりありません。

お盆のお供え物も同様で、いったんお仏前にお供えしたら、そのあと、お下げしてみんなで食べることで供養になるのだと思います。

お盆で仏壇のお供え物を食べるのはいつ?

お盆の時期のお供え物はいただきものが多いせいもあってか、お供えした後すぐに食べるのも悪い気がして、結局、果物などが傷んでしまうこともあるかと思います。

これは気持ちの問題もありますが、神さまも仏さまも、お供え物が放置されて傷むのは喜ばないですよね。

せっかくのお供え物がお下げしたときに食べられないのでは、何のためのお供え物なのかわからなくなります。

夏の暑い盛りがお盆の時期です。

お供え物を食べる時期は、お供え物の種類によって臨機応変に対応しましょう。

お盆のお供え物を食べるタイミング

お仏飯(ごはん)や茹でたそうめん・うどんは、お寺さんが読経にみえる時間帯に合わせてお供えして、その後すぐに下げる家が多いようです。

果物なら、ちょっと早めのものをお供えして、お盆期間中であっても悪くならないうちにお下げします。

果物が熟して食べ頃になっていれば、その時にいただきます。

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バナナなどは、一本ずつ取るようなことはせずに房ごと全部お取り替えするのがおすすめです。

アイスクリームや生菓子の場合は、まずはお供えして合掌。

そのあとすぐに冷凍庫や冷蔵庫に入れ、随時食べてもかまいません。

焼き菓子などの「日持ちする物」(乾麺・缶や瓶の飲み物・乾物など)は、お盆期間が過ぎても仏壇にお供えしている家も多くあります。

お供えを下ろす時期は家のしきたりなどによっても違いがありますが、大切なポイントはこの2点です。

  • まずは「最初に仏さまへ」という気持ち
  • お供え物を活かす(食べる・腐らせない・もったいない)姿勢

お盆にお供え物をする期間と処分方法

お盆の行事は15日を中心に、13日から16日までの間に行われるのが一般的です。

東京など関東圏の一部では旧暦に合わせた7月15日を中心にお盆が行われますが、

全国的には夏休みに合わせた月遅れお盆、8月13日から4日間行われるところが多く見られます。

このお盆期間とされている13日から16日までの間は、お供え物を欠かさないようにして故人やご先祖様を供養します。

お盆のお供え物の処分方法は?

 
菓子折りや果物、乾麺などお参りに来てくれた人に配れるようなものであれば、お供えしたあとに配ることは全く問題ありません。

たくさん頂いた菓子折りなどは、職場などに持って行き、お茶菓子としていただくのもOK。

また、お盆に仏壇や精霊棚にお供えしたものを食べることに抵抗がある場合は、無理をして食べる必要はありません。

食べられなくなったものは、キッチンペーパーや半紙などの白い紙に包んで、ゴミとして処分します。

ゴミに出す時は、仏前にお供え物を下げるご挨拶をして、お供え物をいただいた感謝の気持ちをこめて処分するのがおすすめです。

私の祖母はバナナの皮も「ありがとうございました」と言ってから、生ゴミとして扱っていました。

お盆のお供え物の食べ物を食べるのはいつ?仏壇にお供えする期間と処分方法 まとめ

お盆のお供え物はありがたくいただきます。

ごはんや日持ちのしないものは、その日のうちに。

果物やお菓子などは傷む前に下げていただきます。

お盆期間の14日から16日に欠かすことなくお供えした食べ物は、粗末に扱わず、おいしくいただくことが故人やご先祖さまの供養になりますよ。

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