2020年の秋のお彼岸はいつ?
いつからいつまでがお彼岸の期間?
彼岸入りと彼岸明けの日にちは?
その疑問、解消します!
毎年の秋分の日の決め方とその理由、
例年のお彼岸の日程の目安、
2020年9月のカレンダーも含めて、
わかりやすくお伝えします。
お彼岸っていつのこと?
9月は秋のお彼岸月。
厳しかった猛暑も影をひそめ、秋の気配を感じられる頃ですね。
しのぎやすい季節なので、秋のお彼岸を選んでお墓参りに出かける人も多いかと思います。
お彼岸は春と秋、年に2回あります。
春のお彼岸(春彼岸)は「春分の日」で、秋のお彼岸(秋彼岸)は「秋分の日」です。
春分の日と秋分の日は毎年異なります。
- 春分の日:3月21日頃
- 秋分の日:9月23日頃
「春分の日」と「秋分の日」は、いずれも昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。
お彼岸の期間は、「春分の日」「秋分の日」を中日として前後3日間、計7日間となります。
中日というのは、ちょうど真ん中にあたる日のこと。
春分の日・秋分の日を真ん中にした1週間が、お彼岸の期間ということです。
【春のお彼岸】
・春分の日が3月21日の場合
3月18日:彼岸入り(彼岸の入り)
3月21日:彼岸の中日(=春分の日)
3月24日:彼岸明け(彼岸の明け)
【秋のお彼岸】
・秋分の日が9月23日の場合
9月20日:彼岸入り(彼岸の入り)
9月23日:彼岸の中日(=秋分の日)
9月26日:彼岸明け(彼岸の明け)
お彼岸に入る日のことを『彼岸入り・彼岸の入り』と呼び、終わる日のことを『彼岸明け・彼岸の明け』と呼びます。
春分の日と秋分の日は、どちらも国民の祝日です。
◇ 国民の祝日について詳しくはこちら。
・祝日と祭日の違いとは?ひと目でわかる国民の祝日の意味を一覧で!
ちなみに、「国民の休日に関する法律」では春分の日、秋分の日を次のように決めています。
- 春分の日:自然をたたえ、生物をいつくしむ日
- 秋分の日:先祖をうやまい、なくなった人をしのぶ日
秋分の日は、先祖の霊を供養する仏事(お墓参りなど)が行われる日ですが、古くから農事としての意味合いも込められてきました。
実りの秋の豊作を祝い、感謝を捧げ、田の神さまを祀る儀式が古くからこの頃に行われてきたのです。
農作業に従事していた日本人にとって、秋分は作物の収穫のポイントとなる大切な時期だったんですね。
2020年の秋のお彼岸はいつからいつまで?
秋のお彼岸は、毎年、秋分の日を中日(ちょうど真ん中に当たる日)として、前後3日間を合わせた7日間です。
2020年の秋分の日は、9月22日(火)。
9月22日(火)を中日にして、前後3日がお彼岸の期間なので、
2020年のお彼岸の期間は、9月19日(土)~9月25日(金)
となります。
◆2020年秋のお彼岸がわかるカレンダー
お彼岸の期間は1週間ありますが、お墓参りは中日に出かける人が多いようですね。
暦上、祝日になっているほうが、行事としては都合がつきやすいからだと思われます。
秋分の日の決め方は?
「秋分の日」は毎年異なります。
秋分の日は祝日になっていますが、固定日ではありません。
なぜかというと、秋分の日は、天体観測から導き出される日付で、国立天文台が計算するものだからです。
国立天文台が計算したものを「暦要項(れきようこう)」といい、その年の2月1日に、この「暦要項」が官報に掲載されることで、翌年の秋分の日が正式に決められることになるのです。
ということは、たとえば2020年の1月31日の時点では、2020年の秋分の日は決まっていないというわけです。
秋分の日はなぜ変わるの?
秋分の日は、9月23日のことが多いですが9月22日になることもあります。
どうして日にちが変わるかというと、地球が太陽を一周する時間が、365日ちょうどではないからです。
天文学的に言うと、秋分の日というのは、地球から見た太陽の通り道(黄道)と、地球の赤道を天球上に延長したものが交わる瞬間(秋分点)が含まれた日のこと。
地球が太陽を一周するには、実際は、約365.242日(365日と6時間弱)かかります。
そのため秋分点は、毎年、約6時間ずつ後ろにズレていくことになるんですね。
また、うるう年も関係します。
うるう年は1日増えるので、うるう年の年は秋分点が、
「前倒しの24時間-後ろ倒しの約6時間=約18時間の前倒し」
となります。
ちょっとややこしいですね^^;
2012年からは秋分点が9月22日に入るようになったので、おおむね9月23日が秋分の日になっています。
ただ前述のように、秋分の日は国が決めているので、秋分点を含めた日を秋分の日とする現行法が、法改正で変わることもあるかもです。
秋のお彼岸はいつからいつまで?2020年の期間をカレンダーで! まとめ
お彼岸は春と秋、年に2回あります。
春のお彼岸(春彼岸)は「春分の日」で、秋のお彼岸(秋彼岸)は「秋分の日」です。
お彼岸の期間は、「春分の日」「秋分の日」を中日として前後3日間、計7日間となります。
秋のお彼岸は、秋分の日が9月23日の場合は、
9月20日:彼岸入り(彼岸の入り)
9月23日:彼岸の中日(=秋分の日)
9月26日:彼岸明け(彼岸の明け)
2020年の秋分の日は、9月22日(火)。
9月22日(火)を中日にして、前後3日がお彼岸の期間なので、
2020年のお彼岸の期間は、9月19日(土)~9月25日(金)
となります。
秋のお彼岸には、多くの人がお墓参りに出かけます。
普段はなかなかお墓参りの機会を作れなくても、秋のお彼岸は気候がいいので、ゆっくりとお手入れやお掃除もできるからかもしれませんね。
お参りの都合がつかなくても、秋のお彼岸には故人やご先祖さまに感謝して、穏やかに過ごしたいものです。
◇お彼岸のお墓参りについてはこちらの記事もご参考に。
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