すぐダメになっちゃう春菊、長持ちさせる保存方法は?
購入直後にすべきこととは?
冷蔵や冷凍の方法は?
その疑問、解消します!
春菊がシナシナになってしまう理由、
冷蔵&冷凍保存する時の2つの方法、
新鮮な春菊の見分け方も含めて、
わかりやすくお伝えします。
春菊の保存は購入直後の3秒がポイント!
葉物野菜が好きで、冷蔵庫にはいつも小松菜やほうれん草をストックしているんですが、中でも春菊が大好きです。
春菊は晩秋から冬にかけてが1年の中でも最もおいしい時期ですが、最近は苦みが少なくサラダ向きの品種もあったりで、年間を通して販売されています。
春菊には色々種類があって、鍋におすすめの火が通りやすい品種というのもあるんですよ。
といっても、春菊のかたい食感が好きという春菊フリークも多く、わたしもその1人です^^
香りも歯ざわりも独特の味わいがある春菊ですが、難点は日持ちしないこと。
春菊ってすぐダメになっちゃう印象ありませんか?
新鮮なものを買ってきても、冷蔵庫で保存しているうちに上の葉っぱからすぐシナシナとしてきて、
そのままにしておくと葉と葉がくっつくように傷み、根腐れもしてきます。
そんな傷みやすい春菊のとっておきの保存方法をご紹介しますね。
春菊は「買った直後のあるポイント」に気をつけると、冷蔵庫でも十分日持ちさせることができます。
春菊を買った直後にすべきこととは?
春菊は買ったらすぐに、春菊が入っている袋の上の部分をセロテープで止めてしまいます。
これが春菊を長持ちさせるコツの第一歩、3秒でできるアクションです。
スーパーなどで販売されている春菊はたいがい、こんなふうに袋の上部が開いていますよね。
この開いているところから水分が奪われて、春菊の葉がシナシナと萎れる原因となります。
なので、袋の上部の口を2つに折って、セロテープで止めます。
わかりやすいように、写真では赤いテープで2箇所止めています。
とにかく春菊の葉を空気に触れさせないことがポイントです。
レジで支払いを済ませたら、レジ袋や買い物袋にしまう前に即行で。
パッキングの形状によっては、春菊が袋の口から数センチくらいはみ出したものもありますよね。
そのような場合は、上からポリ袋をかぶせてください。
スーパーならセロテープもポリ袋も、お会計後に商品を買い物袋やレジ袋に詰める台に常設されているので上手に利用するといいですね。
わたしは近所の八百屋さんで春菊を買うことも多いです。
八百屋さんで春菊を購入する時は、あらかじめ用意しておいたポリ袋(使用済みのもの)を使っています。
買ったらすぐ春菊にポリ袋をかぶせるようにして、乾燥をふせぎます。
ポリ袋は使用済みのほうがサッと口が開いて使いやすいので、ふだんから買い物袋にいくつか入れています。
セロテープを貼るのも、ポリ袋をかぶせるのも、3秒もあればできること。
このちょっとしたポイントが、春菊の日持ちを大きく延ばすので、ぜひ試してみてください。
ちょっと高級店だと、春菊はこんなふうにあらかじめテープで止められて販売されています。
新鮮な春菊の選び方
春菊を長く日持ちさせたいなら、新鮮な春菊を選ぶことも重要なポイントです。
春菊は柔らかいものは生で食べられるほどですが、その分、他の葉物野菜と比べても鮮度が失われやすいものです。
わたしが春菊を選ぶ時のポイントをご紹介しますね。
- 緑の色が濃いもの
- 葉がしゃきっとして茎にハリがあるもの
- 茎が太すぎず根本の方まで葉がついているもの
- 香りが強いもの
- 袋の底部を見て、切り口が新鮮なもの(切り口が茶色いと古い)
- 切り口の芯(中心)が白くないもの(白いとスジっぽい)
春菊は葉っぱがギザギザしているのが特徴ですが、このギザギザの切り込みが深いものは春菊の持つ独特な風味が強く、ギザギザの切り込みが浅く広がっているものは、香りや苦みがマイルドでです。
お好みや料理の種類に合わせて選ぶとよいですね。
春菊を冷蔵庫で保存する方法
袋の上部をセロテープで止めたり、ポリ袋をかぶせた春菊なら、そのまま冷蔵庫の野菜室で立てたまま保存できます。
野菜室の環境にもよりますが、わたしの家では2日は平気です。
3日以上持たせたい時のわたしのズボラな方法をご紹介しますね。
購入直後にセロテープで袋の上部を止めた春菊です。
セロテープで止めた春菊の袋の下部を5~6cmほどハサミでカットします。
こんな感じ。
適当で大丈夫です^^
より長く持たせたいなら、茎の根元をハサミで少しカットします。
生花と同じで、春菊も茎をカットしてやると、水の吸い込みがよくなります。
カットしてむき出しになった春菊の根元部分を濡らしたキッチンペーパーでぐるりとおおうように包みます。
キッチンペーパーで根元をおおった春菊は、立てて野菜室で保存します。
写真で春菊を立てるのに使っているのは2リットルのペットボトルを1/3くらいのところでカットしたものです。
冷蔵庫で保存する場合は、昔ながらの新聞紙で包む方法もあります。
軽く濡らした新聞紙に包み、ポリ袋やビニール袋、レジ袋などに入れて保存します。
新聞紙を濡らすときはベチャベチャはNG。
かえって葉腐れを引き起こしてしまうので、霧吹きで濡らすのがおすすめです。
新聞紙を使って保存する時も、根元を下にして立てた状態にするのが理想です。
野菜は畑で育っている時の状態に近いほうが、野菜にとって負担が少なく長持ちします。
春菊を冷凍保存する方法
新鮮な春菊を見つけたり、セールで安く購入できる時は冷凍保存がおすすめです。
春菊を冷凍保存するには
「茹でてから冷凍する方法」と、「生のまま冷凍する方法」があります。
茹でてからの冷凍は、そのまま自然解凍で食べられるので便利ですね。
わたしはナムルにしたり鍋に入れたり、加熱料理に使うことが多いので、いつも生のまま冷凍しています。
冷凍することによって春菊の繊維が壊れるので、いずれも食感は冷蔵で保存するものとは異なります。
生の春菊とは違った独特の食感になるので、それはそれで春菊の別の味わい方ができますよ。
茹でてから冷凍する方法
熱湯に塩を入れ、春菊を、さっとかために茹でます。
茹で足りないかな、と思うくらいで十分です(30秒ほど)。
すぐにザルにあげ、冷水で冷やします。
冷水で冷やさないと、春菊が予熱で柔らかくなってしまいます。
粗熱が取れたら、水気を絞って食べやすい量に小分けします。
カットするかどうかは、お好みです。
小分けしたものをジップロックなどのフリーザーバックに入れて冷凍庫で保存します。
お浸しや和え物にするなら自然解凍、味噌汁や鍋の具なら凍ったまま鍋に入れます。
生で冷凍する方法
春菊を洗い、よく水気を切り、使いやすい大きさにカットします。
わたしは5cmくらいにカットしています。
うちは春菊の消費量が多いので、小分けにはせず、春菊1パックにつき1つのフリーザーパックに入れて冷凍保存しています。
冷凍保存の期間は3~4週間ほど。
もちろん、早く食べるに越したことありませんが、春菊好きとしては
「春菊のストックがある」
と思うと安心するので、春菊の冷凍保存は欠かしたことがありません。
春菊の冷凍はすぐ使いたい時は流水ですぐ解凍出来ますし、自然放置でもかんたんに解凍できるのでとても便利。
鍋なら、そのまま入れることもできますしね^^
春菊の保存は買ってすぐの3秒が重要!冷蔵冷凍で長持ちさせるコツとは? まとめ
春菊を長持ちさせるには、買ってすぐ、購入直後のひと手間が重要です。
春菊が入っているパックをセロテープで止めたり、ポリ袋をかぶせるのは3秒あればカンタンにできちゃいますよね。
買ってきた春菊を長持ちさせたいなら、購入時に新鮮な春菊を選ぶのも大切なポイント。
美味しい春菊の見分け方は以下の通りです。
- 緑の色が濃いもの
- 葉がしゃきっとして茎にハリがあるもの
- 茎が太すぎず根本の方まで葉がついているもの
- 香りが強いもの
- 袋の底部を見て、切り口が新鮮なもの(切り口が茶色いと古い)
- 切り口の芯(中心)が白くないもの(白いとスジっぽい)
春菊を冷蔵庫で保存する場合は、
- 水で濡らしたキッチンペーパーで春菊の根本を包む
- 濡らした新聞紙で包む
といった2つの方法をご紹介しました。
いずれの場合も、野菜室で春菊を立てて保存します。
春菊を冷凍で保存する場合は、以下の2つの方法があります。
- サッと茹でて冷凍する
- 生のまま冷凍する
春菊はカロチンなど栄養価が豊富で、独特の味と香りを持つ葉物野菜です。
傷む前に食べきれるように、献立にあわせた春菊の保存方法を選んでくださいね。
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