6月を水無月というのはなぜ?月の読み方の由来や別名をわかりやすく!

6月を水無月というのはなぜ?月の読み方の由来や別名をわかりやすく!

月の読み方で水無月ってなんて読むの?

6月を水無月と呼ぶのはなぜ?

水無月以外にも異名や別名はある?

その疑問、解消します!

水無月の由来、

新暦と旧暦(陰暦)のズレから来る6月の季節感、

和風月名の名称、

別名の解釈も含めて、

わかりやすくお伝えします。

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月の読み方で水無月はなんと読む?

ついこのあいだ新年を迎えたような感覚ですが、6月に入るとあっというまの半年だなぁと、毎年毎年、梅雨空を見上げながら思ったりします。

東京住まいのわたしは、6月というと、どうしても「」の印象が強い月です。

統計では9月の降水量が多い時もあるようですが、6月は梅雨時シーズンのイメージが強く、雨が多くて水がたっぷりあるイメージ。

水のイメージの6月は旧暦で「水無月」といいます。

水無月の読み方は?

水無月は「みなづき」と読みます。

もともと水無月は旧暦の6月を指す言葉。

旧暦というのはずっと昔から使われていた暦で、明治5年12月2日まで使われていた暦のことです。

今、わたしたちが使っている新暦は太陽の動きを元に暦が作られていますが、旧暦は『月の満ち欠け』を元に作られていました。

そのため、旧暦には「月」の文字通り、1月は『睦月(むつき)』、2月は『如月(きさらぎ)』といったように、「月」がつくものが多くあります。

旧暦の月名は、「和風月名(わふうげつめい)」とも呼ばれます。

◇ 和風月名について詳しくはこちら。
日本の旧暦の月名「和風月名」もう忘れない別名の覚え方オリジナル5選
 

和風月名は旧暦の季節や行事に合わせたもので、現在の暦でも使用されることがありますが、現在の季節感とは1~2ヶ月ほどのずれがあります。

ですが、現在は

旧暦6月=新暦6月

と考えて、水無月を新暦の6月の別名(異名・異称)として使用しています。

ちなみに、「水無月」という名称の和菓子もあり、6月に邪気払いとしていだたく習慣があります。

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◇ 和菓子の水無月について詳しくはこちら。
和菓子の日とはどんな日?6月16日の由来と嘉祥菓子の意味もご紹介

さて、水無月は新暦の6月の別名でした。

参考までに、月の別名をご紹介しますね。

旧暦(和風月名)で1月から12月はなんて言うの?

1月から12月の旧暦月名は次の通りです。

 

和風月名

1月:睦月(むつき)

2月:如月(きさらぎ)

3月:弥生(やよい)

4月:卯月(うづき)

5月:皐月(さつき)

6月:水無月(みなづき)

7月:文月(ふみつき)

8月:葉月 (はづき)

9月:長月(ながつき)

10月:神無月(かんなづき)

11月:霜月(しもつき)

12月:師走(しわす)

6月を水無月と呼ぶのはなぜ?

 
1年のうちで雨季にあたる6月を、「水無月(水の無い月)」と記すのは、なぜなのか。

6月は梅雨のイメージがあったので不思議に思っていましたが

高校生の時、古文の宿題で、その理由を調べることになりました。

当時はネットもなく、図書館に行ったりして、手間暇かけて、リポートを作ったものでした^^;

で、6月が水無月と呼ばれる由来です。

6月といえば夏の初め、初夏の頃ですよね。

北海道を除く各地では梅雨の時期であり降水量も多くなります。

ただ旧暦だと、今の暦とはちょっとずれているんですね。

本来の旧暦の水無月は、現在の6月下旬から8月上旬の頃です。

いずれにしても、雨の多い季節ではあるんですが。

「無」は「ない」じゃない?

水無月の由来には諸説ありますが、広く知られているのは、水無月の「」の意味の捉え方によるものです。

水無月の「無」は、「水が無い」ということではなく「水の月」という意味だとする説があります。

『水無月の「無」は、かって使われていた連体助詞の「な」である』

という解説書を読んだことがあります。

連体助詞というのは、名詞を修飾する文節を作る助詞のこと。

この、昔の連体助詞の「な」が、現代の助詞の「の」の相当するものなので、水無月の意味は、「水の月」になるという説です。

昔の日本人は農作業に従事している人が多く、梅雨のおかげで、どこの田んぼにも水がたっぷりあることが由来して「水の月」となったというわけです。

なるほど、合点がいきますよね。

本当に水が無い?

「水の月」は、田んぼには水がたっぷりと潤沢にある説ですが、

田んぼに水を引かなければならないので、田んぼ以外は水が無くなる

といった理由で、「水無月」という説があります。

田植えが終わった「皆仕尽(みなしつき)」

「水の月」説のほかにも、「皆仕尽(みなしつき)」の漢字が転化されたものだという解釈もあります。

旧暦の6月は、ちょうど、田植という大仕事を終える時期にあたります。

「今年も無事に、みな(all)、田植えの大仕事をし尽くした、終えた」

という意味から、「皆仕尽」とされたという説です。

水が枯れた?

梅雨が明けて、夏の暑さで水が枯れてしまうから「水無月」という説です。

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水無月以外の6月の別名は?

6月は水無月以外にも、さまざまな呼ばれ方をしています。

代表的なものをご紹介しますね。

水張月(みづはりづき)

旧暦の6月は、田んぼに水を張る月であることから水張り月と呼ばれます。。

皆仕月(みなしつき)

前述しましたように、皆仕月には、

「田植えの農作業が終わり、みな、し尽くした」

という意味があります。

建未月(けんびげつ・けんびづき)・未の月(ひつじのつき)

「建」の文字は北斗七星の柄を意味します。

古代中国では冬至を含む月に、北斗七星の柄(取っ手)の先が真下(北の方角)を指すことから、この月を十二支の最初である「子の月(ねのつき)」としました。

「子の月」は11月、12月は「丑の月(うしのつき)」、翌1月は「寅の月(とらのつき)」と呼ばれ、6月は十二支の「未」にあたります。

建寅月(けんいんげつ)・寅の月(とらのつき) → 陰暦1月

建卯月(けんぼうげつ)・卯の月(うのつき) → 陰暦2月

建辰月(けんしんげつ)・辰の月(たつのつき) → 陰暦3月

建巳月(けんしげつ)・巳の月(みのつき) → 陰暦4月

建午月(けんごげつ) ・午の月(うまのつき) → 陰暦5月

建未月(けんびげつ)・未の月(ひつじのつき) → 陰暦6月

建申月(けんしんげつ)・申の月(さるのつき) → 陰暦7月

建酉月(けんゆうげつ) ・酉の月(とりのつき) → 陰暦8月

建戌月(けんじゅつげつ)・戌の月(いぬのつき) → 陰暦9月

建亥月(けんがいげつ) ・亥の月(いのつき) → 陰暦10月

建子月(けんしげつ) ・子の月(ねのつき) → 陰暦11月

建丑月(けんちゅうげつ) ・丑の月(うしのつき) → 陰暦12月

晩夏(ばんか)

晩夏は、夏の終わりの頃を意味します。

旧暦の季節の分け方は、

  • 春:1月・2月・3月
  • 夏:4月・5月・6月
  • 秋:7月・8月・9月
  • 冬:10月・11月・12月

となるので、6月は夏の終わりの月なのです。

青水無月(あおみなづき)

青水無月は、青葉の生い茂るころ、という意味です。

「水無月」自体が旧暦6月の異名でしたね。

弥涼暮月(いすずくれづき)・涼暮月(すずくれづき)

弥涼暮月涼暮れ月には、涼しい暮れ方の月という意味があります。

常夏月(とこなつづき)

常夏月には、常夏の花である撫子の花が咲く月という意味があります。

季夏(きか)

季夏の「季」は四季の終わりを意味します。

そのことから、「夏の終わり」という意味です。

風待ち月(かぜまちづき・かざまちづき)

風待ち月には、暑くなってきて、吹く風が待ち遠しい月という意味があります。

蝉の羽月(せみのはづき)

蝉の羽月は、6月になると、蝉の羽のように、透けそうな薄い着物を着ることが由来しています。

夏越の月(なごしのつき)

夏越の月には、「夏越の祓(なごしのはらえ)」という行事が行なわれる月という意味があります。

鳴る神月(なるかみづき)・鳴雷月(なるかみづき・めいらいつき)

鳴る神月鳴雷月には雷鳴が多い月という意味があります。

昔は神さまが雷や稲妻として姿を現すと考えられていたことから、「神」という字があてられました。

松風月(まつかぜつき)

松風月の「松」の漢字には、「待つ」をかけています。

風を待つ(松)月。

暑くなって、風が待ち遠しい月という意味です。

6月を水無月というのはなぜ?月の読み方の由来や別名をわかりやすく!まとめ

6月の別名、水無月。

「水が無い月」と書きますが、水が無いわけではないんですね。

水無月の「無」は、「の」にあたる連体助詞の「な」で、「水の月」という意味があるという説があります。

「水がある」という意味では、「水張月(みづはりづき)」「水月(みなづき)」といった6月の別名もあります。

一方で、梅雨が明けて、夏の暑さで水が枯れてしまうから「水無月」という解釈もあります。

どちらにしても、6月は「水」が関係する月となっているのは、日本人ならではの感性を感じるネーミングですね。

ちなみに、英語で6月は「June」。

Juneは「6月の花嫁」を意味するジューンブライドで有名ですよね。

Juneはローマ神話のユピテル(ジュピター)の妻、古代ローマの女神ユノ(ジュノー:Juno)の名前が由来しています。

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